ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

Crimson World———紅
日時: 2009/11/01 13:56
名前: +架凛+ ◆V3sV8pUxpk (ID: nujUYaTi)
参照: カキコでの持ち名は[瑠亜]と[架凛]です!!

一瞬_________


                  何が起こったのかわからなかった


目の前で真っ赤な鮮血が飛び散り


                  服に新しい模様を作った


まごうことなき_______紅


                  そして世界が_______






        紅く________染まる



+*:;;::*::;;::*::;;::*::;;::*::;;::*::;;:*::;;::*::;;::*::;;::*::;;::*::;;::*::;;::*+

 初めまして。架凛といいます☆
 またまた消えたのでまたまた書き直しです……。
 正直へこみますが………頑張りますッ!!

 *+。.。°お願い°。.。+*
●架凛の更新スピードは亀サンよりも遅いです……。
  それでも良いという方だけお読みください。
○荒らし、チェンメはNG!!
●ご意見、ご感想など大歓迎です!!
○コメしていただいた方の小説は必ず見に行きます☆
●友達募集中です〜(o>ω<o)ノ

 *+。.。°お客様°。.。+*
No,1 ナガ様
No,2 カニマロ様
No,3 秋様

Page:1 2



第一話 幕開け ( No.1 )
日時: 2009/10/31 16:32
名前: +架凛+ ◆V3sV8pUxpk (ID: nujUYaTi)

 ここは、太陽系から遠く離れた星、ヴァロア。
 この星には、大きく分けて三つの大陸がある。
 一つは、炎の帝国ラファーロを中心とした大陸、トーチ。
 二つ目は、水の国リーアスを中心とした大陸、レイク。
 そしてもう一つは、緑の国フィリアムを中心とした大陸、ネイア。
 通称、ヴァロア三大大陸と呼ばれる。

 それぞれ三つの大陸は深い関係をもっていなかった。
 いや、持とうとはしなかった。

 しかし今、そんなヴァロアが変わろうとしている。

 ことの発端は、水の国リーアスの画期的な発明からだった。
 リーアスは「奇跡の水」という物を発明したのだ。
 それは、命をなくした者の口に一滴たらせば息を吹き返すという物だ。
 死後3日以内にしか効かないが、相当量な代物である。
 それを耳にしたのは炎の帝国ラファーロ。
 そして、欲望に駆られた者達が立ち上がる。

 後に緑の国をも巻き込み、「ヴァロア世界大戦」
 と呼ばれるようになろうとは、まだ誰も知らない。


 さあ、地獄の戦いの_________




          幕開け__________

第二話 水の国の姫君 ( No.2 )
日時: 2009/10/31 14:49
名前: +架凛+ ◆V3sV8pUxpk (ID: nujUYaTi)

 レイク大陸には四つの国がある。
 中心のリーアス、エルドラド、グレイシャ、ミストの四つである。

 ここは水の国リーアス。
 ヴァロアの中で一番水の豊かな国だ。
 
 リーアス国の中心には城がある。
 そして、その城の玉座を前に一人の少女がいた。

 「おじいさま、お願いです。私も行かせてください!!」

 必死な顔で頼み込む少女。
 その瞳は雲一つない空のように澄んだ蒼。
 そして、流れるように艶やかな漆黒の髪を持っていた。 
 彼女の名前はマリン=リーアス。
 この国のれっきとした姫である。

 「ならぬ。お前は儂の後継ぎじゃ。
  死なせるわけには行かぬ。」

 重々しい声で答えたのは現王ガイア=リーアス。
 王族は長生きのため、まだ王をつとめていられる。

 「そんな!?私は……この国の人達を守りたいのです!!」

「うむ。」

 ガイア考え込んだ。
 それには複雑な理由がある。

 「本来ならば、儂の後はお前の父が継ぐはずだったのじゃが……」

 「………。」

 不意にマリンの蒼い瞳に涙が溢れ頬を伝った。

 ガイアが悩む理由とは、マリンの父のことである。
 マリンの父カイスは、天才的な科学者であり、膨大な魔力の持ち主であった。
 大らかでリーダーシップもあり、王としてはまたとない人材だった。

 しかし、既にこの世には
いない。

 カイスは「奇跡の水」の研究を始めた第一人者だった。
 そして、それがラファーロの耳に入り、暗殺された。

 もし、カイス一人だったならば助かったかもしれない。
 だがラファーロは娘のマリンにまで目をつけた。
 相当の魔力をもったカイスの娘。その魔力を受け継ぐ者だと恐れ、殺そうとした。
 そしてカイスは、愛する娘を守るために死んでいった。

