ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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神殺し&自分殺し
日時: 2009/11/08 18:14
名前: 雅聖 (ID: YvnkZX8x)

かなりグロイ内容になるかも知れません

苦手な方はすぐに回れ右して逃げて下さい!!

逃げましたか?

それでは自己紹介を…

まず、作者の俺は初心者です

かなり見苦しい作品になりかねない…

けれど暖かい目で見守ってやって下さい

      &

更新ペースがハンパなく遅いのでご了承を…


それでは本編スタ〜ト!!

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神殺し&自分殺し ( No.8 )
日時: 2009/12/23 00:35
名前: 雅聖 (ID: YvnkZX8x)
参照: 投稿します

※前回の続きではありません。

俺は…
闇を見た…
だから知ってしまった
知ってはいけなかった…
契約してしまった…
してはいけないのに…
あの日の夜に……。

「お前は何を望む?」
「俺は… 死を望む。」
問われて、白波は答えてしまった
答えてはいけないのに…
「なぜ?死とは悲しいものだろう?」
「いや…。違う。
 人は皆いずれ死ぬ…死はきっとサダメなんだ…」
「ではなぜ望むのだ?お前もいつか死ぬんだろう?
 それならば望まなくても良いはずだ」
「それも違う。俺が思う死とは、この世から完全に消
 えてしまう事だ。人の心からも……
 そして、死を望む理由は「この世が醜い」から… 
 「世界が醜いのなら、自分が死ねばいい」と、幼い
 時からずっと知っていたから………。」
そう…
これは幼い時知ってしまった事…
あまりに幼すぎて、受け止める事ができなかった世界の真理…
でも、今なら分かる。
自分が…世界を醜いと感じてしまうのならば…
けれど感じたく無いのなら…
自ら死を望め…
セカイにはオキテガアル
それを破れば運命が決まる。
「死」と言う運命が…
しかし、ルールと言う物は知っていないと破れない。
だから、そう簡単には知れないルールがある。
闇のルール。
もう一つの名を…
「イマシメノコトバ」
闇を見たモノにしか知れないコトバ。
人は、何かをするために生まれた。
否、作り出された…。
天界の光と闇によって…
天界とは…
ソラの事
雲が浮いている空ではない…
その空は上にある
だが、ソラは下に在るのだ
昔から人間界では上が天国。
下が地獄という言い伝えがあるが
実際には真反対。
というか、根本から間違っている。
地獄も天国も無い。
単に、死んだら壱死(いっし)を迎え「心華」(しんか)に心を食われて残りは人の中にある想いだけになる
次に「想華」(そうか)が想いを無にしていく。
そしてやっと弐死(にし)が迎えられる。
弐死に辿り着くと存在が消える。
つまり本当の意味で死ぬ
天界では壱死が光、弐死が闇、と言う風に区別される
「心華」と「想華」は天界の主が選ぶ。
選ばれた者に決定権は無く、強制的に「光」か「闇」
を見せられる。
「光」と「闇」にはそれぞれルールがある
「光」にはカイホウノコトバ。
「闇」にはイマシメノコトバ。


ここまで更新しときます。
次回はこの続きです。

Re: 神殺し&自分殺し ( No.9 )
日時: 2010/03/01 21:13
名前: 雅聖 (ID: YvnkZX8x)
参照: 遅くなりました

イマシメノコトバ
文字通り。
想華をイマシメルための言葉

カイホウノコトバ
これは、心華が果たさなければいけない使命の言葉

それぞれ「もう普通の人間には戻れない」と遠回しに
言っているようなもんだった




これでいったん終わりです。
次は白波がまだ施設にいた頃のお話の予定……
今更なんですけどね…?
私時々キャラ崩壊させてしまうことが多々あるんです…。
なんかすいません。。。
これからの話の中で時々プロフとは違うキャラの性格になることがありますが、お許しを。

Re: 神殺し&自分殺し ( No.10 )
日時: 2010/03/04 19:39
名前: 雅聖 (ID: YvnkZX8x)
参照: こんちゃ

#3
空から地獄
何処から飛んできたのかも分からない手紙をまだ幼かった俺は根拠もなく信じてしまった。

3年前、10歳の時俺は施設に友達もいなくていつも一人で空を見ていた。
ある日、いきなり窓から紙飛行機が飛んできて頭に当たった。
いや、あたる寸前の所で俺に捕まった。
グシャリ
と紙飛行機えお握りつぶしてゴミ箱に投げようと思ったが、紙飛行機の折り目に何かが書かれていたので、手を止めた

