ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

* 乙女人形愛好者.    01up
日時: 2009/10/18 17:10
名前: 懺撃 ◆3HjpPZArts (ID: OTVrSGpZ)
参照: http://69185918.blog72.fc2.com/

◆*:.'.:*◆*:.゜.:*◆*:.'.:*◆*:.゜.:*◆*:.'.:*◆


こんにちわ。懺撃です(;^ω^)
前の小説が何故か消えてしまったので
また新しく作りましたーあははw


やっぱりまだ未熟者なので…
全くといって良いほど
文章力や表現力、
“シリアス”にしては
甘っちょろいかもしれません。
ですがそこは大目に見てやってください><←


 +


◆contents


01  

02

03

Page:1



Re: * 乙女人形愛好者.    00 ( No.1 )
日時: 2009/10/18 16:23
名前: 懺撃 ◆3HjpPZArts (ID: OTVrSGpZ)
参照: http://69185918.blog72.fc2.com/

 ◆ prologue

◆*:.'.:*◆*:.゜.:*◆*:.'.:*◆*:.゜.:*◆*:.'.:*◆



誰もが寝静まった夜。
下弦の月が窓から覗える。


その月光のみがこの部屋の明かり。
ランプ等の人工の光は一切無い。



月光のみを頼りにしているので、部屋は薄暗い。
そんな中、部屋には“僕”と“人形”が、
ふたり見つめあっていた。


人形は瞳を閉じ、長いまつ毛はぴくりとも動かない。
艶やかな髪は闇に融け、髪と同色の、
黒いゴシック・ロリータ…世間では「ゴスロリ」の服装も、闇と一体となっている。
唯一確認できるのは、闇に映える白の滑らかな肌と、
胸元の赤いリボンと、有名なお伽噺を意識した紅い靴のみ。


僕は、古ぼけた振り子時計を見た。
魔法の“24時”まであと10分。

Re: * 乙女人形愛好者.    00 ( No.2 )
日時: 2009/10/18 16:59
名前: 懺撃 ◆3HjpPZArts (ID: OTVrSGpZ)
参照: http://69185918.blog72.fc2.com/

序章 01

◆*:.'.:*◆*:.゜.:*◆*:.'.:*◆*:.゜.:*◆*:.'.:*◆

——僕の過去の話だ。




昔から貧しく、まともに学校に行って居なかった
僕は、小銭でも落ちていないかと
フラフラと街を歩き回っていた。


その時だった。


ショーウインドーに飾られていた、人としか
思えないような美しい少女の人形。
今にも目を開き何か喋りだしそうなぐらい。
一瞬、人身販売でもしているのかとも思った。
僕はそんな人形に目が釘付けになった。


惚けて眺めていると、背後から声がした。


「そこのおにいちゃんなにしてるの?」

舌足らずな拙い声。
我に返って振り返ると、逆に先ほど眺めていた
人形の様な少女、
見た感じだと6歳ぐらいの幼い少女が、飴を
ペロペロと舐めながらこちらを見ていた。


「あ…いや…僕は……」

何だか自分が人形に惚れてしまうような、
怪しい趣向の者の様に思えてきたので、そそくさと
その場を去ろうとした時。


「はいってもいいよ」

僕のシャツの裾を握り、ぐいと引っ張ってきた。
断るのも何だか悪いので、仕方なく店にはいることにした。


ぎい、とミント色で塗られている扉が開く。


室内には疎らな大きさの人形が沢山並んでいた。
赤ん坊の人形もあれば、大人のサイズのマネキンのような物も置いてあった。よく見ればくまなどの
可愛らしいぬいぐるみも。

見たところ有名な着せ替え人形らしき物はない。
如何やら外国からの輸入品のようだ。
皆、人間味のある人形だった。
何だか人の死体が置いてあるようで少し背筋が震えた。


「わたしね、アルテミスってゆうのね。」
「アルテミスちゃん?」
「アルティスって呼んで。…おにいちゃんは?」

「僕は…アポロって言うんだ」
「アポロ?」

うん、とうなづくと、少女はふーんと言うだけで返事はしなかった。


「アルティスちゃんは此処で何してるの?」
「わたし?…わたしは…今だけ店番してる」


なんだろう。きっとお爺さんか誰かが
この店をやっているのだろうか。
今だけ…ということは出かけているのか?

まあ深く詮索するのも悪いし、人形を買う気も無いのでちゃっちゃと見て出て行くことにするか。

「ショーウインドーのお人形、可愛いね」
「うん。あれ、わたしを“もでる”にしてんの」
「そうなの?だから…」

如何やら似ていると思っていたが、
少女をモデルにして作られていたらしい。
確かに言われてみれば似ている部分がたくさんある。

「いろいろ見てって!おきゃくさん、久しぶりなの」
少女は部屋の隅にあった階段にのぼり、何処かへ
行ってしまった。

ああ、どうするものか。
少女が降りてきた時に居なかったら失礼だし。
まあ…彼女が降りてくるまで人形を眺めていよう。


「本当…細かいもんだな」

一つ一つの人形の視線を感じるので少し怖い。
人形は可愛らしいが…やっぱりちょっと不気味だ。
人間とそっくりなのに生きてはないからか。
何故なんだろうか。


部屋の奥の方へ進んでいくと、手前に扉があった。
紅く塗られている。
何だろう。作業場かお手洗いか何かだろうか?
にしても、何にも表示が無いものだから困る。

しかもこういうときに限ってトイレに行きたくなってきた。



少女は今二階に掛けて行ったし…。
二階に言って少女に尋ねてみようか…。

Re: * 乙女人形愛好者.    01up ( No.3 )
日時: 2009/10/24 15:21
名前: 懺撃 ◆3HjpPZArts (ID: OTVrSGpZ)
参照: http://69185918.blog72.fc2.com/

あげ

Re: * 乙女人形愛好者.    01up ( No.4 )
日時: 2009/10/24 20:35
名前: 懺撃 ◆3HjpPZArts (ID: OTVrSGpZ)
参照: http://69185918.blog72.fc2.com/

誰か米を…><
まあ別にいいんですけど((


Page:1



この掲示板は過去ログ化されています。