ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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。○〜もう一人の私〜○。
日時: 2009/11/15 13:23
名前: Kリン (ID: ovGM7bao)

 
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こんにちわぁぁ!!!!!
Kリンですッッ(´∀`/

今回かくのはダークというよりも、、
ファンタジー!!!ほど明るくはないンですが...
少しづつ記憶を失ってゆく呪いをかけられた
女の子がテーマですッ!!!!!!!

ゼヒみてくだっさいッ★・ω・)

デワ登場人物から^ω^

    ☆★☆登場人物★☆★

   name 慧下 李亜[emoto ria]  ♀ 14歳

   ・明るく前向きな中学生で,どんなことがあっ    てもくじけない強さをもつ

   ・前世,青年を助けるためにある罪を犯し,
    そのせいで呪いをかけられてしまった
    

   name 星谷 輝羅[hosiya akira] ♂ 14歳

・素直で冷静な考え方をする中学生
    李亜とは幼馴染で,記憶が消えてゆく
    李亜を助けようと試みる

   ・前世,李亜の前世に救われ,そのために
    呪いをかけられてしまった(李亜)を
    助けようとするが,(李亜)は悲惨な最期を
    遂げ,悔やみ続けた


これだけですが増やしてきますッ

ではどぞ!!!!!!!!



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Re: 。○〜彗星の記憶〜○。 ( No.1 )
日時: 2009/11/13 18:22
名前: Kリン (ID: ovGM7bao)

—彗星の序章—


幸せって

簡単につかめたけど

蝶のように

簡単に逃げていく

           あんなに好きだった人も

            あんなに大切な人達も

           いつか思い出せなくなって

            あたし一人星になるの

    そんなのやだった

  どうしてあたしなんだろう

  何も悪いことしてないのに

     いつも考えた

   そのたびに涙が溢れて

 そのたびにみんな励ましてくれて

   だから頑張ろうって決めた

   最後まで頑張るって決めた

 いつかみんな忘れてあたし一人になっても

   最後まで笑顔でいたい

  誰かを笑顔にさせてあげたい


               そう思った

窓からは


       新しい風のにおい

Re: 。○〜消えてゆくキオク〜○。 ( No.2 )
日時: 2009/11/14 21:46
名前: Kリン (ID: ovGM7bao)

『小さい頃に,ある本をお母さんに読んでもらった。
小さかったからあんまり覚えてないけれど,
とても悲しいお話だった気がする。
少女が大きな病気を抱えていて,最後には誰にも看取られずに死んでしまうお話。

そんなお話ほとんど忘れて,
もう少し大きくなった頃,お母さんが死んじゃって,
小学生の頃にお父さんは若い綺麗な人と結婚しちゃった。あたし一人残されちゃったんだ。生活費とか給食費とかほとんどはお父さんが向こうから仕送りでやってくれるから,すごい苦労はしなかったけれど,食事や身の回りのことは全部自分でやるしかなかった。
最初のうちは近所の人が手伝ってくれたりして,
支えてくれたけど,ほとんどの人はみんな引っ越しちゃった。

あたし一人いつも生きていた。
寂しいなんて思わないくらい 』


ふと,李亜のいった言葉を思い出した。
いつも笑顔で苦しそうじゃない李亜の過去。そして今。
小さな頃などんな思いで過ごしてきたんだろう。そう思わずにはいられない,悲しい響きだった。


そのとき,誰かの影が地面に映った。

「久しぶり,輝羅!!」

振り向くと李亜のいつもの笑顔があった。

「となり,いい??」

「あ,うん」

李亜は僕を不思議そうに見つめながらひょっこりとなりにすわってきた。広い野原の上。草のにおいと,風のにおいがした。

李亜はバックからキャラメルを取り出すと,
僕の手にのせた。それから笑って,

「えへっ.....。これしかないけど。輝羅好きだった でしょ?いいかなと思ったんだけどな」

「ありがとう....。どうしてすきだってしってたん  だ?」

李亜は空を見上げて,

「そりゃあ輝羅のことはなんだって知ってるよ。
 もうかれこれ十数年だもん」

あたりまえというように言う。
僕はキャラメルをにぎった。

「なのに僕はキミの過去をこのまえ知ったばかりだ」

なんとなく悔しかったんだ。
李亜はなぜというふうにこっちを見た。

「あたしの過去なんて聞いても意味なかったと思う  よ。きっと輝羅なら心配しそうだからあんまり言い たくなかったんだけど,輝羅はなんとなく聞いてき たから.....」

李亜は優しく微笑んだ。

「でもうれしかったよ。あたしのことを自分から聞い てくれるなんて,あんま思ってなかったから。
 今では言ってよかったと思ってる」

「でも......」


うろたえるしかなかった。

「あたし,寂しくないよ。
 お母さんもお父さんもいないけれど,輝羅もいる  し....それに—」


『李亜〜〜〜〜〜!!!』

野原の向こうで誰かが手をふっている。
李亜は手を振り替えした。
そして僕のほうを見直し,

「友達という家族があるから.....!!」

「じゃねっ!!」

そういうと,李亜は走り去っていった。
僕はただその背中を見つめて,なんとなくキャラメルの表示に目を落とした。

[賞味期限 20××年 7月 10日]


「....過ぎてるし......」



初夏の日差しが目にささった。


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