ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- GHOST Peter Pan
- 日時: 2009/10/14 21:43
- 名前: 雛菊 (ID: T4clHayF)
えと・・
コメディで『史上最高に可愛い男子軍制作学園長の名のもとに』というふざけた小説を書いてます((汗
雛菊(ひなぎく)と申します〜(^^)/~~~
コメディのほうとはほとんど雰囲気が変わりますが・・どうぞ宜しく!!
あ、荒らしはやめて下さいね〜(+o+)
では、GHOST Peter Pan(ゴーストピーターパン)!
始まらせていただきます!!
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- Re: GHOST Peter Pan ( No.2 )
- 日時: 2009/10/14 22:26
- 名前: 雛菊 (ID: T4clHayF)
お。。おあわあ((汗
プロローグできました〜いえーい・・・
シリアスは大変ですねっ!
上手に書いてる人は尊敬しますねえ(●^o^●)
よければコメントなどなど頂けると嬉しくて泣いてしまうかもですがおねがいしますううう!!
- Re: GHOST Peter Pan ( No.3 )
- 日時: 2009/10/14 23:25
- 名前: 雛菊 (ID: T4clHayF)
#1one
(コポポ・・・)
アッサムの紅茶を注ぐ音が部屋中に響き渡る。
それぐらいに部屋が静かだった。
紅茶をいれている少女の名前はシズク。
そしてシズクの紅茶を飲む少年は、立派な椅子にすわり、資料を眺めていた。
「ピーターパン様、昨夜のゴーストによる被害は少年一人でした。フリーの店前でとの報告です」
「そうか・・・」
その少年は資料を机におき、悲しい声で答える。
少年の名前はリンキィ・ティカニソム。
対ゴースト組織、ネバーランドの最上級責任者、ピーターパンを務めていた。
といってもピーターパンは東西南北に一人ずついて、4人の中の西をリンキィがしていた。
「シズク、行ってくる。」
「わかりました。」
シズクには分かった。リンキィは昨晩喰われた少年の場所に行くつもりだと。
そしてクローゼットからコートを取り出し、リンキィに手渡した。
「じゃあいってくる。」
「はい。」
「あ」
ドアノブにかけた手を放しシズクのほうに振り向く
「なんでしょうピーターパン様」
「そのピーターパンって肩っ苦しいからリンキィでいいからな!!」
基本的にはあまりピーターパンという階級は好きではなかった。
しかしシズクは・・・
「いえ、ティンカーベル階級のシズクがピーターパン様を名前で呼ぶなど、シズクはできませんから」
ティンカーベル階級はピーターパン階級のパートナーではあるが、ピーターパンの補佐というほうがあっていた。
「そうだよ・・な・・」
わかってはいるが、あまりピーターパンの地位にいい思い出はない。
「それに・・・言い方を変えればネバーランドの王である貴方になれなれしくできませんから」
(ズキッ)
その『王』という言葉はリンキィの心に痛みを与えた。
そして冷たい朝の風に吹かれ、昨晩助けられなかった少年の場所にたどりついた。手には花束を持って。
(カサっ)
その花束をほかの花束のよこに供える。
もうこのリカリストには大人はいないので、
ほかの花束は親以外の兄弟や友達などが置いていったのだろう。
「ごめんな」
(さああああ)
言葉が風に消し去られてしまう。
こんどは消されないように大きな声で叫ぶ。
「俺が・・俺がゴーストを消すからっ!!
ごめんな・・!!助けることができなくて・・
でも俺が仇を討って見せるからっ!!!」
涙は流れてはいなっかったが、なぜか息切れしていた。
よくわからなかったが、本当に死んでしまいそうなくらいに胸が苦しかった。
「ウソツキ・・・」
「なっ?!」
どこからか分からなかったが、声がした。
その声は深く、しかしリズミカルな声だった。
- Re: GHOST Peter Pan ( No.4 )
- 日時: 2009/10/17 23:37
- 名前: 雛菊 (ID: kAWEuRKf)
リンキィ・ティカニソムです!!!
