ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 虐められっ娘は不老不死暗殺者
- 日時: 2009/08/31 17:26
- 名前: ヴァンタ ◆pRcD8ykd8Y (ID: c7fvzNLL)
どうも!!ヴァンタと申します!!
最近社会問題系の話にはまっておりましてね
もし虐められっ娘が暗殺者だったらどーなんだろう
と思ってスレを立てました。多分めっちゃくちゃ
人が死ぬのでご注意ください。
登場人物
魔神 鬼伊那(まじん きいな:♀)
穂坂 亜玖蛙(ほさか あくあ:♂)
市原 弥雲(いちはら やくも:♂)
八川 亜理紗(はちはら ありさ:♀)
これからも増える予定です。
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- Re: 虐められっ娘は不老不死暗殺者 ( No.1 )
- 日時: 2009/08/31 09:57
- 名前: ヴァンタ ◆pRcD8ykd8Y (ID: c7fvzNLL)
ー プロローグ −
私は不老不死の暗殺者。
だから死ねないの。
死にたいけど死ねない。
死にたくないけど死ねない。
今は21世紀。
私が生まれて千年たった。
そして私は殺意を抑えきれずに人を殺す。
さよなら哀れで数十年しか生きれない方達。
- Re: 虐められっ娘は不老不死暗殺者 ( No.2 )
- 日時: 2009/08/31 16:02
- 名前: ヴァンタ ◆pRcD8ykd8Y (ID: c7fvzNLL)
第一話
「シャワーをかけてあげましょうね〜」
「や・・・・やめて」
そう言って私に泥をかける。なんて哀れな。
たったの数十年しか生きれない分際で。
彼女達は大人数で群がる。
それがイライラしてたまらない。どうしよう。
殺したくなってきちゃった。
殺意を抑えても殺気を抑えられない。
キーンコーンカーンコーン
タイミングよくチャイムが鳴る。
彼女達は舌打ちをして教室に戻った。
こういう奴らは弱いんだよな。
私は苛めのグループリーダー
『八川 亜理紗(はちかわ ありさ)』の母親と
同級生である。ソイツにも苛められた。
親子二代変わらずだ。
「魔神遅いぞ!!・・・どうしたその泥は」
「ああ・・・これ何にもないです」
教室に入ってきた私に先生が怒鳴った。
正直構ってくれなくてもいいのに。
授業に集中できないだろと怒られても先生が私を
気にしなければいい話。近頃の人間は学習しない。
「まぁいい授業に戻るぞ」
くすくす笑う八川たちが五月蝿い。
正直睨みたい所だがが睨むと仕返しが怖いから。
授業が終わればまた苛め。世間は狭い。
五百年前はこんな苛めはなかった。
人間も堕ちたものだ。私も人間だがコイツら
よりは堕ちていない。断言できる。
キーンコーンカーンコーン
「これで今日の授業は終わりだ宿題はしっかりするように」
「はーい」
これで一応家に帰れる。だがその前に保健室によらないと。
今朝自分のシャーペンで手首を切ったからだ。
これは誰にも目撃されていない。血は止まってない。
千年も生きると体が脆く感じてしまう。
「鬼伊那ちゃ〜んウチらと一緒に来てくれないかな」
「えっ・・・・」
またか。まぁいい。屋上から突き落とされても死なないし。
だが手首を見られるのは正直な所嫌だ。
ここは丁重にお断りするか。聞いてくれないだろうけど。
「今日は家の用事で早く帰らないと・・・」
「そんなの関係ないじゃん」
「でも・・・本当に早く帰らないと」
「だからカンケーンねぇだろ!!」
仕方ない。これ以上話してもきりがない。
八川に殴られるのも嫌だ。皮が剥けてしまう。
まぁ亜玖蛙に後で見てもらえばいいことだし。
ついて行った先には屋上のドア。ここから落とすつもりか。
それか髪の毛を切るとか。酷い場合には刺されたり。
毎度の事ながら緊張してしまう。なんか嫌な予感がする。
- Re: 虐められっ娘は不老不死暗殺者 ( No.3 )
- 日時: 2009/08/31 17:21
- 名前: ヴァンタ ◆pRcD8ykd8Y (ID: c7fvzNLL)
第二話
屋上のドアを越えると20人近くの女子が集まっていた。
この状況26年前と同じ。八川の母親にされた事。
様子からして落とされるなここから。なんともないんだけどね。
「あんたさ何その態度」
「何って・・・」
「お前ムカつくんだよ!!そんなに可愛くもないくせにさ」
「それでここから落ちろって意味ね・・・・」
「!!そういう事(態度が生意気になった)」
「ならお望みどおりに」
私は塀に上って落ちる体制を取った。
皆驚いてる。特に八川。母親と同じ表情だ。笑える。
落ちようとした瞬間、1人の女子が出てきた。
「あなた死んじゃうのよ!!」
「だから?」
「だからって・・・・」
そう言って私は落ちた。大丈夫下には亜玖蛙がいる。
それにしてもこの飛び降りも何回目かな。
157回目ぐらい。ギネスに載る記録。
「アイツ落ちたよ!!」
「どうすんの!?亜理紗!!」
「だ、大丈夫よ自殺にしておけば」
もうそろそろ地面だな。ふと下を見た。亜玖蛙がいない。
ヤバイ。これで1235回目の死を迎える。どうしようか。
そして地面に顔がつく瞬間。パシッと誰かが
私の体を掴んだ。この力は亜玖蛙じゃない。
顔を見るとそれは隣の席の
『市原 弥雲(いちはら やくも)』だった。
なんとなく自分が情けなく感じた。
「魔神、お前何してんだよ!?」
「飛び降り、屋上のお嬢様方のお望みだから」
「屋上?」
市原が屋上を見た時八川達は隠れてた。
意外な人物が助けてくれた。せめて先生が良かった。
「鬼伊那ちゃーん!!」
「穂坂先生」
「亜玖蛙」
亜玖蛙今来たか。来るのが遅い。仕事してたかも
しれんが来るのが遅すぎる。
ごめんごめんと私に謝る。まぁ別にいいんだけど。
市原はさっき合った事を亜玖蛙に説明した。
「鬼伊那ちゃん助かったねぇ」
「来るのが遅い、この2ヶ月で体が鈍ったか」
「アハハハッ酷いな〜」
この会話を聞いていた市原は不思議そうに見ていた。
それもそうだ。保健室の先生が生徒に叱られているのだから。
市原は私に質問してきた。
「お前らどういう関係なんだよ」
「言えない」
「あっそうそう鬼伊那ちゃん今日はお肉の安売り」
「そうか・・・晩飯よろしく」
あんまり知られたくない。私達の過去を。
- Re: 虐められっ娘は不老不死暗殺者 ( No.4 )
- 日時: 2009/08/31 17:46
- 名前: ヴァンタ ◆pRcD8ykd8Y (ID: c7fvzNLL)
第三話
「先生に言わないと」
「そんな必要はない」
「えっ?」
「亜玖蛙、先生」
「そうだった」
そう言う必要はない。私達で後始末は出来る。
それにこんな貧弱な男に任せられない。
市原は美形でモテる。私に構ってる暇はないのでは?
「俺、家まで送ろうか?」
「大丈夫それにお前みたいな貧弱に警護してほしくない」
「貧弱!?」
「じゃあね亜玖蛙行くよ」
「帰りにスーパーに行くからね」
市原を1人残し学校をあとにした。
帰りにスーパーによって肉を買った。
亜玖蛙の奴もババ臭くなったものだ。
それしても八川の奴はどうなったんだ?
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