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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 一人かくれんぼ。
- 日時: 2009/09/17 12:39
- 名前: ルル (ID: visZl1mw)
カナカナカナカナ……
夏の暑い日は、なぜだが騒がしいような気がした。
肌にはべっとりと服がまとわりつくし、蝉がとてもうるさい。
キーキーと鉄が擦れ合う音、とてもいやだ。
ブランコをこいでいる短髪の少年「デブチョ」(太っている)がまるで独り言のように呟いた。
「こんな暑い日には……怖い話がうってつけじゃん?」
ここにいた僕ら6人はデブチョを除いてぽかんという顔をしていた。
このころは怖い話と言うのは「夜」するものだとしか思いつかなかったから。
「怖いはなし…………」
僕は、少し興味があった。
デブチョは持ち前の白い歯をにっと僕らに見せつけた。
「な。やろうよ?」
顔を見合わせ、頷いた。
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