ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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〜†過去迷宮†〜
日時: 2009/10/31 21:56
名前: 桜 姫夏 (ID: U2fmuc/y)

——————ここは、何処?


私が迷い込んだ森は、迷いの迷宮。

ここの住人は、皆、過去を背負い続けていた。

迷い込んだのは、間違っていた。

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Re: 〜†過去迷宮†〜 ( No.1 )
日時: 2009/10/31 22:46
名前: 桜 姫夏 (ID: U2fmuc/y)

—序章—迷いの森に導かれ


「お母さんッ・・・」
なんでお母さんは、私を捨てたの—?

「あんたなんか、必要無いわ!!」
頭の中で、あの言葉がよみがえる。

「お腹、・・・すいたな」
空が真っ赤に染まってゆく。

「ぁあ。何か楽しいこと・・・無いかな。」
甘い匂い・・・お菓子!?

森の奥まで、お菓子が一面に散らばっている。

「よし。決めた!!」
奥へ奥へと進んでゆく。

————ガタッッ

「あっ。えっ!?」

————ガタッッガタッッガタッッガタッッ

私は、そのまま下へ落ちてしまった。

「痛っ。」

私が迷い込んだ森は、とても静かな森だった。

————シャッーーー

湖の音だけが聞こえる。

Re: 〜†過去迷宮†〜 ( No.2 )
日時: 2009/10/31 23:26
名前: 桜 姫夏 (ID: U2fmuc/y)

—第一話—迷い込んだ先は

ここは何処なのだろうか。
「変な森ッ・・・誰もいないやっ。」

————コツッ

「いった!!何!?」

私の足元に何かが転がっている。

「・・・・・・本?」

「アタシのよ。」
長くて青い髪。頭にのせた小さくて白いハット。白いワンピース。真っ黒いブーツ。

「あっ・・・・・・」

「貴方。見ない顔ね。名前は?。」
どうやら、知らない森に迷い込んだようだ。

「かっ・・・神坂、まな。」
知らない人に名前を教えていいのだろうか。

「アタシは、神羽 希。自己紹介はすんだわ。いい?3時までに帰りなさい。良いわね。」

「え?・・・迷惑なら帰るね。じゃぁね。」

「さっ。早・・・」

————キーンキーン

「隠れて!!ウッ・・・アァ゛ッ」
希さん?頭が痛・・・ぃ


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