ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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忘れ物はなんですか? 第二章始まりました
日時: 2009/12/30 18:11
名前: 凪帆 ◆X37ogVHOjM (ID: W8wXq41i)

シリアス・ダークでは初めまして☆
二次元では(名前変えてるけど)久しぶり☆
の、凪帆です☆(ちなみになぎほと読みます)
他の小説にコメをするときは名無しで行っています。
凪帆って名前は好きな漢字を並べてみました☆

前の題名は「What is the thing left behind?」でした。意味は同じです。
でも、誰も来ないので変えました。
でも、いまだに誰も来ません。


これの短編をとにかく書きまくりたいと思います。

登場人物紹介といっても短編なので主人公とペットだけ。

夢瑠yumeru
「届け屋」をやっている。
亡くなった人の忘れ物を届けるが、
お礼は生まれ変わった後にどんな手を使ってももらう。
生死も正体も今だ不明


空kuu
黒い猫。
いつも夢瑠のそばに居る。
実はしゃべる・・・らしい。
大人には「ニャオ」としか聞こえない。
子供は子供でも信じる心がないと聞こえない。
出番が少ない。(ぇ

なんかグダグダですみません。

ルール>>3
プロローグ>>1

お客様

美羅様
白魔女様
サクp☆様
淡季様
テイル様
あんパイン様
アヤカ様
(夕風様)
ライガ様
紺様

断念可能性有り!ご了承下さい!

では、ごらん下さい!

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Re: What is the thing left behind? ( No.2 )
日時: 2009/12/17 16:47
名前: 凪帆 ◆X37ogVHOjM (ID: Dq6yrXt.)

第一章 第一話 

私は夢瑠。

「届け屋」をやってるの。

届け屋っていうのは、そのままの意味よ。

まぁ郵便屋さんってのも違うけどね。

亡くなった人の忘れ物を届けるの。

それだけ。

ほら、依頼が来たわ。

「どうも。」

「届け屋にようこそ。さぁ、座りなさい?
依頼について詳しく聞くわよ。」

今回の依頼主は高次さん。男性。41歳。○○社の社長さん。

内容は急に亡くなったから謝ってきてほしい。
   また、これからも頑張るように言ってほしい。
   それから、次の社長は山中さんに。

まぁ仕事熱心な人ってことは伝わったわ。

「依頼、受けました。」

「あ、ありがとう・・・」

「でも。」

まだこの人は分かってないようね。

世の中甘くないわ。

「お礼はあなたが生き返ったときにいただくわ。
どんな手を使ってもね。」

「生き返ったとき・・・?記憶は・・・」

「ないに決まってるでしょう?」

「・・・分かった。」

少し考えて、それからゆっくりうなずいた。

「では、契約完了ね。いつまでに?」

「いつでも構わん。だが、次の社長が決まる前に頼む。」

「分かったわ。」

山中さんって誰なのかしら。

まぁいいわ。行きましょう。

続く

Re: What is the thing left behind? ( No.3 )
日時: 2009/11/22 16:54
名前: 凪帆 ◆X37ogVHOjM (ID: qwjQ/00r)

書き忘れてたので、ルール書きます☆

†ルール†

①荒らし・チェンメ禁止
②悪口は思うだけにする
③アドバイスは結構です
④面白くないとかもなし
⑤喧嘩は絶対に禁止です

以上!増えるかもです!

Re: What is the thing left behind? ( No.4 )
日時: 2009/12/17 16:46
名前: 凪帆 ◆X37ogVHOjM (ID: Dq6yrXt.)

第二話

私は人間界に来た。

そうそう。私の姿は、私の意志によって見えるけど、
それ以外の人には見えないの。

ところで・・・○○社って何処なのかしら。

「ねぇ、空。分かる?」

肩に乗ってる空、という黒い猫に私は話しかけた。

「ニャン(さぁ?調べてからきなさいよ)」

まったくえらそうなこと言って。

そういうこというなら肩から降りなさいよ。

「ニャン(というのは冗談で、そこよ、そ・こ)」

「え?」

空が指差した方向を見ると、宮殿が。

「あれなの?まぁ、お金持ちね。」

「○○の売り上げが日本でトップなんですって。」

○○はプライバシーなので伏せておくわ。

「じゃあ、様子を見ましょうか。」

私は会社の中へと、入っていった。

「あら?会議中かしら。」

ホワイトボードには【社長について】

「ていうか社長って会議で決めるもの?」

まぁそんなことはおいといて、会議ね。

「はい!私は竜川さんがいいと思います!」

小学生の会議か!って突っ込みたいわ。

ザワザワ・・・

まぁそりゃ、そうよね。あんな小学生みたいな推薦。

「他に、居ませんか?」

「あの・・・」

「山中さん?どうしました?」

あ、山中さんってあの人なの。

もしかして・・・高次さんの恋人なのかしら。

「あの・・・私・・・」

「えー山中さん、社長狙い?」

竜川さんらしき人が叫ぶ、そしてザワつく・・・って、

これじゃ、「春風が吹いて」じゃない!

「竜川さんを推薦します・・・」

「では、社長は竜川さんで・・・」

「え!?ストップ、ストップ!“時間よ、止まれ!”」

シ————————ン

ふぅ・・・良かった。

さぁ、山中さんを説得しないと。

山中さんに、パチン!

