ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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【幻想庭園中毒】
日時: 2009/10/19 21:07
名前: 踊音氷裏 ◆KISSING.c2 (ID: lOzIrCTU)

▼Good evening
ドモ、氷裏です♪
小説初投稿なんですが、宜しくおねがいします

▼Promise{お約束
@AA連呼、爆弾などはお止めください。コメが埋もれてしまいます
@他の人に中傷などの行為は、お止めください
@感想、批判、アドバイス宜しくおねがいします

▼About the author{作者について
・踊音氷裏【オドリネ ヒョウリ】
・精神年齢14さい←
・山羊座のB型
・狂ってる北斗七星人

▼Contents{目次
【00】>>1【01】>>2【02】>>3

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Re: 【幻想庭園中毒】 ( No.2 )
日時: 2009/10/18 16:37
名前: 踊音氷裏 ◆KISSING.c2 (ID: lOzIrCTU)

【01】 ハジマリ

キーボードを打つ音が響く。
時間は午前十時、ほとんどの学生が学校に行ってる時間だ。

「……今日も、学校行かないの? おねーちゃん」

インフルエンザで学校を休んでる妹が、扉の向こうから話しかけてきた。

「だるいんだよ。クミは平気?」
「ウン。あ、クッキーあるよ! さっき見つけたの!」
「マジ? やったね」

僕はパソコンの電源を切る。
ドアを開けると、ピンクのパジャマを着たクミが立っていた。

「まだ熱っぽいよ。寝てな」
「はーい」

一階に降りると、テーブルにクッキーがあるのが見えた。僕とクミの好きなチョコチップクッキーだ。とりあえず、トレーに紅茶とクッキーを乗せて二階へ上がった。

「クミ、クッキー持ってきた」
「ありがとう!」

クミがクッキーを手にしたとき

「あれ、お客さんかな?」

玄関のインターホンが鳴った。

Re: 【幻想庭園中毒】 ( No.3 )
日時: 2009/10/19 17:28
名前: 踊音氷裏 ◆KISSING.c2 (ID: lOzIrCTU)

【02】 クラスメイト

「……クミが出るねっ」

クミは玄関へ向かった。
何だか胸騒ぎがする。何でだろう?

「おねーちゃーん! おねーちゃんに用だって」

僕は重い足取りで玄関に向かう。
僕の家に来たのは、不良みたいな男子だった。

「……誰?」
「お、こんちゃ! 俺クラスメイトの灰流岬でーす」

はいるみさき。女の子みたいな名前だ。
外見は、まあまあ格好いい顔立ちに、赤メッシュの黒髪、ピアスを2、3個つけて……といった所だ。

「何の用?」
「センセーが、そろそろ学校来いよ、だって」
「行く気無い。って伝えといて」

そう言うと、灰流は嬉しそうな顔をした。

「見事、予想通りのお言葉! あ、俺のことは岬って呼べよ! あと、お前の隣の席だから!」

そう言い残して、岬は帰っていった。

Re: 【幻想庭園中毒】 ( No.4 )
日時: 2009/10/20 17:42
名前: 朝崎疾風 (ID: VZEtILIi)

コメいただいた疾風です。
岬くん、格好いいですね。
読んだ瞬間「こいつはいいぞ」と
直感的に判断しました(^Ⅲ^)

Re: 【幻想庭園中毒】 ( No.5 )
日時: 2009/10/20 18:34
名前: 踊音氷裏 ◆KISSING.c2 (ID: 7MCr7M6.)

朝崎疾風s>
ありがとうございます!
岬は格好よく仕上げるつもりです(´∀`*)

Re: 【幻想庭園中毒】 ( No.6 )
日時: 2009/10/20 18:58
名前: 踊音氷裏 ◆KISSING.c2 (ID: 7MCr7M6.)

【03】 最悪

「おねーちゃん、行ってきまーす!」
「行ってらっしゃい」

クミのインフルがようやく治った。笑顔で学校に向かっていく。僕は二階へ上がり、パソコンの電源を付ける。

<桃のブログ♪>
名無し*お前の顔見たぞwテラキモかったw
名無し*ぬふふな桃の顔↓w
名無し*ちょw見るたび吹くんですけど

最近ハマっているのが、桃という奴のブログ荒らし。お気に入りの掲示板で人気だったけど、僕が顔をバラまいたから一気に叩かれる始末。

名無し*やほーw僕が犯人だお
名無し*お ま い か w
名無し*うpさんくす

もう止められなくなった。それから一時間ちょっとブログ荒らしをして、昼食を食べるため電源を切った。

「僕がこんなことしてるって知られたら、どうなるんだろう……」

声に出して、恥ずかしくなった。
被害妄想じゃないか、こんなの! その時、インターホンが鳴った。

「こんちゃ」

外にいたのは、灰流岬だった。


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