 マリンの目に焼き付いて離れない、自分をかばうように立ちはだかった背中。
 そして、飛び散った血。

 そんな父にマリンは一体何を思っただろうか。
 カイスは盾となって娘を守ったが、その心には深い、深い傷跡を残した。
 
 「マリン。お前はラファーロに復讐しようと考えているのではないか?」

 「……!!」

 マリンは苦しそうに眉根を寄せた。

 「それは……父を殺した者に復讐したいと思うのは、当たり前です!!
  しかし今は、国の民を守るために……行きたいです。」

「うむ……。お前が……汝の自我を保つことができると言うならば、
  好きにするがよい。」

 ガイアが恐れているのは、カイスの娘であるマリンが秘めた強大な魔力を、
 我を失い解放してしまうことだったのだ。

 「……はい。私、行きます!!」

 マリンはそう言って玉座を背にし、高らかに宣言した。

 「リーアス第一戦闘部隊、出動!!」

 ガイアは遠くなるマリンの背中にカイスの面影を感じた。

 「決して……死ぬでないぞ。」


 力強く言うガイアの姿は紛れもない王の風格をかもしだしていた。

第三話 銀髪の少女 ( No.3 )
日時: 2009/10/31 17:05
名前: 架凛 ◆V3sV8pUxpk (ID: nujUYaTi)

「エルドラド」レイク大陸の中で最も小さな国
 絵本から抜け出てきたかのような町並みと、
 様々な工芸品で有名な国だ。

 そんな美しい国も今、戦火にさらされていた。

 「ふふふ……ふはははははは!!
            良い眺めだ。」

 かつては民の憩いの場所であった広場で、
 燃え盛る炎を見つめ、笑う男がいた。

 男の名はブルート=ファイアリー。
 短く切った燃えるような赤毛。
 明るい朱色の瞳には、色とは裏腹な冷たい光が宿されていた。

 「おとなしく奇跡の水を渡さないからだ。
            ははははははは!!」

 再び笑うと、ブルートの目の前を白銀の何かがさっと通り過ぎた。

 「……!?」

 「外れたわねぇ、残念。もうちょっとだったんだけど……ねぇコルア。」

 声のしたほうに目をやると、そこには一人の少女がいた。
 腰までのびた銀色の髪に鮮やかな薔薇色の瞳。
 そしてその胸に抱いているのは、
 白銀にひかる……狐?

 「お前……誰だ。」

 ブルートは少女を睨み、
 先程とは全く異なる静かな声で聞いた。

 「あら、人のことを聞くのなら、
  まず自分が名乗るのが通りではなくて?」

 少女は怪しい笑みを浮かべて言った。

 「俺はラファーロ第三部隊の隊長、ブルート=ファイアリー。」

 「第三部隊?うふふ、弱いのねぇ。」

 「何だとっ!?」

 ブルートは怒りに顔をゆがめた。

 「俺が名乗ったんだからお前も名乗れっ!!」

 「私?私はフィリア=ライトネス。」

 「……何者だ。」

 「ただの通りすがり、とでも考えてくだされば、
            それでよろしいわ。」

 相変わらずの笑みに、
 ブルートはいらつきを隠せないでいた。

 「で、抱いてるそれはなんだ?」

 ブルートが面倒臭そうにそう言うと、
 フィリアの顔から表情が消えた。

 「ねぇ、今〝それ〟っていった?」

 一瞬で、その場の空気が凍りついたような気がした。

 「〝それ〟って、コルアのこと?」

 冷たい顔で言う少女の言葉に、
 ブルートの心までが凍りついた。

 「ぁ……ぁぁ。ち、ちち、違います…!!」

 一軍の隊長とは思えぬ弱々しい声で答えた。
 これでは面目丸つぶれである。

 「そう。ならいいの。この子は私のコルア。」

 フィリアはコルアを撫で、笑みを浮かべた。

 「さあ、始めましょうか……。」

 「一体……何者なんだ。」

 恐怖におののくブルートと涼しい顔のフィリア。




 海沿いの国、エルドラドの戦いが……
   
               始まる___________

 

Re: Crimson World———紅 ( No.4 )
日時: 2009/10/31 20:03
名前: +架凛+ ◆V3sV8pUxpk (ID: nujUYaTi)

 +*::;;::*Cast*::;;::*+

 〜リーアス国〜
 マリン=リーアス(♀)
 リーアス国の姫。
 蒼い瞳と漆黒の長い髪を持つ。
 魔法属性は水(王族の血をひく者は全て水)一人称は「わたし

 ガイア=リーアス(♂)
 リーアス国の現王。マリンの祖父にあたる。
 灰色の髪に蒼い瞳。
 魔法属性は水。一人称「儂」

 カイス=リーアス(♂)
 マリンの父。天才的な科学者で膨大な魔力を持つ。
 マリンが10才の時に他界。
 魔法属性は水。一人称は「わたし」

 ファーナ=リーアス(♀)
 マリンが幼い頃に病死した母。
 魔法属性は花。

 〜ラファーロ国〜

 ブルート=ファイアリー
 ラファーロ第三部隊の隊長。
 燃えるような赤毛とオレンジ色の瞳を持つ。
 魔法属性は炎。一人称は「俺」

〜その他〜

 フィリア=ライトネス(♀)
 相当の魔力を持つ謎の少女。怪しい笑みを浮かべている。
 長い銀色の髪と薔薇色の瞳。お嬢様口調。
 魔法属性は謎。一人称は「わたくし

 コルア(?)
 フィリアと一緒にいる子狐。
 白銀の艶やか毛並み。
 

Re: Crimson World———紅 ( No.5 )
日時: 2009/10/31 20:05
名前: カニマロ (ID: H/WQNWxZ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12202

続きがめちゃ気になります!
がんばってください!


Page:1 2



この掲示板は過去ログ化されています。