ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ココロを持った電子の戦士
- 日時: 2009/10/14 00:19
- 名前: 禾 (ID: IZhvYfzu)
どうも、禾です^^
とりあえず見てやってください
*キャスト*
ウィルスバスター
ウィルスバスター2007版のプログラム
ディン 女
ウィルスバスター2008版のプログラム
ルカ 女
ユーザー
稔(minoru) 男
パソコン初心者。メカ音痴
奏子(kanako) 女
稔の彼女。パソコンは人並に扱える。
**
プロローグ>>1
一話>>2
二話>>3
三話>>4
★ただいま禾は…★【力尽きています】
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- Re: ココロを持った電子の戦士 ( No.1 )
- 日時: 2009/10/12 18:39
- 名前: 禾 (ID: IZhvYfzu)
プロローグ
「もう!!もしかしてエッチなサイトとか開いていたの!?」
この人は俺の彼女の奏子
「えー、開いてねぇよ」
俺は稔。機械音痴で今日パソコンがおかしくなった。
ただ、調べ物をしていただけなのに。
調べ物を調べ終わった後計算ソフトを使っていろいろ書いていたら…画面がカラフルになった
もちろんその調べ物とやらはあっち系ではない。
「とりあえずこのパソコンウィルスバスター古いし最近のウィルスを消せないのかもね」
「ウィルスバスターって??」
稔が問うと奏子はため息交じりに
「稔に買われたパソコンが可哀想だわ」
といった。
「いーい?ウィルスバスターってのは自分のパソコンに入ってきたスパイウェアとかウィルスを消去するプログラムのことよ、分かった?エロみの」
「うーい、わかtt、ってだからエッチなサイトとか開いてないってば!!んで。ウィルスバスターのプログラムはどこだ?」
「このプログラムを開くとある。」
- Re: ココロを持った電子の戦士 ( No.2 )
- 日時: 2009/10/12 23:38
- 名前: 禾 (ID: IZhvYfzu)
*1*2007版のウィルスバスター
カチッ
クリックする音が少し響いた
「ウィルスバスター2007…起動しています。…起動しました。」
「え?これって…
…女の子?」
2人が口をそろえて言った。
画面に映っているのはリアルな人が映っていた。
「はじめましてユーザー様。あなたのお名前を聞かせてください。それと…できれば私に名前を付けてください。」
端っこに小さく写った人は名前がないようだ…
「んー…じゃあディンって名前にしよう…奏子ディンって打って☆」
「ちょ、稔そんなのも分かんなかったの!?一体今までどうやってパソコンいじってたのか…」
奏子はぶつぶつ言いながらキーボードに手を置いた
するとディンは口を開いた
「…ディン…稔様ありがとうございます!素敵な名前!嬉しいです!」
「え!?私まだ打ってないわよ?」
「仰っていたじゃないですか、ディンって、しかも奏子さんが稔様の名前もおっしゃっていました」
「…」
呆然とする2人
「あ、これからもしゃべっていただければ私が文字を書きますね」
と言ってディンはニコッと笑った
- Re: ココロを持った電子の戦士 ( No.3 )
- 日時: 2009/10/13 00:09
- 名前: 禾 (ID: IZhvYfzu)
*2*ディン
私は買われてから一度も使われてない…
名前もつけてもらえない…
月に一回の集会でもみんな名前をもらって、たくさん活躍してて…生き生きとしてた…
でも私は…生きがいがない。
そんなある日ユーザー様がウィルスバスターを起動してくれた
それがいま。
「それじゃぁ…ディン。ウィルスを削除してくれるか?」
「はいっ!わかりました♪」
私は検索するべくパソコン内の初パトロールをする。
画面には検索中と出ている。
ディンSIDE
「初のおっ仕事〜♪」
かなりの上機嫌で虫網を使ってスパイウェアを捕まえてはかごに入れの繰返しをしながらパトロールをしていた。
ちなみにスパイウェアは虫みたいにちょろちょろ飛び回っている雑魚のことだ
「むぅ…稔様がお手上げのつわものウィルスが見つからないわね…」
パトロールを終えたディンがつぶやく。
「きゃっは☆表計算ソフトは確認したのかしらん?」
「!!? 誰!?」
ディンが声をする方に顔を向ける。
「私?? 私はシュガーちゃん。よろしく☆…それとバイバイ♪」
シュガーというコンピューターウィルスはすごい速さで攻撃してきた
「あうっ」
