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〜アドバンス 第1章 運命〜2話&キャストうp 
日時: 2009/09/25 21:55
名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)

いる【】  いない【●】  更新中♪【】


新たに始めたいと思います\(゜ロ\)(/ロ゜)/
今回は超能力中心のお話♪
お楽しみに〜(^−^)

■■注意事項■■
1、荒らし・ケンカ等は禁止
2、文句やケチをつけないでください(アドバイス以外)
3、アドバイスや間違っている部分に気づいたら言ってください

☆★見てくださったお客様方☆★
犬様



〜第1章 運命〜
キャスト>>6
0話>>1   プロローグ
1話>>4   少女と青年
2話>>5   襲いかかる悪魔

Page:1 2



Re: 〜アドバンス〜こ ( No.2 )
日時: 2009/09/23 21:46
名前: 犬 (ID: RjGXEztJ)

面白い!続き気になる!

Re: 〜アドバンス〜こっちが本物 ( No.3 )
日時: 2009/09/24 11:43
名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)

>>2
犬さんコメントありがとうです♪
これからもよろしく\(゜ロ\)(/ロ゜)/
タメでいいですか・・・?

Re: 〜アドバンス〜 ( No.4 )
日時: 2009/09/24 12:10
名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)

♯1   少女と青年

「うぐっ・・・・」

青年は頭をさわりながら目を開けた。

木と木の間から日差しが差し込んでいる。

「ここは!!」

青年は素早く立ち上がり周りを見わたす。

周りは木だけ。コテリヌイ島ではない、寒くないぞ。

青年は自分の手を見ると、手のひらサイズの電気の球を創り出す。

こんなの能力がなければ、奴らに捕まらなかっただろう。

人生も滅茶苦茶だ。

青年はフフッと笑い、上を見上げる。

ちょうど前方に山がある。山頂が雪に覆われてとてもきれいだ。

青年が山に見とれていたその時だった。


「ねぇ。」


青年が後ろを振り向くと、そこには灰色のパーカーに青色のジーンズというボーイッシュな服装をした女の子がいた。

「ここでなにしてんの?」

女の子は青年に近づく。

「え?あ・・・、えっと・・・・」

青年は真実を話そうとしたが、やめた。

「あんたも自殺?」

「は?」

青年はその言葉に唖然とする。

「樹海に来れば大半が自殺しに来た人だよ。ま、私もそうだけど。」

女の子は悲しそうな顔をした。

「なんで、自殺を・・・・」

「私、小学校の頃から変でさ。いつも‘化け物’とか‘宇宙人’っていわれてたんだ。」

女の子はその場にしゃがみこみ、ズボンのポケットから縄を取り出す。

「超能力・・・・」

「え?」

「あっ、いや、なんでもない。自殺は駄目だよ。」

青年は女の子の隣にしゃがみこみ、女の子の肩をポンと叩く。

「僕も最初はそうだった。だけど、生きる理由が出来たから自殺は止めた。君は本当に自殺するのか?」

「私には味方がいない。家族も友達も先生も全員私を裏切った。生きていても味方がいない。私はずっと孤独なんだよ。」

青年は女の子の悲しげな顔を見て涙を流す。

「そうか。別に止めやしないよ。」

青年は涙を拭きながら立ち上がる。

「どこに行くの?」

「さあ?ここがどこかも分からないし、とりあえず‘ジュカイ’っていう森から抜けるよ。」

青年が真顔で言うと、女の子が不思議な顔をした。

「なにいってんの?樹海は樹海でしょ?」

女の子はクスクスと笑う。

その時、青年はある言葉を思い出した。



━日本に逃がしてやる。復讐をしにまたここに戻れ━



「まさか・・・・」

青年は女の子に再び近づくと質問した。

「ここは日本か?」

「?そうだけど。あんた、さっきから何言ってんの?」

女の子は立ち上がり青年の前に立つ。

「俺は、ロシアのある施設から逃げてきた。」

青年の突然の告白に女の子は口をあけてポカン状態。

「はい?」

「俺は、ロシアに戻る!!」

青年は森の中を駆ける。




「俺は!!奴らに復讐するんだ!!!」

Re: 〜アドバンス〜コメントお願いします ( No.5 )
日時: 2009/09/25 21:22
名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)

♯2    襲いかかる悪魔

青年は樹海を抜け、一般車道に出た。

後ろからは女の子が息を切らしてついてきた。

「待って・・・・」

「別についてこなくていいよ。」


「はぁ!?」


女の子は青年に向かって蹴りを入れる。

青年は驚き後ろに飛び退いた。

「な、なんだよ!!」

「あんたのせいで自殺できなかったんだよ。それに、あんたのこといろいろ知りたいし・・・・・」

女の子は顔を赤らめながら言う。

「私は七瀬晴香。中学2年生。」

「俺は・・・・」

青年はふとあることに気がついた。



名前がない______



物心がついたときから施設で生活し、‘実験体89番’とずっと呼ばれてきた。

自分の名前はなんだ・・・・?

