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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 落書き
- 日時: 2009/10/27 15:38
- 名前: ピエロ ◆Cn5TjroUCc (ID: WiTA9hxw)
腕がなまってるんで書きます。
暇な時間にちょいちょい更新する感じです。
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- Re: 落書き ( No.1 )
- 日時: 2009/10/27 16:04
- 名前: ピエロ ◆Cn5TjroUCc (ID: WiTA9hxw)
この学校に屋上があるなんて知らなかった。いや、この学校に屋上が存在するということはもちろん知っていたのだけれど、屋上へと繋がる階段が見つからなかったのですっかり屋上に行く手段がないと思っていた。そこまで屋上へ行くという行為に執着がなかった僕は屋上まで行く手段を知らぬまま一年間と半分を過ごした。
では、なぜ僕がいま屋上にいるのかというと、自殺しようとしているのだ。
学校の屋上から飛び降りる、そんなニュースや新聞でもよく伝えられるありがちな自殺を試みようとしているのは僕ではない。同じ学年にいる女生徒だ。聞いた話によると『いじめられていた』らしい。これもまたどこかで聞いたようなありがちな内容である。
では、なぜ僕——松井康弘がそのような自殺に立ち会っているのか。理由は簡単、女生徒の自殺を止めさせるために説得を試みるわけでもなく、はたまたどこぞかのB級映画のように一緒に死のうと言い出すわけでもない、ただの野次馬だ。
初めは何が起こっているか分からなかったが、まわりの奴らについていったら屋上についた。屋上に行くための手段は非常階段だった。そこでやっとまわりの事情をなんとなく理解している不良予備軍の奴から話を聞き、状況を把握したわけだ。
とりあえずここまで
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