モロに攻撃をくらったディンは思いっきり吹っ飛ばされてしまった
「あら?もう終わり??チョロいわぁwwあぁ〜楽しかった…また今度会ったら殺ってアゲル♪」
と言ってシュガーは消えていった
「……ううぅ…」
悔しさでディンは泣きそうになったがこらえて稔と奏子が見つめている画面へ戻った
「っ!!傷だらけじゃないの!?」
「それ、どうしたんだ??」
「ウィルスに負けちゃいました…」
申し訳なさそうにディンは言う。
「あの…本当に申し訳ありませんでした」
ディンはふかぶかと頭を下げた
「いーよいーよ」
と言って稔は奏子と相談していた
「駄目だったか最新のをインストールするか…」
えっ?嘘…
「あ、近くに電気屋さんがあった気がするー行こっか」
ヤダ、ヤダヤダヤダ…
「うん」
そんな…
「捨てないでっください…」
「新しいのをインストールするだけだから、な?」
「…」
稔はそう言ってパソコンの電源を落とした
- Re: ココロを持った電子の戦士 ( No.4 )
- 日時: 2009/10/14 00:16
- 名前: 禾 (ID: IZhvYfzu)
*3*捨てないで…2007を…
稔と奏子は近くのの電気屋に行った
「あの〜…スミマセン最新のウィルスバスターってどこにありますか??」
「はい。こちらになります。」
店員は探し物の場所を案内すると忙しそうに足早に去っていった。
「へぇ〜…最近のはいろいろあるのね…女性型ウィルスバスターNo,01 から20までと男性型ウィルスバスターも同じく…」
「さっぱりわかんないや…」
しばし物色していると隣にいたおじさんに声を掛けられた
「おや?君はウィルスバスターを探しに?」
「あ、はい…でもどれを買おうか迷っていて…」
「そうかそうか…私はこのウィルスバスター作成を手掛けているものなんだが一緒に探してやろうか??」
「本当ですか!!お願いします…初心者なもんで…」
初心者という言葉におじさんが反応した気がした。
「そうか…だったらとても使いやすいのがいいかな…」
おじさんは ふむふむ。と言った感じに顎をつまんで悩んでた。
「だったら…女性型ウィルスバスターNo,00がいいんじゃないかな?」
「No,00?そんなものありませんが??」
「あるんだよ、うちの会社に。性能がとてもいいんだ。でもプログラムがしっかりできすぎてしまってて公開できる段階じゃなくてここには置いてないんだ。」
「そんなすごいものを…いいんですか?」
「いいとも。ここにおいてあるウィルスバスターは初心者にはちょいときついかも知れんからな…あんたに譲ろう!」
「あ…ありがとうございます!」
店を出たときにもらったディスクを大事にバッグにしまい、帰宅した。
インストールの仕方はよくわかんないので奏子にやってもらうことにした
「こんな怪しげなもの…ほんとに良いの??」
奏子がジト目でディスクを見つめるがそんなことお構いなしに稔は言う。
「いいのいいの!すごく性能がいいみたいだし!」
「あっそ。」
奏子は呆れながらインストールをした
画面に映っているのはインストール中と書かれたウィンドウだけ。しかし裏では脅え、震えているディンと薄笑いを浮かべているNo,00のバスター。
「さぁ…役立たず。あんたはもういらないってさ〜…残念ねぇ…でも、大丈夫!私が受け継ぐから!それじゃあ初仕事。邪魔もの掃除いっきま〜す☆」
「あ、あぁあああぁ…」
がくがくと震えて声も出なくなっているディン
「あなたのデータはきっちりコピーしてもらっておくわ。……っぷ!くすくす…なぁに?あなたずうっとほっとかれてたの?かわいそ〜しかも今日。初仕事に出たのに力不足で失敗。どんまい♪」
コピーしてデータを保存し終えたNo,00が見下したように笑う。
「っっ!!ううぅうぁぁあ!!」
ディンはついに怒り。虫網をつかんで駆けだした。
「…やめといたほうが身のためよ??そんなおもちゃじゃ私に傷一つつかないわよ…いーい?警告したわよ?」
それでも止まらないディン。それを見て呆れたように右手を動かした。
「ばっかじゃないの?そんなおもちゃじゃ効かないって言ったでしょ?」
No,00の右手には巨大なナイフが握られていた
その大きさに圧倒されてディンは息を呑む
「っっ!!」
「ふふふ、おとなしくしていれば何もしないわ」
「うううぅ!!!!」
ディンが力を振り絞り虫網を投げた
が、ナイフでふりはらわれ下に落ちた
「…抵抗したわね??」
にやりとNo,00は笑った
そのすさまじい気迫に圧倒されてディンは腰を抜かした。
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