ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 傷と嘘の物語 改
- 日時: 2009/09/05 15:07
- 名前: 紅葉 ◆YZgpCc4n/Q (ID: 3RSwxYeD)
こんにちは。
「Who is she?」を書いている紅葉です。
2作目を書くことにしましたー!!
前回の「傷と嘘の物語」はロックして、改めて「傷と嘘の物語」を書くことにしました。
なので「改」がついています。
是非、読んでみてください!コメントはWELCOMEです!
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- Re: 傷と嘘の物語 改 ( No.1 )
- 日時: 2009/09/05 15:21
- 名前: 紅葉 ◆YZgpCc4n/Q (ID: 3RSwxYeD)
【第00話 ハジマリ】
仲間が死んでいくのは嫌。目の前で死んでいくのは嫌。
私のせいで、たくさん死んでいくのでしょう。
仲間が、家族が、死んでいくのは嫌だ。
私の心が弱いからでしょう。もう、強くなれないよ。
「どうしたら・・・いいのですか・・・?!」
どうしたら、いいのですか?神様?
どうして私はこんな簡単なことに気づかなかったの?
一つだけ。一つだけ、あるじゃない?
自分ヲ 壊シテ シマエバイイノヨ ネ?
- Re: 傷と嘘の物語 改 ( No.2 )
- 日時: 2009/09/05 16:03
- 名前: 紅葉 ◆YZgpCc4n/Q (ID: 3RSwxYeD)
【】
三日前、私たちのクラスに転校生がやって来た。
名前は宮部莉子ちゃん。とても美人な女の子である。
私はその、美人さん、ではなく莉子ちゃんと仲良しになったのだ。
「ねぇ、澪。放課後さ、暇かな?何か用事とか、ある?」
「放課後?えー・・・ないかな。暇だよ!」
「本当?じゃあ、一緒に帰ろうね。約束ね?」
私は小さく頷く。放課後は、莉子と帰る約束、と。
鞄に教科書を入れる。・・・あ、雨降ってるじゃん。
そして、窓からみえたヒトを見つめる。小さな女の子だ。
私がみている女の子は、幽霊。
そう。私は幽霊がみえるのです。
「澪?何みてるの?何か、あった?」
「あっ・・・何もないよ!気にしないで!」
笑った莉子の目が、不気味に輝いたのに、私は気づかなかった。
- Re: 傷と嘘の物語 改 ( No.3 )
- 日時: 2009/09/05 16:04
- 名前: 紅葉 ◆YZgpCc4n/Q (ID: 3RSwxYeD)
・・・あ!第01話って書くの忘れた・・・
ごめんなさい!第01話:幽霊がみえる少女、です。
登場人物は次回書きます。
- Re: 傷と嘘の物語 改 ( No.4 )
- 日時: 2009/09/06 14:23
- 名前: 紅葉 ◆YZgpCc4n/Q (ID: Omw3dN6g)
【登場人物】
□佐倉 澪 (さくら みお
この物語の主人公。16歳、高校1年生。
昔から幽霊がみえる。短いふわふわした黒髪に大きな瞳。
□宮部 莉子 (みやべ りこ
三日前に転校してきた。16歳、高校1年生。
とても美人さん。長い黒髪に、大きな瞳。
- Re: 傷と嘘の物語 改 ( No.5 )
- 日時: 2009/09/06 14:40
- 名前: 紅葉 ◆YZgpCc4n/Q (ID: Omw3dN6g)
【第02話 日本刀】
「はーっ、終わったぁ。莉子!帰ろう〜」
やっと数学の時間が終わった。これで帰れる。
今日は再放送してるドラマをみて、雑誌読んで・・・
「あ、澪。ちょっとさ、一緒に来てほしい場所があるんだけど・・・」
「ん?いいよ、いいよ〜」
「じゃ、今すぐ!来て!屋上なんだけど・・・いいかな?」
屋上?今、雨が降ってるのに?・・・ま、いいか。
私たちは小走りで屋上へと向かった。きっと、莉子は何か、忘れ物でもしたんだろう。
それとも、いい景色が見れる、とか?
ギィ・・・
「ついたーっ」
私と莉子は屋上につくと、外の空気をいっぱい吸った。
すると、莉子はクルリ、と回って私を見つめた。
「ねぇ、澪」
「何?莉子?屋上に忘れ物でもした・・・?」
「・・・死ねぇぇえッ!!」
「り・・・こ・・・ッ?!」
莉子はどこから出したのか、日本刀を持っていた。そして、それを私に向ける・・・
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