ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 〜復讐者Ⅹ〜
- 日時: 2009/10/02 15:32
- 名前: 虹色 (ID: EWcIN/Ij)
初めて小説を書く虹色(にじいろ)です!
おかしい個所も多々あるけど、よろしくです♪
■注意■
1.荒らしや喧嘩は禁止
2.コメント・アドバイスはじゃんじゃんくださーい♪
3.誤字や脱字があった場合はお知らせを・・・
〜見てくださったお客様方〜
キャスト
1話
2話
3話
Page:1
- Re: 〜復讐者〜コメントよろしくお願いします ( No.1 )
- 日時: 2009/10/01 17:01
- 名前: 虹色 (ID: EWcIN/Ij)
1話 『始まり』
『速報です!!東京市立第1中学校で謎の爆発が・・・』
『東京都千葉警察庁前です!!護送中の犯人が警官4人を殺して逃亡・・・』
『緊急ニュースです!!福岡県と山口県を結ぶ関門橋が突然崩れました!!』
『北海道より速報です!!謎の集団が・・・あぐっ!!』
電気屋のテレビの前に人が殺到する。
何の前触れもなく、日本のあちこちで事件が発生した。
これは、同時多発テロか?それとも偶然?
************
東京都世田谷区に住む山本聖夜(やまもとせいや)はテレビに夢中だった。
「なにしてんの!?早く食べなさい!!」
聖夜は母の裕子の言葉で渋々パンを口に運ぶ。
母はテレビを見て怪訝な顔をする。
「聖夜、第1中学校って隣町の学校じゃねえか。」
聖夜の目の前でパンにかぶりつく父親の正治が言う。
「うん。」
聖夜は返事をするだけで、ただテレビを見ている。
「大丈夫なのか?第2中学校は?」
「でも、一応行かないと。たぶん今日は早く帰ってくるよ。」
聖夜はパンを食べ終わると牛乳を飲みほし、鞄を持って玄関に向かった。
「行ってきます!!」
聖夜はいつも通りに家から飛び出した。
**********
「待て!!石豪!!」
黒いパーカーに青いジーンズをはいた男性は、警官約10名に追いかけられていた。
「ちくしょう!!ちくしょう!!」
男性はその言葉を連呼しながら脇道へと入る。
後ろを振り向いても警官がまだ追いかけてきている。
無理もない。警官4人を殺したのだから・・・
石豪聡(いしごう さとし) 25歳
この若さで東京で2番に大きいといわれる銀行を襲って百万円近くの金を盗み逃亡した。
しかし、逃亡に使っていた車がまさかの燃料切れ。
そのせいで警察に捕まった。
だがチャンスは到来した!!
護送中に警官が腰から銃を落としてそれを使って殺してやった。
弾は残り4発。ここで使うのはもったいない。
石豪は脇道をうまく使い、警官から逃げる。
しかし、相手も石豪を必死に追いかける。
「はあはあ・・・くそっ!!」
石豪は脇道を抜け歩道に出る。
突如現れた石豪に周りの一般人は驚いている。
しかし、石豪はそんなことを気にせずに目の前にあった歩道橋目指して走り始めた。
一段一段がとてもきつい・・・
俺はここで捕まるのか?今つかまれば間違いなく死刑だ。
自分をわざと追い込み足を進ませる。
石豪は階段を上りきると、すぐに向こうの階段へと向かう。
その直後だった。
「そこまでだ!!」
石豪がちょうど橋の中心に来たところで向かい側に警官5人が現れた。
「くそっ!!」
石豪が後ろを振り向く。後にもいつの間にか警官7人がいた。
そんな・・・・
「観念しろ!!所持している銃を捨て、両手を上げろ!!」
石豪は左右をキョロキョロ見わたす。逃げ場はない。
逃げ場完全に消えた。だが、一つだけ方法が・・・
石豪は腰から銃を出すと、歩道橋の手すりの上に立つ。
警官たちは驚き腰から銃を出す。
「あばよ!!」
しかし、石豪が飛び降りる方が早かった。
石豪はごみが積まれたトラックの上へと落下し、そのまま歩道橋を見つめた。
警官たちが悔しがっている。
「へへっ・・・。俺はまだ捕まんねぇぜ・・・」
**********
聖夜が家を出てから10分、東京市立第2中学校へと着いた。
学校の門前には教師やPTAの人たちがあいさつ運動をしている。
「おはようございます。」
聖夜は適当にあいさつをして教室へと向かった。
教室に着くと、朝の出来事でざわついている。
大半の生徒が興奮状態だ。
聖夜は一番後ろのグラウンド側の席に座ると鞄を置いた。
「おはよう、聖夜」
聖夜の目の前には小柄でショートヘアーの女子生徒が立っていた。
「おう。春香」
聖夜は春香の姿をチラリとみた。
「ねぇねぇ、朝の見た?」
「あぁ見たよ。結構やばいね。」
二人が話していると、担任の平川真司(ひらかわしんじ)が入ってきた。
一瞬沈黙になる・・・
「全員9時までに体育館へ。」
平川はそれだけを言うとすぐに教室から出ていった。
生徒は不自然に思い、顔を見合わせる。
聖夜と春香も首を傾げて顔を見合わせた。
このとき、全員は思いもしてなかった。
危険が目の前までに迫ってるということを_____
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