ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 失恋
- 日時: 2009/09/22 16:22
- 名前: かな (ID: 4pf2GfZs)
短編を少しだけ書くので、
終わらないかもしれないけど
よろしくお願いします
- Re: 失恋 ( No.2 )
- 日時: 2009/09/22 16:30
- 名前: かな (ID: 4pf2GfZs)
本編
俺は、神学生だった。
道端に座り込む少女。凍えていた。
「どうしたの?」
というと、
「家に、連れて行って」
と手を差し出した。とにかく実家につれていく。
彼女との生活は厳格であったはずの、俺の未来を、消していった。
しかし、それよりも、彼女の表情に惹かれていった。最初は怖がっていた。俺が男だから。彼女は父親に捨てられたという。しかし、時間が経つにつれ、だんだん笑い出した。
- Re: 失恋 ( No.3 )
- 日時: 2009/09/22 16:32
- 名前: かな (ID: 4pf2GfZs)
私は、彼に引き取られて、初めて、彼が神学生であることと、「宗教」を知った。
いつも一人だった私にとって彼は天使だった。
その反面、悪い気もしたの。
だって、厳格な少年だから。
いつの日にか、私が彼の人生を壊した事に
気づいたの。
- Re: 失恋 ( No.4 )
- 日時: 2009/09/22 16:36
- 名前: かな (ID: 4pf2GfZs)
結局、学校側に、彼女の事がばれた。
「退学」という言葉が突きつけられた。しかし、不幸だとは思わなかった。
「私といるとだめよ」
そう彼女はつぶやいた。首を振ると、泣きそうな顔をふとんに埋めて、「うそ」と言った。
大学進学はどうしても、神学はむりだった。でも頭だけはあったから、医療系、医大に進んだ。
- Re: 失恋 ( No.5 )
- 日時: 2009/09/22 16:39
- 名前: かな (ID: 4pf2GfZs)
その頃だわ。私のおなかに二つの命が宿ったのは。彼は決して、嫌がらなかった。何度もいったわ。
「殺すなよ……」
と。彼は医大生として忙しい日々を送っていたの。
だから、迷惑をかけたくなくて。
生まれたこどもは彼に似て、美しかった。
- Re: 失恋 ( No.6 )
- 日時: 2009/09/22 16:43
- 名前: かな (ID: 4pf2GfZs)
子供が、三歳になるとき、
戦争で傷ついた子供を治療するために、
戦地に向かった。
ネットのニュースで、目を疑った。
「女性自殺。三歳の双子も道連れか?
国境なき医師団の妻、死亡。双子も
重症」
まさかと思った。
現地について携帯の電源をいれると、一通のメールが入っていた。
題名「ありがと」
内容「私に愛を教えてくれてありがとう」
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