そこには、こう記されていた。


すいません。
友達の家からなのでもう帰らなくては……
また後日、続きを更新します。
ではでは……。。。

神殺し&自分殺し ( No.11 )
日時: 2010/03/04 19:38
名前: 雅聖 (ID: YvnkZX8x)
参照: 続き

イメシメノコトバ
貴様は使命を背負った。
背負ったからには果たしてもらう。
だが、人間のままでは何かと面倒くさいだろ?
という事で、天界からのプレゼント〜♪
想華となった君にを悪魔にしてあげようじゃないか♪
んじゃ、ヨロシク〜♪

10歳の俺に読めるはずのない漢字は何故か読めてしまう。

俺はもう人生という物を諦めていた。
だから、手紙を読み終わった時あぁ言ったのだろう・・・
「もう人並みに生きるのはやめたんだ。想華でも人間でもいいよ!!」と・・・
答えてしまったからか、頭に声が聞こえて来た。
「そうか・・・ならば、想華になってもらおう。だけどなぁ〜…。想華の仕事ってエグいんだよなぁ〜・・・ お前もまだ幼いんだ。まずは15歳まで待ってやるからまず悪魔になれろ・・・ 結構きついぞ!! 特に羽生える時とか。

「黙れ・・・ だから何? どうせ逃げられない。」
頭の中に響く声なのできっと心の中で喋れば声は届くだろう。
そう思い白波は人差し指を立て口の前へもって行き「シ〜」のポーズをとる
「よくお解りで♪」
「馬鹿?お前・・・」
白波は少し首を傾げて淡々と述べる
「俺は天界の長で、名は森羅(シンラ)だ。」
「俺に名を語っても意味は無い。」
「?」
突然の白波の電波発言に言葉が出ない森羅
そのまま白波の言葉を待っていると、あちらもそれに気づいたのか、また喋り始める
「人の名前などに興味は無い」
森羅は、「こいつやっぱり電波だ」と思いながらも興味を示す
「面白いやつだ・・・ ますます気に入った。では後ほど迎えに行こう」
「好きにしろ」

それっきり声は聞こえなくなり、俺は倒れたらしい。
気がついた時にはもう左目の色が変わっていた。
施設の人たちは気持ち悪がって俺を殴ったり、ご飯をくれなかった日もあった。
でも俺はそんなのどうでも良かった。
その時にはもう人間じゃなくなっていたから
殴られても痛くなかった、お腹もだんだんとすかなくなっていった。
自分が生きているのかも分からなくなり始めた時に龍詩が施設に来た。
「なみの るし・・・ ヨロシク」と軽く挨拶をしてそっぽを向いてしまい、ニコリともしない。
だが、俺と目が合った瞬間イキナリ飛びついてきた
龍詩は俺の顔を覗き込むと
「綺麗な髪の毛をしている」
と初めて笑った
「?」
俺はしばらく人と話していなかったのでどう接したらいいのか分からなかった
すると龍詩は物珍しそうに俺の髪の毛をなでて
「銀色の髪って珍しいんだよ?」
少し首をかしげた龍詩は先程とは違う少しはにかんだ笑顔だった
「名前教えて?」
聞かれて白波は少しとまどった

どうしよう?
多分、こいつに名前教えても俺にはなんのメリットもない
けれど・・・

「俺の名前。聞いてどうする?」
「そんなの決まってんじゃん!! 友達だから。名前、呼ぶんだよ」
「嫌だ。友達なんて邪魔なだけだから・・・」
「分かったよ・・・ じゃぁ名前だけでも教えろって

Re: 神殺し&自分殺し ( No.12 )
日時: 2010/03/04 19:36
名前: 雅聖 (ID: YvnkZX8x)
参照: すいません

すいません!!
手元がくるってなんか更新しちゃった・・・
続きです。

名前だけでも教えろって、呼ばねぇから」
「風神 白波」
「じゃぁ白(しろ)な!!」
「お前、名前呼ばないって言っただろう・・・」
「名前じゃねぇよ。しいて言うなら・・・あだ名かな?」
「馬鹿だな・・・ お前も。」
白波が少し笑いながら言うと
「お前、笑うんだな。つか、お前じゃなくて、龍詩だ」
「別にどっちでもいい 意味なんて無いだろう」
白波がいうと、龍詩が少し怒り気味に
「意味はちゃんとあるぞ」
「そ。でも俺に意味は無い」
「じゃ、俺が意味をつける お前の髪は銀色だから・・・ 

すべてを受け入れる「風」の「神」のように・・・ 
そして、すべてを洗い流す「白」き「波」ように・・・

よし! これでお前の意味ができた」
満足げに言う龍詩から顔をそらし
「すべてを受け入れる風の神
 すべてを洗い流す白き波 か・・・
俺はそんなに綺麗に生きていけるんだろうか?」
そう言いつつも、何故か白波の顔は幸せそうだった

fin
 


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