↓↓
http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?313768
- Re: GHOST Peter Pan ( No.5 )
- 日時: 2009/10/18 20:33
- 名前: 雛菊 (ID: kAWEuRKf)
#2two
「ウソツキピーターパン、できもしない約束をするんじゃありまセンヨ」
「だれだ・・・」
その声の主は一向に現れない。
しかし謎の声にリンキィは傷ついていた。
できもしない約束。それはきっと仇を討つということに対しての言葉。
ピーターパンになるためには資格が必要だった。
『大きな力を持て…そして何にもぶれることのない意志を持て』
これが代々受け継がれてきた言葉だった。
そしてリンキィはネバーランドに認められた・・・
しかしゴーストから守ることのできなかった命は数多い。
謎の声の言っていることは正しかった。
「全く、まだ幼いこの子にピーターパンをさせるなんて、ひどい話じゃないデスカ」
「うるさい。俺は幼くなどはない!
リカリストでは16歳の俺でも最年長に近い。
それに・・・」
「それに・・・??」
「いいから出て来い!!」
剣をかかげる。そして地面に向かって振り下げる。
ビュンという音がした。
これはネバーランドの人の中では威嚇になる。
「まあまあそう神経質にならないで・・・」
声は徐々に消えていった。
なんだったんだ?と油断したとき、空からひゅるると風の巻き上がる音がしだした。
「上?!」
その音が自分の真上に来たとき、リンキィは恐怖を感じた。いつも味わっていて、そして自分の一部のような恐怖を。
(キイイイイン)
剣をそれに思いきりぶつけた。
本当は切り裂いてしまう勢いだったが、目の前がくらんで剣のコントロールがうまくできなかった。
「初対面なのにいきなり剣を突き付けるなんて、西のピーターパンは失礼デスネエ」
やっと姿が現れたと思ったら、その者はタッとリンキィの目の前に飛び込んできた。
「わっ?!」
リンキィは驚いて声を上げたが、すぐに態勢を整えて剣を再び向ける。
「おまえ何ものだよ」
「僕デスカ??
僕は・・・ゴースト、デス」
「はっ」
思わずリンキィは鼻で笑ってしまった。
ゴーストと名乗った男ははじめから一回も表情を変えない、微笑の笑顔でリンキィを見つめている。
「お前、ゴーストなんて名乗るのはおかしいぞ?
もしかして旅人か?なら仕方ないな」
『旅人』となるといきなり襲ってきたことや、ゴーストを名乗ったことなどに辻褄があう。
それにその男の姿はあまりにユニークだった。
リンキィよりもはるかに薄い金に、少しだけ紫が入った足もとまである長い髪。
紫のえりはボワッと広がった不思議な形。
服は汚れの全くない純白。
袖は髪と同じくらい長く、手は見えない。
そして黄色の半ズボンに繋がる長い、真っ黒なブーツ。
どう見てもリカリストの服とは全く違っていた。
「旅人・・・なんでショウカネ・・」
「は?」
「まあいいデスケド、とにかく僕はまぎれもないゴーストデスヨ」
「だから!こんな朝っぱらからゴーストは現れないし、お前の容姿とは全く違うから。」
「なら・・・試してみます??」
「試すってなに・・・を・・」
シュッと風がかすれるような音がしたと思ったら、あの男の姿はなかった。
いや、なくなってはいなかった。
リンキィの後ろに腕を後ろで組んで立っていた。
「なっ?!」
再び忘れていた恐怖があふれてくる。
そしてリンキィはまた剣をふるう。
しかしそれに対して相手はキャンディを何処からともなく出し、カンッ!カンッ!と当たるたびに割れるキャンディを捨て、また新しいキャンディをだし・・・とそれを繰り返した。
しかしその動きはあまりにも早く、身軽な動きでいるのにもかかわらず、ひとつひとつの受け止め方に重みがあり、
とても人間業ではなかった。
「本当にお前は・・・何もんだっ!」
「じゃあ、名前!!僕に名前をつけましょう!!」
そういって笑いながらリンキィの攻撃をかわし、高くジャンプして近くの電灯に立った。
「名前って・・・あるだろ?俺はリンキィ・ティカニソムだし」
「さあ、あるんですかね・・・とにかく!!
僕の名前は・・えと・・あ!!!
キャンディ!!!・・・大好きなんですよ。甘いの」
「え・・・」
名前よりも、『さあ、あるんですかね』という言葉がリンキィの気を引いた。
- Re: GHOST Peter Pan ( No.6 )
- 日時: 2009/10/18 21:35
- 名前: 雛菊 (ID: kAWEuRKf)
http://www.kaki-kaki.com/bbs_m/view.html?314257
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キャンディです!!
男ですよ〜・・・!!
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