ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ◆呪いの桜の木◆
- 日時: 2009/10/23 17:56
- 名前: 和輝 ◆i8BuFl4qlY (ID: 0vH/svqy)
おはようございます、またはこんにちは、そしてまたはこんばんは。
ちょちょちょ!戻るだけはクリックせんといて!!
和輝と申します。
この話は弟が原作です。それをアレンジしてみました。(弟には許可取ってます。)
コメを残してくれたらありがたい。
更新は遅いかもしれませんが、頑張ります。
作者プロフィール★
名前《和輝/かずき》
性別《ひ・み・つ♪…冗談、女です。》
年齢《13歳、中2ですよ。》
身長《小さい者順で前から5番目ですが何か…?》
友達《学校では、20人ぐらい…?(さみしっ)》
名前の由来《これの他に「花月」という名前で小説を書いてるんで、「かづき」と「かずき」っつーことで。》
◆お客様◆
羅奈様 犬様
主人公
河名 祐一/カワナ ユウイチ ♂
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- Re: ◆呪いの桜の木◆ ( No.1 )
- 日時: 2009/10/15 19:14
- 名前: 和輝 ◆i8BuFl4qlY (ID: 0vH/svqy)
プロローグ
俺は河名祐一、今年で四十七だ。
こんなおっさんが主人公何て嫌だ!!
って奴、安心してくれ。主人公は正確には若いころの俺だ。
あれは二十年ほど前の事、俺が教師になったばかりのころだった。
あの、忌々しい事件が起きたのは……
今でも、桜の木を見ると思い出すんだ……
- Re: ◆呪いの桜の木◆ ( No.2 )
- 日時: 2009/10/16 16:23
- 名前: 和輝 ◆i8BuFl4qlY (ID: 0vH/svqy)
『桜の木』
「先生、さよならっ!また明日ぁ!」
「ああ、また明日。」
春、暖かい風が吹き、たくさんの花が咲く。
とても、いい季節だ。
俺は河名祐一、二十七歳。
今年からの新米教師。
入学式から、一週間しか経っていなかったが、生徒とはもうすっかり打ち解けていた。
帰りの会が終わったばかり、生徒は『さようなら!』のあいさつが終わると、ああ、解放されたというように、みんなあっという間に、教室からいなくなった。
一人になった教室で、窓があいてることに気付く。
「あっ、日直が閉めていくのに……全く。」
俺は、窓を閉めようと窓の方に行く。
その時、風が吹いた。
ザァァァ…………
と、木が音を立てる。
桜の花びらが教室に入ってきた。
窓の外の校庭の桜の木の花びらだろう。
俺は、その大きな桜の木を見て、ふと思った。
この木…………
いつからあるんだろう?
- Re: ◆呪いの桜の木◆ ( No.3 )
- 日時: 2009/10/16 21:49
- 名前: 和輝 ◆i8BuFl4qlY (ID: 0vH/svqy)
『守り神』
事務員の「石川五郎」さん。
10年ほど前からこの学校にいて、とても物知りだ。
(何でそんな事が気になったんだろう。)
と、思いつつも、桜の木の事を聞いてみることにした。俺は行動派だ。
なんでも、気になることは聞かないと気が済まないんだ。
「石川さん。」
事務室に入ると、石川さんに声をかけた。
丁度、休憩中みたいだ。
「ん?なんですか?」
「ちょっと、気になったことがあって……校庭の桜の木って、いつからあるんですか?」
こんな俺の馬鹿な質問に、石川さんは快く答えてくれた。
「あの木かい?ん〜、もう100年以上はあると思うよ。戦争があった時もあったかな?私が見たんじゃないんだが、あの木の上に爆弾が落ちた時……あの木は燃えなかったらしいんだよ。」
「えっ!嘘お!」
俺は思わず声を上げる。
「噂みたいなものだからね。本当かどうかは、確かではないよ。」
石川さんは、ニッコリと笑ってそう言った。
「ああ、そうでしたか……。」
「だからね、私はあの木が守り神だと思っている。」
「守り神……?」
俺が聞くと石川さんは頷いた。
「そうさ、この学校を守ってくれる。……守り神。」
石川さんは、そう言いながら窓越しに校庭の桜を見た。
しかし……
その時、俺には桜の木が奇妙に見えた。
- Re: ◆呪いの桜の木◆ ( No.4 )
- 日時: 2009/10/17 10:37
- 名前: 和輝 ◆i8BuFl4qlY (ID: 0vH/svqy)
『遺書』
あれから、何ヶ月か経った頃だった。
体育館がたいぶ老朽化している、とのことで、新しく体育館が建てられる事になった。
そして、体育館を立てるのに邪魔な、あの桜の木は切り倒されることになった。
もちろん、石川さんは大反対した。
しかし、校長、副校長、俺の他の教職員とも、誰も聞く耳を持つ者はいなかった。
それから数日後、ついにあの木は切り倒されてしまった。
石川さんはその次の日、自殺をした。
たった一本の木の為に、そこまでするなんて馬鹿だと思う。
石川さんには家族もいたのだから……
もしかしたら、あの木の「呪い」はもう始まったいたのかもしれない。
石川さんは遺書を残した。
普通なら、家族に宛てて書くものだが、石川さんの遺書はうちの学校宛てで、
《桜の木により、木を切り倒すことに賛成したものはみんな死ぬことだろう。》
と、書いてあった。
もちろん、みんな本気にはしなかった。
誰も「呪い」なんて、非科学的なものは信じていなかったからだ。
- Re: ◆呪いの桜の木◆ ( No.5 )
- 日時: 2009/10/17 19:57
- 名前: 羅奈 (ID: ObGpZ63u)
フフフフ!
みにきたぜ!
エールを送りたいと思います
「フレーフレー!かずき!フレフレかずき!がんばれがんばれかずき!はーくしゅー!!オォー!」
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