「あれ・・・あれ・・・?みんな、止まって・・・。」

「こんにちは。」

「わっ」

急に現れた私にビックリ。

「あなた、山中さんよね?」

「はい・・・あなた、誰ですか?」

「私は夢瑠。届け屋よ。」

「届け屋・・・?」

そりゃ、知らないわよね。

少し説明すると、山中さんは納得したようにうなずいた。

「え?じゃあ、社長が・・・ですか?」

「えぇ。伝言を読むわね。」

最近、忘れやすいから手紙を書いてもらったの。

「山中さんへ

急に、すみませんでした。

前から病気で、、、でも山中さんには言えてませんでした。

いつまでも、愛してます。(やっぱり恋人なの。。。)

社長をやってください。

そして、これからも頑張ってください。

高橋高次」

そしたら山中さんったら、顔を赤くしちゃって。

「・・・頑張ってみます。きっと。」

と、強く誓ってくれたの。

「じゃあ、動かすわよ?座って。」

「あの・・・ありがとうございます。」

「どういたしまして。」

パチン

続く

Re: What is the thing left behind? ( No.8 )
日時: 2009/12/17 16:48
名前: 凪帆 ◆X37ogVHOjM (ID: Dq6yrXt.)
参照: 他の小説へのコメントは名無しで行ってます

第三話

「では、社長は竜川さんで・・・」

「待ってください。」

「なんですか?」

「あら?また?しつこいわねぇ。」

面倒くさそうな顔で山中さんを見て、
いやな人ね。

「私、社長になりたいです!頑張りたいです!」

今度ははっきり言った。

竜川さんったら、慌てて立ち上がっちゃって。

「な、何よ!私でいいじゃない!」

「待ってください。これは投票にします。」

やっぱり子どもっぽい。

ぶつぶつ言いながら、竜川さんが座った。

しばらくしたら、投票が完了したみたい。

「結果。竜川さん、10票。
    山中さん、90票。
では、山中さんに決定します。」

わぁ、かなり差があるのね。

「な、なんで!?なんでよ!なんでこんな子が・・・
いつもいつも、社長と馴れ馴れしくして、
生意気なこの子がなんで社長なんかに・・・
あんたたち、ちゃんとしてくれるって言ったじゃない。」

近くの女の人たちに当たる。

でも、その人たちは知らん顔して。

「なんでよ・・・なんでよ・・・



なんでなのよ——————————————ッ!!」







・・・醜いものね。

山中さんは、もうこんな言葉は耳にも入ってない。

みんなに囲まれて、幸せそうに笑ってる。

みんなってのはさっき、竜川さんに当たられてた女の人たちもね。

竜川さんは、絶望に狂ってる。

でも・・・依頼はクリアしたわ。

山中さんがこっちを向いた。

「(さようなら)」

口パクでそう言ったわ。

私はフッと笑うと、天界に帰った。

†††

「ありがとう。ずっと此処から見ていた。・・・」

「言いたいことあるんでしょ?」

「ハッピーエンドとはいえないけどな。」

「物語に完全なハッピーエンドなんてないのよ。
誰かが犠牲にならないと、幸せはやってこないの。」

隣の画面にはさっきの会議室が映ってる。

「・・・あら。この画面を見て見なさい。」

「え?・・・あっ!!」

会議室には、怒り狂った竜川さんの姿。

その手には包丁が握られてて、それは山中さんに———————

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
山中ぁぁぁぁ山中ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!


やめろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!」









———————あなたの忘れ物はなんですか?

第一章 表 END

Re: 忘れ物はなんですか? ( No.9 )
日時: 2009/12/17 16:49
名前: 凪帆 ◆X37ogVHOjM (ID: Dq6yrXt.)
参照: 他の小説へのコメントは名無しで行ってます

第一章 中 第一話

「そんな・・・そんな・・・」

「これが、現実なのよ。」

高次さんは唇を噛み締めて、うつむいた。

「こんなのになったのは、お前のせいだぞ・・・
お礼なんか、くれてやるものか!」

「へぇ・・・でも、生まれ変わったあなたには記憶はないのよ?」

「でも・・・でも・・・」

「考えてもみなさいよ。」

山中さんは亡くなった。

此処は天界。

「山中さんは、この世界に居るわ。」

「!!・・・会えるのか・・・?」

「えぇ。でも・・・あなたが生まれ変わる前に
見つければね。」

「そんな・・・」

「天界は広いわよ。地球の倍はあるの。」

私はスッと紙を取り出した。

「これ。」

「・・・!!」

[故人探し]

「新しいシステムなの。探してあげてもいいわ。でも・・・」

「お礼・・・か?」

「分かってるじゃない。」

近くにあった紙にスラスラ住所を書き出した。

「山中さんの住所。もう調べ済みよ。」

「えっ、じゃあそれ・・・」

「お礼が増えるけど、いい?」

「どうせ生まれ変わった俺だ。どうでもいい。」

「・・・そう。じゃ、あげる。」

高次さんったら、私から紙を受け取ると、
「ありがとう」と言って走って行っちゃった。

「ふふ・・・まぁ闇に沈んでいけばいいわ。
亡くなったら、もう恋人には手は届かない・・・。」

続く


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