ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 無気力な天才
- 日時: 2009/10/23 19:59
- 名前: 劉翔 (ID: 0W9rRz2p)
プロローグ
私の名前は八魔本賢吾(やまもとけんご)、年齢は34歳である。県警捜査一課の警部で、殺人事件となれば部下を引き連れて現場へ駆けつける。
八魔本という名字が暗示するように警察内では気性が激しくいかつい顔で有名だ。鼻の下に髭なども生やしている。私が、「なにやっとる」と怒鳴りつければ、派出所勤務の新米巡査などは、氷のようにカチコチに固まるのだ。
このように私はどこから見ても立派な警部なのだが、実はあまり大きな声で言えない欠点がある。それは、この任務について以来まだ一度も手柄を立てていないのだ。いやもちろん書類上は、事件を解決したり犯人を逮捕したりもしている。そうでなければ、捜査の指揮官という立場についているのが不自然である。ただその解決なり犯人逮捕なりを実際に行っているのは、私以外のある人物である。
ある人物というのは、この物語の主人公城戸劉矢(きどりゅうや)である。見た目はイケメン大学生であるが性格というのが最悪なのである。その性格とは、完全な無気力なのである。しかし探偵としての腕は超一流である。この男を捜査協力させる方法は、興味をひかせるだけしかない。私は何度苦労した事か・・・。
思えば彼が解決した難事件のことは、昨日の事のように浮かんでくる。
最初に思い出されるのは、あの連続殺人事件か・・・
第一章 便乗・・・連続殺人の真相
携帯電話が鳴ったとき劉矢はまだ布団の中だった。携帯を耳に当てると八魔本の声が聞こえてきた。
「劉矢、事件だ。荒神村で殺人事件起きた」
「荒神村か〜。オッサン行くから」
荒神村というのは、山奥の、さらに奥の奥まで入っていったところにある村である。
劉矢が荒神村に到着したのは、電話に出てから2日後。理由は劉矢の性格を考えればわかるはず。そう、単純に面倒臭かったのだ。
劉矢が村に着いたら、いきなり八魔本の怒声が響いた。
「なんですぐにこなかった!」
「だってよく考えたら車に長時間乗ってたら暇じゃん。それに道が舗装されてないから危ないじゃん」と劉矢が面倒臭そうに言った。その答えに八魔本があきれたような声で
「とりあえず、現場に行くぞ」と言い、
「はいよ」
と劉矢がぶっきらぼうに言い現場に向かった。
現場となったのは村はずれにある一軒家である。殺されたのはこの家の家主、佐竹権兵衛(さたけごんべえ)という中年の男である。被害者は寝室に倒れていた。頭を斧で真っ二つに割られ、おびただしい血が彼の顔面と寝室の床を覆われていた。その斧は床に落ちていた。斧からは指紋はとれなかった。さらにふき取った跡もとれなかった。
発見者は被害者の一人息子の千兵衛(せんべえ)で居酒屋から帰ってきたところ寝室から血が流れ出ていたので、のぞいてみたら腰を抜かしてしまいその場で泣き叫んだという。
劉矢と八魔本が現場に着いたのは彼らが合流してから20分後である。
劉矢はまず血塗れの床を見た。
「なぁ、オッサン。少しおかしいぜ。だってよ〜床がこんなに血塗れなのに足跡一つついてないんだぜ」
とだるそうに言った。
「たしかに。でもふき取ったんじゃないか?」
と八魔本が言ったが、劉矢が馬鹿にしたように
「考えた見ろよ。ふき取ったらその跡も残るだろ。おそらく、犯人は部屋に侵入しないで犯行を行ったと思うよ」と言った。
「ちょっと待て。部屋に入らずに人を殺す方法なんてあるのか?」
と驚きながら劉矢に質問をした。その質問に対し劉矢は面倒臭そうに「わからない。でも考えてみる」と言ったのをきっかけに今日の現場検証は終わった。
現場検証を終えた二人は、現場の近くに止めておいた劉矢の愛車、レガシーに乗り込み宿に向かった。その宿に八魔本の部下と鑑識の、真中透(まなかとおる)が泊まっている。宿の名前は「民宿 神鬼(じんき)」という小さな民宿だ。
