ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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怨食魔女
日時: 2009/11/21 15:42
名前: 梨凛 ◆t5rSTnKmCc (ID: 0T2ECwzo)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=6HXJiOK94

+*+~click~ありがとー!!+*+


ハローー!!
梨凛の小説にクリックありがとうございます。
はい、こいつうかれて英語なんてつかってやがるんですよ。

今回は魔女系でいこうと思ってるんでるよ。流行にあわせてね。


"注意"

+荒らしなどはこなくていーです

*返信はかなり遅くなるおそれありです

+何かと似てたらごめんなさいです;

*ありえないことありまくりです


`ω´ぷろろーぐ`∀´


魔女は皆に恐れられるものか?

怨食は魔女にも恐れられるらしいな


そりゃそうだろうな…

だって怨食は人間を怨みごと喰らう魔女…

恐れんものはおらんだろう____




主人公&第一章の登場人物  >>1

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Re: 怨食魔女 ( No.7 )
日時: 2009/11/22 19:02
名前: 梨凛 ◆t5rSTnKmCc (ID: 0T2ECwzo)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=6HXJiOK94

第一章 Ⅱ,変わった態度

「おはよう」

朝、教室に入ると皆が挨拶してくれて、藍は飲み物をだしてくれる・・・・・・はずやった。


「来たわね。」

そう偉そうに言ったのは藍の元心友・・・愛奈・・・


「・・・皆を仲間にしてウチをどうするつもり?」

「復讐よ!藍をパシリにして・・・最低!!今日から徹底的に虐めで復讐するわ!!」

「・・・ふん。」

別に虐めっていったってシカトとかそないなものでしょ?それに・・・どうせすぐ止めるに決まってる。



「いっつもいっつも偉そうに・・・ムカつくのよ!!」

「あんたなんて死ね!!」

「ぅ・・・っ」


けど・・・違った。皆は暴力でウチに攻撃してくる。これほど皆の怒りが大きかったとは・・・このまんまやほんまに死んやう!!


「皆!屋上につれてくよ!」

「何してるの!藍も早くきなさい!」

命令口調・・・藍はいやいややろか?助けてくれるやろか?


「・・・徹底的にやって・・・。今日はたっぷり遊んであげるわ。」

嘘・・・でしょ・・藍が皆に命令してる。多分これは愛奈と藍が上だ。藍は・・藍だけはしんじてたのに・・・

「うっ・・げほっ・・ごほっ」

「あははっこいつ本当に死ぬんじゃない??」

「いつも藍に守ってもらってるからな!」

いつまでやるつもりなの・・・?もう体力的にも精神的にも限界・・



「そろそろ帰ろう。」

「うん!明日もやるから覚悟しておけよ!!」

明日も・・・いっそこのまんま・・・

「死んじゃだめ。」

え・・?周囲を見渡すが誰もおらへん。幻聴?ウチそこまで駄目になってたの?

とにかく帰って落ち着こう・・・。


「はぁ・・・。どうにかならへんのやろか・・・?」

何かええ方法はないのやろか?あいつらをどうにかしてとめる方法__

「困ったな・・・。」

あ!!ウチの中で何かが閃いた。


そうだ・・・紫の・・・!!

ウチは早速鞄を開けて封筒を取り出す。そして、開けてみる。中には赤い色の便箋が入っていた。恐る恐る開けてみると・・・


「中町公園の手前の神社に午前3時__」

今の時間は午後7時40分・・・あとさらさらあるし・・・
とりあえず2時にあわせて仮眠をとるか。



午前2時。

《ピピピピピピピピピp》

「ん・・・」

もう2時か・・着替えて髪の毛整えて・・お母さんにはばれへんようにせんと・・そーっと出て行く。神社はもうすぐ・・!これで苦しみから解放されるやろか・・・?



神社のお賽銭箱の上。

「やっと食べられるかしら?お腹が空いてきたわ・・でも私を悦ばせるにはまだ少し足りないかしら・・・?まぁそれも明日になれば良い事ね・・・」

少女が微笑みながら呟いた。それから鏡をみて「面白くなりそうね」と静かに呟き、屋根の上に飛び乗った。

Re: 怨食魔女 ( No.8 )
日時: 2009/11/23 18:53
名前: 梨凛 ◆t5rSTnKmCc (ID: 0T2ECwzo)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=6HXJiOK94

第一章 Ⅲ,お願い


「はぁっはぁっ街道・・・あんたがウチの願いを叶えてくれるの・・・っ?」

「そうだけれど・・・貴方の態度次第かしら?」

敬語でも使えってこと?

「お願い!!あいつらからウチを解放して!!!今すぐにでも!!」

「ええ。叶えるわ。ただし、今日学校に行くまでにこのペンダントを付けるのよ。」

ペンダント・・・これでウチは・・!!

「ただし、代償に貴方の肉体と怨みを貰うわ。明日かも知れないし明後日かも知れない。貴方が幸せになったら貰うわ。」

「幸せに・・・なったら・・・」

「そうよ。死なない内にたっぷり楽しんで頂戴。」

「・・・分かった。ありがとう。」

ふん、どうせ嘘でしょ?脅してるんでしょ?まぁこれでウチは幸せになれる!



「ふぁぁぁぁ〜〜〜」

寝不足・・あ、ペンダント!

ウチはペンダントをつけてその効果があることを祈りながら学校へと急いだ。

お願いしまんねん!!もういじめられたくない!!


