ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- ヴィナンシャル・バーチャル・クエスト1 謎のフォロボス
- 日時: 2009/11/03 10:32
- 名前: willsiruba (ID: LTX6Bi5r)
西暦2080年。このころの世界では、地中界、地上界、空中界にわかれていたとのことであり、地中界は仕事などの組織、地上界は人が住むところに分かれていたところである。そして、空中界はある特殊な人間が住んでいると推定されている。わかっているのは、その存在と、特殊な人間が住むこと、そして、その人間が、とてつもない力を持つことだけである。
1 1枚の紙切れ
ある日、地中世界のエーレスは、巨大ウイルス破壊組織「ガイタナル・エレメンタル・アタック・ウイルス」略して「GEAU」所属リーダーである。彼はなにより酒が好きであるとのこと。だが、彼の実力はたかい。力、知識ともにこの組織のなかで1番である。
ある日、エーレスが帰ってくると部下のマルクスがいそいでかけてきた。
マルクス「リーダーこれを見てください。」
そこには、1枚の紙切れがあった。
GEAUのみなへ
わたしは、ヴァーチャルのフォロボスだ。すまないが、いますぐきてくれ。場所はく・・・・
途中でとぎれている。
ガタス「そこの道端におちていたんだ。」
と、もう一人の部下がいった。
エーレス「く?とにかく、Qロボでヴァーチャルを調べてみろ」
Qロボとは、最近発売された、世界のもののすべてを記したものである。初代タイプはタイプ1のもの。大きさは現代の携帯くらいである。
ガタス「調べましたが・・・でません」
2 フォロボスの正体
エーレス「なに?故障か?」
マルクス「いや、ちがうようだぜ。安全状態はバッチリだ」
そのまえに、Qロボは100%故障しないのだ。それでもでないということは確実にあの空中世界しかないのだ。そうすると、フォロボスとは、あの特殊な人間のことだったのだ。
3 過去のヴァーチャル
エーレス「まさか・・いるとは思っていたが、実際にいるとなると信じられない・・・だいたい場が・・」
ピンポ〜ン、郵便で〜す。言うのと同時に郵便がきた。タイミングが悪い・・。そこには・・・
エーレス「2010年刊リアル3D世界地図CD・ROM!?・・なぜここへ?・・・いや、まてよ・」
エーレスは急いでパソコンを起動させ、CD・ROMをいれた。そうして、真っ先にでてきたのが、ヴァーチャルだった。そこにはバーチャルへのアクセス法や、宿泊プランの広告まであった。そう、70年前くらいにはヴァーチャルはふつうに観光地であった。一番の驚きは
空中世界は、地中にある。
ということ。
「特殊人間でもかてないということは、とてつもなくつよいぞ」
4 ウェンダーに挑む
次の日は、みなが練習用の巨大ウイルスと戦い、猛特訓をした。そして、たおすか後ろのスイッチをおさないととめる方法がないウイルス、「ウェンダー」とも戦う決意をしたのだった。
エーレス「よし、ウェンダーと戦うぞ」
というと、エーレスは息を整え、秒速7mというまるで人間ではありえない速さで走りながら敵を斬りつけ、あっというまにウェンダーに小さな穴をあけてしまった。だが、ウェンダーはぴくりとも動かない。これは、ウェンダーをたおしたのではなく、ただ痛くなかったのだろう。虫が止まったかのように、おなかをかいている。かきおわったかとおもうと、体の大きいウェンダーが、すばやく後ろをむきながら突進してきた。そのはやさは、B9(秒速9m)。エーレスを超えている。すっとエーレスの腹に直撃した。
5 エーレスは消えた
ガタス「リーダー・・リーダー!!」
というと、いそいでウェンダーの後ろのスイッチをきった。そのあと、なんとエーレスは消えてしまった。
そのあと全世界の光の指紋でひとを見つけるもので探してみたら2回くらいエーレスの指紋がみつかったが、これはなにかの間違いとして扱われた。
6 リーダーの行方
日が山の真上にきたころ、ガタスとマルクスはエーレスをあきらめて、明日の出発も中止にした。そのとき、
ド〜ン!
とても大きな音がした。2人はあわてて外に飛び出すと、ウェンダーのスイッチがオンになっていた。それに、ウェンダーはとてもおこっている。すごい攻撃をくらったようだ。変なことだ。
変なことはそれだけではない。なんと、ウェンダーがもう1体とてもつかれてそうにあらわれたのだ。
そしてもう1人あらわれた。こんどは人だ。それは、なんとあのエーレスだった。(1おわり)
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