ここで、真中透の紹介をしよう。透は劉矢の幼馴染で劉矢と同じく、天才的な頭脳の持ち主である。ちなみに性格は劉矢と正反対である。
宿についた二人は、八魔本の部屋に向かった。その部屋に八魔本の部下の八木沼伸治刑事(やぎぬましんじ)が待っていた。
「警部お疲れ様です」と威勢よく八魔本に言った。
「オッサン、八木さん連れてきたのに何で俺呼んだの?」
「いいだろ。その方がすぐに事件が解決すると思ったからだよ」と八魔本が当然のように言った。
「オッサンは相変わらず単細胞だよな」
「劉矢、さっきなんて言った?」
「単細胞って言ったんだよ。聞こえなかったのかなオッサン?それとも・・・・・・」と劉矢が言い終わらないうちに八魔本の鉄拳が劉矢にクリーンヒットした。劉矢も頭にきたのか反撃を開始しようとした。そこに透が部屋に入ってきた。乱闘寸前の二人を見た透は「二人共、いい加減にしろよ!」と苛々しながら言ったが「うるせー」と二人の鉄拳の餌食になってしまい気絶してしまった。さらに止めに入った八木沼も二人の鉄拳の餌食になってしまった。
「うるさいよー!」と宿の管理人、小森政美(こもりまさみ)が叫んだ。しかし、その声も届かなかったらしく、ついに頭にきた。劉矢に昇竜拳を、八魔本にバックドロップを喰らわせた。二人はそのまま気絶してしまった。小森は「二度と騒ぐんじゃないよ!」と言い捨てて部屋を出て行った。
続きは無気力な天才2で・・・・・・・・
- Re: 無気力な天才 ( No.17 )
- 日時: 2009/10/23 19:34
- 名前: 咲 (ID: SOGiHJ/a)
あらら??
さっき私が見た時より進んでる??
早いなぁ・・・劉翔。
まったく・・・。なんでそんな書けんのさ!(怒)
ずるいよぉ・・・。私なんてさ・・・全然書けてないし・・・まぁ、頑張るけどさぁ(・△・;)
ちなみに、綾人さん私の正体は教えませんよ!!
不思議ッ子とでも読んで下さいな!
- Re: 無気力な天才 ( No.18 )
- 日時: 2009/10/23 20:57
- 名前: 鏡の国の・・・ (ID: cYSZrqDn)
けっこう本格的ですね。文章もよくできてて面白いです。続きが気になりますね〜。 あと俺からも一つ。北山猛邦(きたやましげくに)って人の「アリス・ミラー城殺人事件」っていう本も展開の仕方が上手くて面白いですよ。
- Re: 無気力な天才 ( No.19 )
- 日時: 2009/10/23 21:03
- 名前: 劉翔 (ID: FkTwM/pM)
お知らせ 続きは「無気力な天才2」で!!
- Re: 無気力な天才 ( No.20 )
- 日時: 2009/10/23 21:53
- 名前: 咲 (ID: SOGiHJ/a)
おk!!
って、もう見たんだけどネ。
あはは(^^♪
- Re: 無気力な天才 ( No.21 )
- 日時: 2009/10/24 16:58
- 名前: 2602←学校のあれ((サラブレッド)) (ID: uRjlitq/)
- 参照: http://ameblo.jp/sarabunaseikatu/
無気力な天才2へーGO!!!!
じゃがいもも添えて。 Σ(0д0|||)
咲って麻雀のあれじゃん
↑どうでもいいかww
よしっ!!
前のコメントで小説に関係することあんま書かなかったから書くZE★
ブックオフには沢山の古本あるよ。
なんだとッ!! Σ(0д0|||)
↑
コメントを見た劉翔
「殺し屋 1イチ」っていう本とてもおもしろかったです。(今日見てきた) 漫画だったけな、
ぜひとも見てもらいたい本です。※グロ系
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