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- 監禁アリス
- 日時: 2009/10/10 20:20
- 名前: 壊 (ID: HOq0SbwR)
生まれてから、16年間
地下に監禁されてきた女の子
アリス。
アリスは国王様とその王女の子供
つまり、お嬢様だった。 その国はいかれていた。
アリスの父親(王様)はいかれた国を作り上げ不老不死の薬を飲んでいた。
とてつもなく真面目な国だったのだが、それを汚れていると思っていたアリスの父親。
それはもう、何十年も前の話だ。
王様はアリスを大切に大切に育てようとした。
世の中の汚れに触れる事のないようにと、考えに缶がついた結果が
監禁—————。
16年間、地下に監禁されてきた。
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- Re: 監禁アリス ( No.2 )
- 日時: 2009/10/11 17:29
- 名前: ガロルダ (ID: TSkkgAHv)
うお〜こえぇぇぇぇ・・・・!けどおもろい!
- Re: 監禁アリス ( No.3 )
- 日時: 2009/10/13 20:45
- 名前: 壊 (ID: jxbxTUdV)
2話
その日、父親が入ってきた。
「アリス、どうだい?寛いでるかい?」
お父さんはソファに座る私を見つけると眉毛をあげて声のトーンを上げて言葉を発した。
「おお! いつもより美しいではないか。
アリス、あなたはこの国を引っ張っていく姫となる。
いい王子を決めておいてあげるから、少し待っていておくれ。」
結婚—、
監禁生活がもうすぐ終るという事だろうか。
お父様、あなたの読めない頭からもれた情報は天気予報よりも当たらないけれど
あなたの低レベルな頭脳ではきっと違いない。
「もうすぐ、監禁が終るよアリス。
この世界は父が綺麗にしたから汚れる必要などないよ。
アリス、アリス・・・ 」
監禁が終ると聞いて大きな嬉しさが出てこなかった。
しかし、気になる事はたくさんある。
一番気になる事はお母様とはどういう人なのか・・・、
外の景色はどうなのか、どんないかれた人がこの国に残っているのか
そして、夜と朝と太陽が見たい。
「アリスは、もう16歳だ。
そうだろう、アリス」
「はい」
「もっと世の中を知る事が大事なんだよ、アリス。
これからもっともっと学んでいきなさい
この、最高の世界を」
「はい」
微笑みを浮かべた。
最高の世界・・・
最高に最悪な世界ね。
お父様、あなたには罰が下されると思うの
おかしくないでしょ、だって
これまで監禁してきたじゃない
- Re: 監禁アリス ( No.4 )
- 日時: 2009/10/13 21:42
- 名前: 壊 (ID: jxbxTUdV)
3話
翌日、時計の短針は6時をさしていた。
刺していた——。
いつも、お父様や家来が入って来る小さなドアは開く勢いもなかった。
ギギギィー。
大きな大きな扉が開かれた。
そうか、ここがあの日閉じ込められた日にも開いた扉だったのか。
「ほうらアリス、外へ出なさい。
ここがアリスの住んでいるお城だよ。」
廊下には赤いカーペットがしいてある。
天井は高くて、監禁室より大きくて豪華なシャンデリア。
歩くと、そこら中にドアがたくさんあっていろいろな部屋がある事に気付いた。
ちらほら見えるしかくい小テーブルには花瓶が置いてあり、綺麗な花が彩っている。
「花鮮やかだろう、アリス。
しかし、今から向かう部屋はハートお母様の所だよ」
お母様、
どんな人なのだろう・・・
- Re: 監禁アリス ( No.5 )
- 日時: 2009/10/14 18:36
- 名前: 壊 (ID: U.0LA5in)
4話
お父様にある扉の前まで連れてこられた。
HEARTと書かれた扉だった。
「お母様ね、」
「そうだよアリス。君の母さ、さぁ、入りなさい」
お父さんがあたしの後ろから手を伸ばしてドアを開けた。
「アリス?・・・あなたがアリスなのね
とても可愛いわ、いいえ、美人というのが正解みたいね。
あなた、見てください、こんなに美しい子は始めてみましたわ。」
「お母様・・・」
「アリス、これからは監禁が終り普通の生活が始まるの。
学校にだって行ってもらうから、頑張ってね」
「はい、お母様」
お母様は美しくて優しい笑顔を浮かべていた。
きっととても良い人なのだろう・・・。
「アリス、君の部屋はこの隣の部屋だ。
次は外へ出かけよう、きっと素晴らしい物ばかりが見えるよ」
外にいる人々はどういう人たちなのだろうか・・・・
「ハートも行くのかい?」
「いいえ、私は結構です。あなたとアリスの二人で行ってください」
「せっかくの外出だぞ、家族で行こうじゃないか」
「いいえ・・・ 外に出る気分じゃありません」
お母様は顔色を変えながら断った。
どうした物だろう・・・お母様...。
結局お父様とあたしの二人、
城を出るとたくさんのガードマンが立っていた。
城の大きな門をくぐって外に出た。
逆立ちをする人や土を口の中に頬張る人。
子供はナイフを持って笑いながら走り回っていた。
「なんて愉快なんだ、この世界は・・・」
「愉快・・・ お父様、この世界を始めてみたわ。」
「おい、君達、何をして走り回っているんだい?」
お父様はにこやかに子供に話しかけた。
「王様!! 僕達は二人で、」
「どっちが先に人をいっぱい殺せるか、」
「ゲームをしているんだ!!僕は大人を2人子供を3人」
「僕は大人を1人 子供を4人 殺したよ」
子供は楽しそうに笑みを浮かべているが、ナイフには赤い血痕がついていた。
子供の片手に持つナイフには5人の死者の血が付いているんだ・・・。
思ったよりひどい世界だった。
あたしの想像とははるかに超えていた。
お父様は笑って見ているだけだった。
- Re: 監禁アリス ( No.6 )
- 日時: 2014/05/03 00:59
- 名前: マリア (ID: k2rhGpGS)
気、気になる〜早く続き教えて〜
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