ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 立て直したのでもう用はない《ちょw
- 日時: 2009/11/24 19:42
- 名前: 彩色 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)
どうも、彩色(シキ)です。
更新ウダウダ、中味もウダウダというひどい小説ですが、
頑張って続けていくのでよろしくお願いします。
荒らしや宣伝だけの方はバックバックッ!
コメント&宣伝ならおkします。
スレ主は、コメントや応援してくれただけでやる気メーターMAXなりますッッ!!!
ただ、ガラスのハート(w)ですのでアドバイスはやわらかくお願いします;;
ぜひ、最後まで読んで感想お願いします。
このスレが消えたと思って、立て直したスレにエラーが起きたので、また立て直ししました。
その際に、今までの小説を貼り付けて次のスレにコピーする作業に使っていました。
とりあえず、ロックします。
- Re: ダミー×ダミー -それはとてつもない悪夢- ( No.17 )
- 日時: 2009/11/24 19:27
- 名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12520
01 -異世界のボク-
ボクのいる世界は、たぶん幻覚かなんかで創られた不思議な世界。
また、ボクはなんなのかすらわからない。
もしかしたら、人じゃないのかもしれない。
でも、そんなことどうでもいいんだ。
ボクにとって、耳に入ってくる不思議な声の主は神のような存在。
ボクはいろんな役をやらせてもらって、いろんな位置から人というものを見てきた。
変な形のカプセルの中にうまって、創られた世界のボクをあやつり続けた。
今回あたえられたボクの役は、「壊れかけの少女」。
たとえ、演じるのが難しくても・・・やりきるのがボクの仕事だから。
ボクがあやつる「壊れかけの少女のボク」は、とてもおろかだった。
ボクがみてる「ボクがあやつっている壊れかけの少女のボク」は、とてもみじめだった。
たとえ、ボクが1+1を演じられなくても、理解ならできるかもしれない。
だから「1+1」を理解するまで、演じ続ける。
この物語を・・・・。
- Re: ダミー×ダミー -それはとてつもない悪夢- ( No.18 )
- 日時: 2009/11/24 19:28
- 名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12520
02 -荒れた教室に荒れたダミー-
それじゃあ、物語を進めよう。
ボクのあやつる子の容態や性格を見ていく。
たいてい1人でいるようなタイプかな、なんて。
その子の名前は「赤笛 音色」。
先生につれられ、やってきた静かな子。
「おい、よく聞け!こいつが昨日言った転校生だ。」
迫力満点の先生の声に、あやつっているボクもびっくりした。
「イェーイッッッ!!!」
「コラ!お前はどうして黙れないんだ!」
いかにも、サッカーやってるなという黒い肌のガキ。
その日に焼けた肌に、白い歯はすごく光って見えた。
先生に怒られてるのに、にやけっつら。
「お前は、窓側の一番後ろの席だ。」
先生に言われ、ボクはレバーを引く。
ダミーが動き始め、日当たりのいい温かい席へとすわった。
「よろピクぅ♪あたいのサイン後であげるんよ♪」
となりのやけにぶりっ子っぽい子が話しかけてきた。
すると、前の優等生イメージ大の眼鏡美人な子がこっちを向いて
「話さないほうがいいよ。先生も嫌ってる超ぶりっ子野郎だから;」
と言った。
とりあえず、ダミーに消毒スプレーをかける。
これは、後から前の子に教えてもらったことだが
この教室は以上に荒れてて、授業中もノートを切り取って悪口を書き回しているらしい。
最終的には、となりのぶりっ子のことしか書かれてなくみんなで笑っているらしい。
前の子は、「暗咲 未知花」。
このクラスの委員長で、成績もいいらしい。
となりの子は、「楽色 桃」。
このクラスみんなでいじめているらしい。
とりあえず、ダミーも桃いじめに参加させることにした。
特に、意味は無い。楽しむためでもない。
「いろんな人生を見たいから」
ただ、それだけだから。
- Re: ダミー×ダミー -それはとてつもない悪夢- ( No.19 )
- 日時: 2009/11/24 19:28
- 名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12520
03 -過去には月見草、未来にはバラを-
そろそろ、ボクの出番はお終い。
これからは、ボクにあやつられている少女のボクに語ってもらう。
少女の人生のホンの一部だが・・・
「・・・で、ここが私たちの教室。」
ねぃは、学校を一周してきた。
学級委員長の暗咲さんが丁寧に教えてくれた、この学校は
『秋乃香中学校』(アキノカチュウガッコウ)
人の名前みたいなめずらしい中学校。
「赤笛さん?」
「あ、すいません。」
少しボーっとしていただけです・・・、言葉にならなかった。
人は怖い。
何でこんなにも欲があり、妬むのだろうか。
ねぃは、小学校1年生から6年生までずっといじめられ続けた。
卒業式の時、やっと両親に言えたんだ。
それで、中1の夏休み明けに転校して来れた。
でも、まだ人には慣れてない。
信用できるのは、両親だけ。
そう思っていたのに、卒業式の次の日に
両親ののっていた車は信号無視の大型トレーラーに踏み潰された。
今は、ばっちゃんと暮らしている。
とても心配性だけど、とても優しくて唯一の家族だ。
じっちゃんは、ねぃの生まれる前になくなったらしい。
「ところで、桃はどうしたんだろう?」
「ぴ・・・んく?」
「そ。さっき言ったあのぶりっ子野郎のこと。」
学級委員長でも、いじめってものに参加するのかな?
なんて、考えてた。
「私もね、いじめをやりたいとは思わないんだ。」
ねぃの心の中を読んだかのように、暗咲さんは話し始めた。
それは、とても残酷な過去を表していて・・・・
あまりにもひどすぎた。
- Re: ダミー×ダミー -それはとてつもない悪夢- ( No.20 )
- 日時: 2009/11/24 19:28
- 名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12520
役立たない豆知識(?)
主人公、「赤笛 音色」は自分のことを「ねぃ」と言います。
昔から、みんなに「ねぃたん」・「ねぃちゃん」などと呼ばれていたからだそうです。
- Re: ダミー×ダミー -それはとてつもない悪夢- ( No.21 )
- 日時: 2009/11/24 19:29
- 名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12520
04 -頭によぎるのは人の愚かな部分-
「私はね、親から虐待を受けて自殺しようと思ったんだ。」
この人、ねぃの仲間。
すぐにわかった。その何も映さないガラスの瞳で。
「でも、自殺しちゃダメだって止めてくれたのがばっちゃんなんだ。」
「同じ、ねぃも。」
しばらく、暗咲さんは固まっていた・・・人形のように。
「ほんと?仲間?」
その瞳はさっきの冷たい瞳とはくらべものにならなかった。
「ねぃも、いじめられてた。両親が事故で死んだ。ばっちゃんが心の頼り。」
しばらく、ねぃたちがいる場所の空気だけが無くなったように静かになった。
「後で・・・話そう。」
暗咲さんは、我に返ったかのようにトイレに向かっていった。
ねぃは、1人じゃない。
その瞬間、頭によぎったんだ・・・・
『復讐』
という、人が一番やってはいけないことで
人が一番やりたがること。
わかってる、してはいけないことぐらい・・・・。
「でも、いいじゃん。これが今回のボクの人生なんだから。」