ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 私 アヤカシ 殺し屋 〜君はもう帰れない〜
- 日時: 2009/08/31 15:53
- 名前: 爽花 (ID: DGGfSCZ7)
★クリック有り難うございます。爽花【サヤカ】といいます!ダーク・シリアス小説は初めてなので、上手く書けるかどうかわかりませんが、宜しくお願いします★
●荒らしは禁止です。居ても無視です●
●コメントやアドバイス、誤字等ありましたら書き込んでください●
●上手く書けるか&完結できるかわかりませんが、頑張るので応援などして頂けたら、嬉しいです●
Ψ主な登場人物Ψ
Ⅰ 諷【フウ】
・女子
・14歳
・妖殺し屋
・身長135㎝〈チビ〉
・幼い頃に両親を亡くしている
・自分の事を「オレ」という
・愛槍の名は『希楓』
Ⅱ 衡【コウ】
・男子
・14歳
・妖殺し屋
・身長182cm〈デカ〉
・諷の幼馴染
・愛剣の名は『璽虹』
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- Re: 私 アヤカシ 殺し屋 〜君はもう帰れない〜 ( No.1 )
- 日時: 2009/08/31 16:01
- 名前: 爽花 (ID: DGGfSCZ7)
Ψ プロローグ
今日からオレも一人前。
妖を殺しに行く。
人間なんて、感情に振り回されて、すぐ妖に取り付かれる。
弱い奴じゃないか—————。
父さん、母さん。
今、
仇をとりに行くよ・・・
- Re: 私 アヤカシ 殺し屋 〜君はもう帰れない〜 ( No.2 )
- 日時: 2009/08/31 16:34
- 名前: 爽花 (ID: DGGfSCZ7)
Ψ 【先ずは仕事内容の説明】
オレの名前は諷。
女だ。
人間ではない。
妖殺し屋だ。
そうか。妖殺し屋の仕事内容を説明しよう。
妖殺し屋というのは、人間に取り付いた妖を殺すのが主な仕事だ。
人間の心の助けをオレ等妖殺し屋が察知して、(助けを求めた人間のことを、依頼人という)妖を殺しに人間界へ行く。
人間に本当の名は明かさない。
なんせオレ等には、名字というものがないからだ。
「諷です」といったところで、「名字は?」と訊かれるのが落ちだ。
だから、名乗る名は『佐崎 喪』【ササキ モモ】。
人間界ではそこら辺に居る様な普通の名前にした。
と、偉そうに言った所で実はオレ、依頼を受けたことが一度もない。
何しろ、ついさっき1人前の妖殺し屋になったんだから。
〔・・・た・・・・タスケ・・・テ・・・〕
声が聞こえた。
初めての依頼・・・。
〈オウケシマシタ〉
相手に返事を返す。
初めて降り立つ、人間界。
そこは・・・
- Re: 私 アヤカシ 殺し屋 〜君はもう帰れない〜 ( No.3 )
- 日時: 2009/08/31 19:32
- 名前: 爽花 (ID: DGGfSCZ7)
Ψ 【人間界は恐ろしい】
オレが降りてすぐにきずいた事。
『くせぇ。きたねぇ。暑い。』
この三つが一番嫌なことだった。
〔たすけてぇ・・・こっち・・・・・だ・・・ょ・・・〕
こっち・・・・?
声のするほうを向いた。見えたのは、校舎・・・?
学校らしい。依頼人が通っている学校かもしれない。行ってみよう。
ぶゎ・・・・・!
突然風が吹いた。
体の小さいオレは14.76Mほど吹き飛んだ。
「あ?悪り・・・。居たのか、諷」
こんな生意気な口に聞きかたをするのはオレが知っている中でただ一人。
「衡・・・」
こいつは衡。オレの幼馴染だ。
「やっりー!諷と同じ依頼か?」
「知らん。消えろ」
「きゃ〜、酷い」
「お前も初めての依頼だろ?ヘマすんな」
「諷こそ」
〔タス・・・け・・・・〕
来た・・・
「行くぞ。馬鹿衡」
校舎に入る。
ぴちゃッッッッ!
「わ」
なにこれ・・・・
血・・・・?
「ゎー。ドス黒・・・・」
ほんと。赤いって言うより黒い。
「ぁ・・・・・ぁなたたち・・・誰・・・?」
後から声がする。
振り返る。
女の・・・子?
「依頼人かな?」
衡に言う。勿論小さい声で。
「そう。同じ気配がする」
気配を感じられるなんて、中々やるじゃん衡。
「貴女・・・誰・・・?」
「オレ・・・じゃない・・・私は・・・佐崎 喪」
「貴方は・・・?」
「俺?俺は新海 凪【シンカイナギ】」
こいつ!オレよりカッコいい名前使いやがって。
「佐崎喪ちゃん・・・?新海凪君・・・?」
「「うん」」
はもるな。
「わたしは・・・苑風 白架【ソノカゼクウカ】」
依頼人の名前は苑風白架。
!
びちゃッッ!!
「貴方達を・・・・滅す・・・」
「血・・・・」
- Re: 私 アヤカシ 殺し屋 〜君はもう帰れない〜 ( No.4 )
- 日時: 2009/09/02 19:42
- 名前: 爽花 (ID: DGGfSCZ7)
Ψ【血が来る方向】
「ふ・・・じゃない、喪、大丈夫か?」
「オレは平気だ。この血、どっからきてる?」
「苑風の後・・・あの、教室みたいな所からだと思う」
教室か・・・
「オレ、行ってくる。こう・・・・じゃねえ、凪、こっち宜しく」
名前が違うってメンドくせえ。
でも苑風に聞かれてるかもだから・・・。
「気をつけろよ」
「わぁーってるって」
よし。
オレが一歩踏み出したとたん・・・
「来ないで!!」
苑風の後から来る大量の血。
赤いというより、黒。いや、黒よりもっと深い色。紺色・・・?でもないが・・・。
とりあえず、愛槍の希楓で防御しながら進む。
ガラ・・・
扉を開けた。そこには・・・
たくさんの子供・・・
死んで・・・・る・・・?血塗れだ。
飛んできた血はこの子達のものだったんだ。妖か・・・
「ッッ!諷!そっちどうなってる!?」
衡の声。
随分焦っているようだ。
「血塗れの子供達が居る。死んでるみたいだ」
キュァンッッ!
多分この音は、衡の愛剣、璽虹が掠り合った音。
「居た!」
「何が!?」
オレは慌てて衡達が居る廊下へ行く。
そこに居たんだ・・・。
「「妖!」」
間近で見ると、かなり怖い。
人間だったら足が竦むだろう。
「行くぞ、諷」
「おぅ」
オレは飛ぼうとした。
ベッチ—————————ン!!!!
「!?」
何かに足をつかまれた。
そして見事に、漫画のようにすッ転んだ。すごい音がした。
鼻いてえ。
つくづく間抜けだと思うよ、自分でも・・・。
「あ!妖は・・・」
「逃げた」
逃がすなぁぁぁぁ!!
転んだ俺が悪いんだども。
ぬる・・・
「え・・・?」
何かにつかまれたと思ったもの。
死んだ子供の、手。
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