ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 〜*別世界の物語*〜
- 日時: 2009/11/14 15:42
- 名前: 爽雅 ◆g5PYh/Fz2M (ID: m7pepIKd)
- 参照: 雑談でもコメディ、二次小説、社会問題系などおりますので。
どうも。流兎です。
長い間、ここのカキコでお世話になっています。
この話は、作者はまねているつもりはなくても、他の作品と似ている、などの批判が多ければロックします。
いっときますが、作者は他の話をまねているつもりはありませんので。
今回の小説は別世界を二人の主人公が別世界で成長?みたいなのをしていく話です。
ちょい、恋がはいってしまうとは思いますが、冒険中心ですので。
あんまり長く書くと飽きてしまう恐れがあるので、挨拶はこのくらいにしておきますね。
では、どうぞ。
〜*お客様*〜
〜*目次*〜
登場人物>>1
序章>>2
第一話>>3
第二話>>4
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- Re: 〜*別世界の物語*〜 ( No.1 )
- 日時: 2009/11/12 11:52
- 名前: 爽雅 ◆g5PYh/Fz2M (ID: m7pepIKd)
- 参照: 雑談でもコメディ、二次小説、社会問題系などおりますので。
登場人物
広内茲
今年の春、中学二年に進級した、女の子。
今回の物語の主人公の一人。
かなりドジ。
元気は誰にも負けない。
羽倉桂
茲とは中一のころ知り合って、いまではかなりのいい友達。
茲と同じく今年の春に、中二に進級した。
主人公の一人。
別世界の住人
寛和
獣族の生き残り。
右手が、獣の腕になっている。
素直じゃない性格。
絆奈
寛和の母。
寛和の父・光良(村長)の妻。
光良
寛和の義理の父。
寛和はこのお父さんを嫌がる。
村長。
他、いろいろ出てくると思いますが、今のところはこれだけです。
- Re: 〜*別世界の物語*〜 ( No.2 )
- 日時: 2009/11/12 17:29
- 名前: 爽雅 ◆g5PYh/Fz2M (ID: m7pepIKd)
- 参照: 雑談でもコメディ、二次小説、社会問題系などおりますので。
序章
春の平和な空の下。
茲と桂は中二になった。
二人の将来は、どうなるかは誰も知らない。
でも、二人は将来に期待を膨らませていた。
ある日の事。
茲の家にお邪魔した桂。
二人の勉強会を予定していたが、勉強など、目もくれない二人。
茲の家にはじめてきた桂は、茲の家を探検させてくれと頼んだ。
探検して、桂は面白がっていたとき、茲も知らない、ドアがあった。
二人はそのドアを開けてみた。
そこからは、太陽の陽が差し込む。
ここから、二人の冒険は始まる。
- Re: 〜*別世界の物語*〜 ( No.3 )
- 日時: 2009/11/12 17:44
- 名前: 爽雅 ◆g5PYh/Fz2M (ID: m7pepIKd)
- 参照: 雑談でもコメディ、二次小説、社会問題系などおりますので。
第一部 『平和』
第一話「進級」
春の平和な空の下。
光星中学校は入学式やらと、いろいろ忙しく動いていた。
茲も桂も人たちである。
茲と桂は中二にあがり、部活で、先輩になれたという嬉しさもあり、顔は輝いていた。
二人はちゃんと将来の夢がある。
桂は医者。茲は幼稚園の先生。
でも、それがちゃんとなれるかどうかはわからない。
それでも、二人は将来の夢に期待を膨らませていた。
入学式の一週間後。
生徒たちも落ち着いてきて、勉強も順調とはいえないがそこそこだった。
放課後、きょうは茲も桂も部活が無いため、一緒に帰ることにした。
「桂ー! 一緒にかえろっか!」
「おぅ」
二人は下駄箱まで行き、靴を取った。
そして外に出たとき、茲のクラスメイトの星名がきて(物語とは関係ありません)
「ヒューヒュー! カップルだぁー!」
などと星名の仲間も、そう冷やかしていた。
桂はすこし、顔を赤くして「うるせぇよ!」と言った。
茲も「やめてよっ!」と否定した。
星名たちもいなくなり、二人は歩き始めた。
春でもまだ風が寒い季節、茲は手をぎゅっと握り締め、桂はズボンに手を突っ込んだ。
そして、茲が切り出した。
「ねぇ、今度さ、私の家で勉強会しない? 二人で。 人呼んでもいいけど」
「ん? あ〜、いいよ。 いつにする?」
「じゃあね、……来週の土曜日どう? この日だったら、私的にちょうどいいし……。 部活、終わってから」
「う〜ん、まぁいいか。 じゃあ勉強道具持ってくるわ」
「了解! あ、私こっちの道だし、じゃっ」
「あぁ。 またな」
お互いニッコリ笑って、帰っていった。
- Re: 〜*別世界の物語*〜 ( No.4 )
- 日時: 2009/11/13 17:59
- 名前: 爽雅 ◆g5PYh/Fz2M (ID: m7pepIKd)
- 参照: 雑談でもコメディ、二次小説、社会問題系などおりますので。
第二話「二人のお宝」
《今から十年前……》
『茲、こっちにおいで』
おばあちゃんが私においでという。
私は小走りでおばあちゃんのところに向かう。
『なーに? おばあちゃん』
『手をお出し』
私は手を出した。
お菓子をくれるのかと思い、手を出す。
私の手におばあちゃんの手が重なる。
そして、手のひらを見ると、真っ赤で綺麗なビー玉があった。
『おばあちゃん、これなあに?』
おばあちゃんはニッコリ笑って説明してくれた。
『これはね、炎珠といってね、炎の真珠なの。 今の茲には難しいかもしれないけど、簡単に言えば、とても大事なもの。 だから、ずっと大事にしておいてね』
これしか聞けなかった。
その翌日、おばあちゃんは急死。
原因は不明だが、優しかったおばあちゃんが死んだことに、私は悲しかった。
そして、十年後。
あれからずっと、あの“炎珠”を持っている。
どうして、これが大事なのだろうかと、暇さえあればずっと、このことを考えてる。
…
今から何年前のことだろうか。
お父さんから、この“風珠”を貰ったのは。
十年位前のことかな。
『桂、ここへきなさい』
『は、はーい』
いきなりお父さんに呼ばれ、おっかなびっくりで答えた。
お父さんは厳しくて、何かをすればすぐ怒る。
友達の前でもお構いなしだ。
そんなお父さんに呼ばれ、おずおずとお父さんの前に来た。
『座りなさい』
『はい』
正座をして、お父さんを見る。
すると、お父さんが俺の目の前にあるものをおいた。
ビー玉……?
『先にいっとくが、これはおもちゃではない。 これは風珠といってな、風の真珠だ。 この真珠には、風の力を持っている。 とても大切なものだ。 無くすなよ、いいなっ』
そう言うと、お父さんは、部屋に閉じこもった。
俺はビー玉を見つめて、すぐ大事なもの箱へしまった。
それからずっと、あけてみてない。
今、見てみようかな?
俺は、大事なもの箱のふたを開けて、風珠というものを見る。
とても綺麗だ。
この中に色のついてる風が、ふいてるようだ。
“この真珠はなんだろう——————?”
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