ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 卍踊リ狂ウ操リ人形復讐劇%
- 日時: 2009/10/19 20:13
- 名前: 卍まりカ% ◆m3V64RtC6E (ID: HM2TJJeN)
踊リ狂ッタ操リ人形
狂ッた人形ワネジガ外レタ
サァ、踊レ
私ノ手ノヒラの上デ
踊リ狂ウ操り人形劇
人形ノ復讐劇ハ
永久ニ続クノダカラ
止メタッテ無駄ナンダヨ?
アンドゥ、トロワ
アンドゥ、トロワ
段々リズムモ狂ッテク
糸ガ切レテ人形ハ奈落ノ底ヘ落チテユク
決シテ終ワラナイ
踊リ狂ウ操リ人形復讐劇
モウ、ステナイデ...
御挨拶%
マイペース更新ですので長い目で見てください。
多分完結は程遠いと思うのですが←
ゆっくりのんびりいきますよ
コメントくれるとやる気が出ます←
米返はしません
御客様%現在ロロ囚
目次%
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- Re: 卍踊リ狂ウ操リ人形復讐劇% ( No.1 )
- 日時: 2009/10/19 20:18
- 名前: 卍まりカ% ◆m3V64RtC6E (ID: HM2TJJeN)
ロロ卍プロローグ%
「これもう古いし使えねぇから捨てるか」
「何これ泥ですっごい汚れてんじゃん」
「きったな」
「うえー。帰ろ帰ろッ」
待ッテ
待ッテ
置イテカナイデ
ワタシを捨テナイデ!!
大雨の日、雨粒が人形の目に入った
それは涙を流すように流れて
やがて血のにじんだ色に変わるのだった
さぁ。始まりだよ
踊り狂う操り人形復讐劇。
全員死ぬまできっと許さない。
- Re: 卍踊リ狂ウ操リ人形復讐劇% ( No.2 )
- 日時: 2009/10/19 20:47
- 名前: 卍まりカ% ◆m3V64RtC6E (ID: HM2TJJeN)
ロ1卍転校生%
「えー、今日このクラスに編入してきた、鈴月紗綾さんだ。鈴月はフランスからの帰国子女で……」
蒼崎中学校2年4組。
今日はフランスからの帰国子女の転校生が来た。
別に俺には関係ないと思い、窓の外を眺める。
窓際の一番隅という、最高のポジション。
サボりもあんまりバレない(それは担任等職員が抜けている為)。
それに、俺の席の隣には誰も居ない。
人数の都合で。
ま、俺にとってはどうでもいいこと。
このクラスに仲がいい奴はいない。
隣のクラスには一人いるが、そもそも同学年の人間は俺にとってはガキにしか見えないのだ。
兄は高校2年で、兄達と昔から遊んでいたのもあり、年上の友人の方が多かった。
別に今更作る気はなかった。
俺はさっきから嫌な予感がした。
というかほぼ決定的に。
隣に新しい机がある。これは、まさか……
「じゃぁ、鈴月は……あの窓際の一番隅に居るのが蒼崎瀬の隣な。机、置いてあるだろう」
やっぱりな。
俺の隣かよ。
折角授業中居眠りをしていても注意受けなかったのに。
ま、こいつおとなしそうだしいっか。
「……鈴月紗綾。よろしく。」
「俺は蒼崎瀬。こちらこそ」
社交辞令とまでに軽く言っておいた。
特に意味もなく。
「ライ……いいなまえ」
「は?」
「いいなまえ。ライ。」
帰国子女なわけで、少しカタコト。
でも、どこか愛着のあるような喋り方。
言葉では表現できないけれど。
鈴月紗綾は、綺麗な栗色の髪にが胸のあたりまで伸びていて、肌は白くてキメが細かく、大きくて透き通るような瞳。
可愛らしい奴。でも、どこかひ弱そうな奴だった。
それから簡単に一時間目を終え、俺はボケッと肘をついて退屈していた。
そしてまたいつもの通り、女子の嵐。
「蒼崎くーんッ」
それは女子の集団。
7,8人ぐらいだろうか。
今言葉を発したのは、いつもこの集団で前に出てくる本角ジュン。
本角グループの一人娘。
おかげで教師はこいつへの贔屓が目立ち過ぎるくらいだ。
だが本角自身は、甘ったるい口調で、髪の毛をクルクル巻いた、スカートを思いっきり短くした女。
苺やホイップクリームのような甘いケーキのような匂いの香水をつけている。あまり俺のタイプではなかった。
「今日ねー、ジュン髪の毛いつもより多めに巻いたんだー♪」
「あ、マリはお化粧頑張ったんだよ!」
「莉里香わ5キロ痩せた♪」
適当に受け流す。
痩せた女も、髪の毛巻きまくってる女もケバイ女も、俺は好きじゃなかった。
ああ、臭い。
化粧の匂いが嫌いだ、俺は。
好きな匂いはって言われると難しいが、金木犀の香りが好きであったりした。
化粧臭さに参っていると、俺のシャツの裾を、くい、と引っ張られるような感覚。
右側に顔を向けると、そこには転校生の鈴月が居た。
「ちょっとぉ、鈴月さんどうしたのー!?」
おい、お前に言ってるんじゃないだろう。
すると、鈴月は口を開いた。
「瀬。頼みある」
そう言って鈴月は俺の手を引いて、廊下に出た。
- Re: 卍踊リ狂ウ操リ人形復讐劇% ( No.3 )
- 日時: 2009/10/20 20:39
- 名前: 卍まりカ% ◆m3V64RtC6E (ID: HM2TJJeN)
ロ2卍案内%
「ちょ、待てよ、鈴月」
「鈴月じゃなくて紗綾」
「はッ!? さ、さあや、ちょっと止まれよッ」
「わかった」
すると勢いよく歩いていた紗綾が急に止まる。
衝動でこけそうになる。
「っつつ……で、俺に頼みってなんだよ」
「学校」
「は?」
「学校、案内、して」
なんだよ、そんなことかよ。
拍子抜けしてため息。
まぁ、いっか。サボリ入れるなんてしょっちゅうだし。
「じゃ、行くか」
「待て」
「は?」
「手、つなぐ」
こいつはこういうことにためらいはないのか?
とりあえず男女なんだが……
俺が眼中にないのか、温室育ちなんだか、なんなんだ……
でも、あの嵐女共も少しは落ち着くかもしれないな。
どうでもいいとは思っていたけどうざいことはうざいし。
「いーよ、ほら」
手を差し出すと、指をからめてきた。
恋人繋ぎかよ。
ま、いっか。
紗綾からは、金木犀の香りがした。
図書室、理科室、保健室等特別教室を順々に教える。
放送室の時点でチャイムが鳴る。
サボるからどうでもよかった。
それから屋上の入り方も教え、残るは中庭のみだった。
「ここが、中庭な。弁当食う奴ほとんどがここだぞ、」
たんぽぽが一輪、未だに咲いている。
珍しい。っていうかすげぇ。
生命力というかそもそもなぜ咲いたんだ。
そんな素朴な疑問を持っていると、手をひかれる。
「どうした紗綾」
「あれ、あれ」
紗綾が上を指指す。
そこには、屋上の柵を乗り越え見下ろしている女子生徒が居た。
まさか……!
「! ッ紗綾伏せろ」
俺は手を引いて、紗綾の目を手で覆う。
すると瞬時に女子生徒は落下してきて、スローモーションに落ちるなんてことなくすぐに落ちた。
煉瓦の積み上げられていた場所に頭から落下した。
見れたものじゃない現状だった。
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