ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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Ⅹルーム
日時: 2009/09/12 10:24
名前: 夢太 (ID: EWcIN/Ij)

始めてのシリアス・ダークです♪
つまらない小説を書きますがよろしくお願いします!

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Re: Ⅹルーム ( No.1 )
日時: 2009/09/12 10:37
名前: 夢太 (ID: EWcIN/Ij)

1話

雨が降る中、少年は木の下で誰かと話している。

「すまない、お前はここに残ってくれ・・・・」

男性は少年にそう言うと、帽子を深くかぶり雨の中へ走り去った。

置き去りとなった少年は何が何だか分からず、木に寄りかかって前を見つめる。

雨のせいで向こうの景色が見えない。

自分の周りには木が一本とボロボロになった木製の家。

少年は雨に当たりながら木製の家に向かって走る。


ギィ・・・


ドアは不気味な音を立てながら開く。

中は6畳半ぐらいの大きさで中心に机といすが2脚、壁に沿って天井までの大きさの本棚が立っている。

少年は恐る恐る家の中に入った。

「すいません・・・誰か居ますか・・・・・?」

少年の問いかけには雨の音しか答えない。

少年は何の根拠もなく本棚に近づく。

本棚には一冊のノートしか置かれていない。

少年はノートを手に取ると中を開いた。



‘さようなら 私はもう耐えれません’



少年はその言葉を目で追い、涙を一滴流す。



━━自分の父親が母親を殺して逃げた━━



少年の心にそれだけが残った・・・・・


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