ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- *to the very end*
- 日時: 2009/08/29 19:52
- 名前: 百世 ◆YZgpCc4n/Q (ID: E0cJIekf)
皆さん、こんにちわ!百世です(-ω-)/
タイトル「*to the very end*」を日本語に訳すると
「最後の最後まで」という意味です。
この小説にピッタリな言葉だと思って、つけました。
【作者】百世 【学年】中学2年生です!
【この小説のテーマ】運命
【一言】是非読んでみてください!
コメントはWelcomeです♪
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- Re: *to the very end* ( No.1 )
- 日時: 2009/08/29 19:58
- 名前: 百世 ◆YZgpCc4n/Q (ID: E0cJIekf)
【主な登場人物】
□佐倉 零 (サクラ レイ
このお話の主人公。14歳、中学2年生。
肩より少し長い黒髪に蒼い瞳。
「チカラ」を持っている。
■青葉 ユウ (アオバ ユウ
佐倉零の幼馴染。14歳、中学2年生。
クセのついた茶髪に緑の瞳。
父親が日本人、母親がフランス人のハーフ。
- Re: *to the very end* ( No.2 )
- 日時: 2009/08/29 20:08
- 名前: 百世 ◆YZgpCc4n/Q (ID: E0cJIekf)
【ハジマリ】
「弱くなっちゃったねぇ?・・・クスクス!」
貴方には弱すぎた?でも、貴方は馬鹿よ。
まだ私がかけた罠に気づかない。ねぇ、はやく。
はやく気づいて?きっと、おもしろいわ。
「何だよ、その目は。・・・そんな余裕あるの?」
余裕はない。もう疲れちゃったから。
眠って、また貴方に会いに行くからね?
覚悟してて。新しい私で、また会いに行く。
暗闇に光るのは、彼女の蒼い瞳。
その瞳は、キラキラと輝いているのだ。
「じゃ。おやすみ?僕の憎い人・・・レイシー」
- Re: *to the very end* ( No.3 )
- 日時: 2009/08/29 20:24
- 名前: 百世 ◆YZgpCc4n/Q (ID: E0cJIekf)
【第1話 佐倉零】
「ユウ!何してんの?」
ポカン、と数学の教科書がユウの頭に当たる。
そして、その数学の教科書はフワフワと零の元へ。
「零、今、使っただろ?」
「うん。使ったけど?何か問題でも?」
「問題アリだ!この・・・馬鹿ッ!」
青葉ユウが、怒鳴った。佐倉零に向かって。
零はどうして怒られてるのか分からずにいる。
・・・どうして?使っちゃ駄目だっけ?
零は今、超能力を使って数学の教科書を浮かせた。
それだけなのに?
「なッ、何でよ?超能力、使っちゃ駄目なの?」
「言われただろうが。余波の話!覚えてないのか?」
「あ!余波ね?私の能力は強いから、余波が出て・・・」
確か、余波が出て、悪いものを呼び寄せる。
でも悪いもの・・・って何なの?
私は知らないのに、ユウは知っているんだから。
- Re: *to the very end* ( No.4 )
- 日時: 2009/08/30 14:45
- 名前: 百世 ◆YZgpCc4n/Q (ID: 4CQlOYn7)
【第2話 Who is she?】
今、零とユウがいるのは放課後の教室である。
もちろん、零とユウの2人だけ。
零は少しだけムッ、としてユウに聞いた。
「ずるい。いつもユウだけ知ってるんだから!」
「だって雪さんが、俺だけに・・・」
「能力者は私なの!どうして私に教えてくれないの?」
んもう、雪さんったら!
私には何も教えてくれないんだから!!
あ。雪さん、とは私みたいな超能力者を研究する人。
すごく優しくて、綺麗な人なんだけどね。
「零・・・?」
「もういい。こうなったら・・・!!」
バチバチッ、と音がした。零の周りでは青白い光が音をたてていた。
・・・コイツ、俺のこと拷問するつもりだ。
ユウは静かに手を上げる。そして・・・
「静まれ、零」
バチィン!!
「・・・っがぁ?!」
零の周りにあった光は消えた。能力もオフになった。
ユウには零の能力を抑えることができるのだ。
「・・・ユウ!」
零は真っ青な瞳でユウを睨みつけた。
『見ぃつけた。・・・クスクス』
遠くでそれを見ていた人がいた。
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