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大切な仲間達へ
日時: 2009/10/25 20:57
名前: 璃子 ◆nsihl1JyRQ (ID: MXnsfzOf)

「ほ、本当ですか?」

秋になり過ごしやすい季節。
放課後の校舎の2階南校舎に理子はいた。

「うん、受験忙しいから中々連絡できないけど」


勇気を振り絞り告白した。
理子に涙が溢れ出した。
何度タオルで拭っても止まらないくらいの。
ずっと片想いしてきたその辛さと達成感が一気にこみ上げてくる。
大好きな祐先輩は今自分の前にいる。
そして、今日から付き合う。

「大丈夫かぁ!? ……帰るか」

そう、幸せを今この瞬間感じているんだ。
理子はどきどきしながら祐と共に歩いた。

(これから先、どんなことがあっても

絶対祐先輩と楽しくやっていく)


二人の髪の毛は夕日でオレンジ色に輝いていた。











どうも、璃子です。
「大切な仲間達へ」を読んでくださり
ありがとうございます。
まだまだ未熟者ですががんばります。

感想や批評など受け付けてます^^

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Re: 大切な仲間達へ ( No.1 )
日時: 2009/10/27 21:44
名前: 璃子 ◆nsihl1JyRQ (ID: 9Qe5KE35)

#1 仲間


「今日も先輩と帰るんでしょ?」

秋晴れの日。東校舎2階の理子の教室には
放課後というものの人が結構いた。
理子やその親友サヤもその中の生徒だった。
午後5時近くといってもまだまだ光は教室に差し込む。
理子は付き合って1ヶ月の祐と一緒に下校する約束を
していたためサヤには先に帰ってもらうことにした。
と、言う前に当てられて言うまでもなくなったが。

「うん、ごめんね」
「いいの、うちは理子が幸せになってくれて
嬉しいんだから」

理子は突然はっとした。
一つ気づいたのである。

「あっ、サヤだって翔太と帰るじゃん!」
「えへへ」

サヤには1年前から付き合っている翔太——理子の幼馴染がいる。
一応、一つ上だが理子は呼び捨てしている。

「じゃあね、また明日」








——いつも通りの日々って言えることが幸せ。
平凡という言葉は何より平和を表す。


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