ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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願いが叶うアンティークショップ
日時: 2009/11/12 23:10
名前: 女衒 (ID: w5/O.XtY)

ねぇ、こんな話知ってる?

町はずれにアンティークショップあるでしょ?
あそこ、普通に入るとおじいさんが店長なんだけど
強い”願いを込めて扉を開ける”と、イケメンが店長になってるんだって!!
それで、その願いを叶えてくれるんだってよ!
お店の名前?たしかーーー

こんな噂話がささやかれる町が、このお話の舞台
さぁ…あなたの望みは何ですか?

一人目のお客様、〈葛坂 ゆうの場合〉>>1>>2



初めての方は初めまして
以前、「ある、快楽殺人鬼の物語」を連載していた女衒(ぜげん)と申します
そちらは削除されてしまったようで、おそらく内容がグロテスク過ぎたようです…
なので今回は極力グロ表現を抑え、人間の深層心理に潜む闇を書いて行こうと思います
更新速度は遅いですが、よろしくお願いします

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Re: 願いが叶うアンティークショップ ( No.1 )
日時: 2009/11/12 21:33
名前: 女衒 ◆vnTEETkA$U (ID: w5/O.XtY)

一人目のお客様、〈葛坂 ゆうの場合〉

学校に行くのは嫌だ、理由は簡単。いじめられるから
最初はみんな仲良くしてくれたのに、いつの間にかいじめられていた…
最初にいじめてきたのはそう、親友だと思ってた麗がいきなり悪口を言ってきた
それから火がついたように、クラスのみんなが悪口を言う様になったんだ
なんでいきなり悪口を言われたのか解らない
だから、私はすごく辛い

親友に裏切られただけじゃなく、いじめられる様になったんだから…
みんなが怖い、だけど休むのは逃げることになる
だから、休まない

「ホント、お前ってーーーだよな!!」
教室に付いてそうそう悪口を言われる、聞こえない様に耳をふさいだ
「ーーーだよねww」「確かにww」
うつむいたまま、席に座る。一斉に悪口をみんなが言い始める
もう、いやだ……

そんなある日、私はある噂話を聞いた
それはアンティークショップに関する噂
私は、すがる様な気持で、アンティークショップに向かっていた

続く

Re: 願いが叶うアンティークショップ ( No.2 )
日時: 2009/11/12 23:09
名前: 女衒 ◆7.DJwmUy$I (ID: w5/O.XtY)

ここだ、アンティークショップ「時想堂」
ここは前に来た事がある、本当におじいさんが店長だった
あれ…?誰と来たんだっけ?
今はそんなことどうでもいい

私の願い、それはたった一つだけ。強く願い続けている事…
”いじめの原因を作った張本人、麗に復讐(ふくしゅう)を”

「いらしゃいませ、これはとても可愛いお嬢さんだ」
か…カッコいい。噂は本当だったんだ!これで麗に復讐できる
「私、いじめてくる子に復讐したいんです!!」
「成る程…とても強い願いだ。これを差し上げます」
そう言って、店長さんは不思議な色のブレスレッドをくれた。何だろう?キラキラしてる
「これを付けていれば、あなたの言う事をみんなが聞き入れる。ただし、夜にはコレを外してください」
「へ…?解ったわ、ありがとうございます」
半信半疑のまま、店を出た
こんなブレスレッドだけで、本当に効くのかな?

学校に着いた。ブレスレッドを付けてみる
大丈夫だよね…
教室に入り、悪口を言われる前に私は声を出した
「私をいじめないで!!いじめられるのは麗のほうだよ!!」
すると、今までみんなが私の悪口をいっっていたのが嘘のように、麗のに悪口をいい始めた
これから…復讐が始まる。覚悟してよね


私は毎日、学校にブレスレッドを付けて登校した
もちろんもう誰も私に悪口を言う人なんていな、麗は逆にみんなにいじめられてる
…?何でだろう?違和感を感じる

私は、その夜ブレスレッドを付けたまま寝てしい夢を見た
「なんで私をいじめるの?ひどいよ…ゆうちゃんなんて、消えちゃえ!!」
そう叫んで麗は、私を階段から突き落とした…

思い、出した…私がいじめられる様になった理由
麗に恋人が出来たのが気に食わなくて、私は嘘を恋人に教え、別れさせたんだ
その事で、教室で大喧嘩になり、廊下に飛び出した私を、麗が追いかけて…階段で突き飛ばされた

「お前ってホントさいていだよな〜」
「自業自得だよねぇww」「確かにwww」
あぁ、そうだ。私は麗に最低な事をしたから、いじめられたんだ…
「やっと思い出したみたいだね」
「?!あなたはっどうして此処に?!」
訳が解らない、何でアンティークショップの店長が此処に?!
「人間って、本当に愚かだよねぇ。欲望に忠実な生き物」
「何者…なの…?」
私が震えだすと、とたんに愉しそうに口角を釣り上げ恐ろしい笑顔を浮かべる
「どうでもいいでしょ?それより、規約違反だから…責任を取ってもらうよ」
そう、耳元で声が聞こえたと思うと、いきなり目の前が真っ暗になった……

「なんで私をいじめるの?ひどいよ…ゆうちゃんなんて、消えちゃえ!!」
私は、最低な事をした。親友を裏切ったんだから
これは当然の報いだ
鈍い音と激しい痛みの中、意識を手放した…

「なんで私をいじめるの?ひどいよ…ゆうちゃんなんて、消えちゃえ!!」
?!これは何?!繰り返されてる?嫌だ!!
痛みと絶望を繰り返すなんて嫌ぁぁあ!!!!
「君にお似合いの罰だよ」


さぁて、罪深い魂は永劫苦しみ続けます
めでたしめでたし
次のお客様はだれだろうな?

END


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