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- † 帝国突破 † 3話目up!
- 日時: 2009/10/10 14:37
- 名前: 。*+桜鏡+*。 (ID: 9yxsejk0)
帝国突破 †teikokutoppa†
プロローグ
強制帝国(インベリア)は強い皇帝の力により、
自由に外を出歩けないような空気に閉ざされていた……。
そんな中、空賊が現れ…封印黒石と云われる帝国をバリアで包んでいた防壁が盗まれてしまった……。
黒雲うずまく闇の中、立ち上った者達が居た。
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強制帝国(インベリア)番人(ガーディアン)
* ロイド・バルトス♂ 16歳
武器 剣「鋼刃残」
容姿 茶髪の髪 緑の瞳
*ジェイド・クラー ♂ 19歳
武器 鎖「鎖鏡」
容姿 長い黒髪 黒色の瞳
*スロウベイック・アンサル ♂15歳
武器 魔術使用
容姿 青髪に黒のピアス、黄色の目
*エルリエ・ファーナ ♀10歳
武器 魔術使用&鎌
容姿 先の丸まった紫髪、水色の瞳
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- Re: †帝国突破† ( No.1 )
- 日時: 2009/10/07 22:36
- 名前: 。*+桜鏡+*。 (ID: 9yxsejk0)
「あ〜あ…まだあの皇帝くたばってないの?」
古ぼけた民家の屋根の上に青年が二人座っていた。
死んだような目で、ホコリを被ったローブを着ている商人や子供を見下ろした。
髪の長い青年が、黒髪をかき上げ呟いた。
「…無理だな……国の最高位の人間を俺たち浪人が倒すことなんて…」
「俺たちゃ何のために、此処に居るんだろうな?」
赤い髪をした青年は、ため息まじりに声を上げた。
「ロイド…よく聞け、俺達はあくまで此処の番人だ…何をしようとも、俺達には権利がないただの飼い慣らされた:犬:だ」
「分かった、分かったから」
ロイドは黒髪の青年を睨み付けながら、口を開いた。
その声を聞いた青年は、大きくため息を漏らす。
「ジェイド俺は分かってる」
「あぁもう…」
ロイドの声にうんざりしたかの用に長い髪を揺らして、ジェイドはその場を去った。
(…分かってるけど…目の前の現状を見捨てろってか?)
歯を食いしばり、表情に怒りをあらわにした。
強い瞳は、飢えた人間や老人、子供を大きくそれは強く射抜いていた…。
- Re: † 帝国突破 † ( No.2 )
- 日時: 2009/10/09 19:07
- 名前: 。*+桜鏡+*。 (ID: 9yxsejk0)
「ロイドぉ〜」
突然、近くから声が聞こえた。
屋根の上から、その声の在処を見渡すと少女がロイドを見上げていた。
「どうした?エル??」
ロイドは、声を出しながら屋根から飛び降りた。
毛先が丸まった紫の髪をちらつかせて、エルリエ…通称エルは困ったような表情になった。
「今、スロウが火竜の鱗を解体してたんだけど…」
スロウとはロイド達が勤めている…番人という仕事の一人である。
本名スロウベイック・アンサル、通称スロウ
「スロウがどうした?」
「いきなり…火竜の鱗が爆発してそこから…ちっこい竜が…生まれてきちゃって」
こ〜んな風にね…とエルは小さい体を大きく広げその一部始終を体全体で説明した。
「で…その竜が…」
「本部荒し回ってまース☆」
「「…………」」
流れる沈黙…。それを食い破ったのは…
「ちょっえぇえぇええぇ!!!?」
まぎれもなくロイドの叫び声だった。
- Re: † 帝国突破 † ( No.3 )
- 日時: 2009/10/10 10:20
- 名前: 。*+桜鏡+*。 (ID: 9yxsejk0)
「蒼き粉塵!!ソーラスレイン!!!」
ザーザー
男がそう呪文を唱えると部屋の中が一瞬にして水浸しになった…。
さっきの話の通り彼の名はスロウ…魔導師である。
「きゅー!!」
赤いベビードラゴンはそこ等じゅうを荒れまわし浮遊していた。
「だー!!!もう!!ぜんっぜん捕まらん!!!」
バタンッ
突然、扉が力強く開かれた!!
スロウはそれに振り返ると
「あ〜やっと来た遅ぇよ…ロイド&エル!!」
「ごめんごめん竜は?」
エルは両手を合わせながら、スロウの方を見た。
スロウは指を指した…その先に
「きゅッきゅッ」
可愛らしい声をあげながら、竜はイスに乗っていた。
「我が呼び声に答え、その清き姿を魅せよ!水の精霊!!ニンファドーラ!!!!」
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