「・・おはよう。」

「あ、おはよーー!」

「虐めあれ冗談だからねー!」

・・・やった!!もうこれで虐められへん!!これで幸せが・・・


__幸せになったら貰うわ。


・・・ウチはもう死ぬ?いや、まだ幸せやない!!まだ死なない! 



「あ、未恵ちゃん。これ飲む?」


藍が飲み物を差し出した。やったわ。これで邪魔者は
おらんで楽しめるわ!


「ありがと。ところで愛奈は?」

肝心の愛奈がおらへん。これじゃつまらない。

「あ・・愛奈は、昨日自殺したよ・・」

「なんか未恵のために!!死ねと望まれたら私は死ぬ!とかいって・・」

「どうしたんだろうね・・」

「ストレスじゃない・・・?」

自殺・・?死ねと望まれたら・・?ウチ・・ウチのせい?ウチが望んやから?このペンダントをつけたから?でも、でもこのペンダントは朝つけた・・
でも・・よし!直接聞きに行く!


「ちょっと行ってくる!」

でもどこにいるのやろか・・?ウチの足は自然と屋上に向かっとった。街道は高いトコロが好きな気がしたから。


「街道・・!!」

「何かしら?」

こいつ・・笑ってる・・私をだましたんだ!



「そろそろ彼女が来る時間ね。私を怨んで・・ね。これで怨みが満たんね。さぞ美味しいでしょうね・・」

一人の少女が屋上の柵の上にたち、微笑む。肩には二匹の蜘蛛。一人の少女を待ちながら。

Re: 怨食魔女 ( No.9 )
日時: 2009/11/23 20:54
名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
参照: http://www.excite.co.jp/world/english/

面白い!
怨みを食べるのかー

Re: 怨食魔女 ( No.10 )
日時: 2009/11/24 20:49
名前: 梨凛 ◆t5rSTnKmCc (ID: 0T2ECwzo)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=6HXJiOK94

食べるのさー!!
便利じゃないトコは肉体ももってかれちゃうとこ;

Re: 怨食魔女 ( No.11 )
日時: 2009/11/24 21:30
名前: 梨凛 ◆t5rSTnKmCc (ID: 0T2ECwzo)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=6HXJiOK94

第一章 Ⅳ,終わり。


「何ぞしら、やないわ!!ウチをだたんやの!?ウチは愛奈が死ぬことなんて望んでおらへん!!」

「オイ、ニンゲンコトバニキヲツケロッ」

何・・あれ・・蜘蛛・・みたいのが、ウチに喋りかけとる・・?

「良いのよ。佐中さん、でしたっけ?私はそんな事知らないわ。私は、あいつ等からウチを開放して、と願われたのよ??殺しては駄目何て聞いてないわ。貴方が望んでなくても私は貴方を解放したわ。」

何・・それ・・。ウチ、馬鹿みたい。愛奈なんてどうでもええって思ってた・・なのに、街道に殺されたって思うとすごく悲しくなる・・!!

そないな事を考えながら街道を見てみるとすごく怖い顔をしていた。こないなの・・人間やない・・!!街道の目は大きく見開かれ額にも目があってそこからは小さな・・蜘蛛らしきものが溢れてきとる。それに口は口裂け女みたいに・・・こういうの・・グロイっていうんだと思うわ。

「人間は凄く自分勝手だわ。自分にとって良くない事が起こると逃げる・・」

「ゲンジツトウヒ?」

「クスクス・・ニンゲンハヤッパリオカシイネ・・」

・・怖い・・っ今すぐここから逃げ出したい!!肩に乗ってる蜘蛛はウチを睨んでるし、何より街道もウチを凄く睨んでるのに口元は恐ろしなんぼいに吊り上ってる・・

「さぁ、佐中さん。そろそろ頂いても良いかしら?貴方の怨み、恐れで消えてしまう前に頂きたいのだけれど??」

「ひ・・っ」

嫌だ・・!!怖い・・!!街道の肩の蜘蛛はクスクス笑ってるし街道はウチを食べようと近づいてくる。逃げなきゃ!!そう思っても動やろかい!!足元を見ると蜘蛛の糸が絡まってて動けへんっ

「あら、そんなに怖がらなくても良いのよ?別に死ぬ訳じゃ無いんだもの。貴方は時間の中を永遠に彷徨うだけよ。死なないわ。」

「い、いや・・・いやぁぁぁぁぁああああ!!!」

真っ暗になる前に見えたのはどこぞらどうみても蜘蛛になりよった顔と熊のような身体とクスクス笑ってる蜘蛛達・・ウチは・・間違っとったの・・?それすら考えられへん。ウチは時間の中を永遠に彷徨う・・?どういう事?怖いよ・・!!怖い・・!!!!



「ふう・・・成功ね。初めてだったのに。身体がこうも大きく変化するとは思って無かったわ。これじゃ怨みが満タン状態で食べられないのね。残念だったわ。それにしても佐中さん・・時間の中はどうでしょうねぇ?」




「ここは・・時間の中・・どなたはんか来て!寂しい・・っ寂しい!!どなたはんかウチと遊んでや・・」



「とーおりゃんせ、とおりゃんせーこーこはどーこの・・・」


「良かったじゃない。開放されて。フフフ・・・」

「カイホウ、サレタ。」

「クスクス・・・」


「いや、いやぁぁあああああ!!!」


少女は小さな女の子に逢いました。けれど少女はまたあの恐怖を味わうことになりました。少女のいる所は時間の中。あの食べられる恐怖を何度も何度も小さな女の子が繰り返していました。その存在はスズも知らなかった。


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