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ホラー短編集 ,
日時: 2009/10/21 16:55
名前: ひなき、 (ID: uMmok.3B)

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いらっしゃいませー(^ω^)w
ホラー短編,中編集を書いていきまっすノ

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色々的なry

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Re: ホラー短編集 , ( No.1 )
日時: 2009/10/21 16:57
名前: ひなき、 (ID: uMmok.3B)

あげいノ

Re: ホラー短編集 , ( No.2 )
日時: 2009/10/23 09:16
名前: ひなき、 (ID: K10UiDSA)

一編目---→

 薄ぼんやりとした光が廊下の端々につけられていた。少し暗い廊下に夕子(ゆうこ)のヒタヒタとした裸足の足音が小さく響く。
 手にはお風呂セット一式──タオルとか、石鹸とか──の入ったポーチを持っている。
 
(せっかく露天風呂で有名な温泉に来たのに)

 心の中で呟いて、少し足を早めた。母に見つかったらどんなに怒られるかわからないもの。
 
(入らないなんてもったいないじゃない)


──混浴なんて、危ないじゃないの。十三歳の女の子が一人で入りに行くなんて! 万が一なにかあったらどうするの?

 母が心配そうに叫んでいるのを思い出す。

(もう人がいないだろうし)

 心の中で母に反抗しながら『混浴露天風呂』と習字の字のような力強く書かれた暖簾(のれん)を潜る。
 ざっと脱衣所を見回したが、着替えらしきものは置いてなかった。
 少し安心して一番近くにある籠に服を乱雑に入れた。曇ったガラスのドアを見て、胸が踊る。
 ドアを勢い良くガラッとあけると、顔にもうもうとした熱がぶつかった。
 少し前が見えないので慎重に滑らないように進む。
 岩を伝っていって、ごうごうと凄い勢いで流れる川のお湯を見つけて、手を浸した。
 ジン、と冷たかった手に熱いお湯があたる。手を出して、今度はお湯に体を沈めた。
 暖かさにホッとして、体を沈めようとしたが、なにせ天然だから岩がごつごつと体に当たって痛かった。


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