記憶喪失 | ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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Re: 記憶喪失 ( No.1 ): 日時： 2009/11/08 12:25; 名前：さとやん（ID: KIi4ddQs）; キキキィーーーーーーーーーーッ

ドン

ウチは事故に遭った。

ちゃんと見てれば良かった・・・

ピーポーピーポー

あ・救急車が遠くに聞こえる。

神様。ウチはもう天国に召されるのだろうか・・・

ごめんね・・・坪くん・・・

Re: 記憶喪失 ( No.2 ): 日時： 2009/11/08 12:53; 名前：さとやん（ID: KIi4ddQs）; ウチが目を覚ましたのは、病室のベッドだった。

「ミラ！？」

お母さんがウチの名前を大声で叫ぶ。

「良かったわ・・・アンタ三日も起きなくて医者

には、もう起きないかもていわれたんやで？」

そうなんだ・・・

ウチ・・・危なかったんだ・・・

「そうだ！坪くん呼んでこなきゃあかんな」

といって病室を出たお母さん。

一人になるウチ。

ウチの名前は、林　ミラ。

生まれが大阪。育ちも大阪。

年は１９歳で、大阪の大学に通ってる。

その大学の帰り。ウチは酔っ払いが運転してた車に

轢かれた。

すると病室のドアが開き、

お母さんと一人の男の人が入ってきた。

その男の人は、病室に入るやいなや

「ミラ〜！お前、起きたんやなぁ！」

と抱きついてきた。

「え・・・」

「お前！冗談じゃないで！事故なんかにあって！」

「え・・・あの・・・どちら様ですか・・・？」

Re: 記憶喪失 ( No.3 ): 日時： 2009/11/08 13:16; 名前：さとやん（ID: KIi4ddQs）; 「え・・・？何言っとんの・・・？俺だぞ！」

「お母さん。この人誰？お兄ちゃんの友達？」

「ミラ・・・正気なの・・・？」

「正気なのって言われても・・・この人

誰か知らんもん」

ホンマにわからへんかった。

この人が、誰かも・・・

ウチとどんな関係かも・・・

わからへんかった。

ウチはその後、医者に呼び出され検査をした。

自分の名前。出身地。通ってる大学。

両親の名前。お兄ちゃんの名前。

いろいろ聞かれた。

「じゃあ　最後に聞きます。

さっき病室に入ってきた人の名前は？」

「わかりません」

ウチはそれだけが答えられへんかった。

ウチはその日から、ある男の人夢を見る様になった。

でも、その人は顔が見えなくて・・・

一緒にデートとかしてんのに

顔が見えない。

誰だろな・・・あの人。