青年が悩んでいると、晴香が青年の顔を覗き込んだ。

「どうしたの?名前は?」

「えっと・・・・・」



実験体89番・・・・89・・・・・ハック・・・・



「俺は、ハックって名前だ。」

ハックがそう言うと晴香はふ〜んという顔をする。

「ハックは何歳?」

「えっと・・・・17歳!!」※8+9で

「じゃあ私より年上だね。」

ハックと晴香は顔を合わせて笑った。その時だった。


「いたぞ!!実験体89番だ!!」


男の声に2人は後ろを振り向く。

100メートル先に黒い車が3台こちらに向かってくる。

「そんな・・・・」

ここまで追いかけてくるなんて、奴らは一体・・・


「逃げよう!!ハック!!」

晴香はハックの手を握り、車道の向こう側にある小屋へと走る。

「逃げるな!!止まれ!!」

男の声は近づいてくる。

2人は小屋に逃げ込むと、窓から外を伺う。

黒い車3台は車道のど真ん中に止まる。

中から自衛隊のような格好をした人間が降りてくる。

その中に、見たことのある人物がいた。


「あ!!」


ハックは思わず声を上げて唖然とした。

ロシアの船で俺を殺そうとした奴だ。名前は・・・テレンス!!

ハックの言うとおり、テレンスは自衛隊の隊長と真剣な顔つきで話している。

黒いスーツに赤いシャツ、背中にはギターを背負っている。

「89番は生け捕りにしろ!!絶対に殺すな!!」

テレンスは大声で叫ぶと小屋の方をギョロリと見た。

その時、一瞬だがハックはテレンスと目があったような気がした。


「89番!!大人しく出てこい!!ぶっ殺してやる!!!!!」


「さっき生け捕りにしろって・・・・」

晴香が少し笑いながらつぶやく。

しかし、状況はかなり深刻だ。この小屋の出入り口はさっき入ってきた所だけ。

窓は四方にあるが脱出には使えない。

「ここは俺が・・・・」

ハックは覚悟をきめて両手に力を入れる。


「楽勝♪楽勝♪」


晴香はニヤニヤと笑いながらハックを見る。

ハックは意味が分からない。

「私にはちょっとした能力があるんだ。」

晴香はそう言うと、左手をハックの右肩においた。

「場所は東京世田谷区。」

晴香がそう言うと、2人はその場から一瞬で消えた。


************


「突入!!」

テレンスの掛け声とともに自衛隊は小屋の中へとなだれ込む。


「・・・・・・・」


数分経つが銃声音どころか音一つ聞こえない。

テレンスは不審に思い声をかける。

「89番は!!」

「いません!!小屋の中にはだれもいません!!」

「何!?」

テレンスはその言葉にとうとうブチギレた。


「ふざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!」


テレンスは車にパンチを喰らわす。

車はものすごい音を発しながらほかの2台を弾き飛ばして数メートル先まで吹っ飛んだ。

テレンスは歯をガチガチと鳴らしながらつぶやいた。



「アルフォンス・アーチノート・・・・・・」

Re: 〜アドバンス 第1章 運命〜2話うp  ( No.6 )
日時: 2009/09/25 21:44
名前: 遊太 (ID: EWcIN/Ij)

〜〜第1章 運命 キャスト紹介〜〜

ハック
≪超能力:ライトニング≫
ロシアの施設から逃げてきた青年。年齢は不明。
本名はアルフォンス・アーチノートらしい。
晴香と行動を共にしている。実験体89番。

七瀬晴香
≪超能力:テレポーテーション≫
東京に住む中学2年生の女の子。
自殺をしようとしていたが、ハックと出会って人生が変わる。
学校では超能力のせいでいじめにあっている。

テレンス・クラレンス
≪超能力:怪力≫
ロシアの施設で働く超能力者。年齢は30前後。
ハック捕獲に2回失敗している。
常にギターを持っている。

フェリックス・エグバード
≪超能力:テレパシー≫
ロシアの施設では上層部の人間。年齢は50前後。
テレンスは部下でいつも近くにいる。
ハックの過去を知っている人物。

ロディ・シャロン
≪超能力:パイロネキシス≫
ハックが脱獄した同じ日に脱獄した男。実験体100番。
発火能力で何人もの人を殺している大量殺人犯。
日本に逃げ込んできている。

フレッド・イーノック
≪超能力:サイコキネシス≫
ロディといっしょに施設から逃げた実験体101番。
ロディと手を組み何かをたくらんでいる。
まだ15歳の中学3年生。


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