ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

* お と も だ ち *
日時: 2009/09/10 17:36
名前: *Alice* ◆7NMoxvEjos (ID: n0YhO.Hu)

ありすです。
最近ラリってます←

別に20世紀少年じゃないよ。
話しらんし(*´∀`)

゜・*:.。. .。.:*・目次゜・*:.。. .。.:*・

Page:1



Re: * お と も だ ち * ( No.1 )
日時: 2009/09/10 17:40
名前: *Alice* ◆7NMoxvEjos (ID: n0YhO.Hu)

*プロローグ*


その日は雨が降っていた気がする。

もう10年以上も前の記憶。

でも忘れることは出来ない。

<おともだち>にであった日だから。


*********************

「ねぇ、ココで何をしているの?」

<・・・・・・・。>

「ぬれちゃうよ」

<・・・・た。>

「・・・え?聞こえない!」

<・・・待っていた。>

「誰を?」

<お前を待っていた!>


その後の記憶は無い。


そして私は・・・・




─────死んだ

Re: * お と も だ ち * ( No.2 )
日時: 2009/09/10 17:46
名前: *Alice* ◆7NMoxvEjos (ID: n0YhO.Hu)

*第1話/存在*


気づいたときには私は親に暴力を受けていた。

父は仕事を「とうさん」してから変わってしまった。

酒やタバコをやらなかった父は急にやるようになり

黒いスーツを着た男達が良く家に来るようになった

その男達の前では父はペコペコ頭をさげていた。

そして男達が帰っていくと

「何見てるんだよ!」

といい、私を殴る。

母は私をかばって殴られ、蹴られる。

いつの日か父は灰皿で母を殴った。

打ち所が悪かったのか母は意識を取り戻さなかった

死んだわけではない。

死ぬより残酷な「植物状態」だ。

目が覚めることは無いだろう、と医者は言う。

それから父は私に暴力は振らなくなった。

殴る価値すらないのだ。

もちろんご飯なんて与えられない。

世話など一切してもらえない。

私の存在が無いかのように───



*つづく*

Re: * お と も だ ち * ( No.3 )
日時: 2009/09/11 13:50
名前: *Alice* ◆7NMoxvEjos (ID: n0YhO.Hu)

*第2話/学校*


わたしはみるみるうちにやせ細って

ガリガリのガイコツみたいになってしまった。

そして私の唯一の食べ物は給食だった。

でも父は給食代を払わない。

それをクラスメイトにも知られてしまった。

「おい!お前の分の給食なんてねえぞ!」

そういって給食を取り上げられたりした。

酷いときには給食に消しカスや

鉛筆の削りカスなどを乗せられた。

「ほら〜食えよ〜」

皆がはやし立てる。

もう何日もご飯を食べていない。

消しカスが乗ってようが何だろうが食べたい。

この気持ちを抑えられずに食べてしまった。

その瞬間一瞬沈黙になった

そして

「うっげぇー!消しカス食った!」

「きったねぇー!ありえねーー!」

皆が口々に言う。

そんなの気にしなかった。

もう止まらない。

久しぶりの食べ物。食べなくては死ぬ。

どんどん食べる。

その日から私のイジメはエスカレートしていった。


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。