ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

罪人LOOK
日時: 2009/11/22 18:02
名前: 知赴 (ID: VzZBhHeS)

初投稿です!

頑張って皆さんに納得されるようなノベルを書きたいです。

よろしくです!

Page:1 2 3 4 5



Re: 罪人LOOK ( No.11 )
日時: 2009/11/28 21:25
名前: 知赴 (ID: XCTlLH6Z)

千条市於副該せんじょうしおぞがい

「死んじゃえ〜ぃ!!!」

空から振ってくる気配に気付いた澤渡千種は
伏せていた顔を素早く上げ、
そのまま横に身を流した。


ぼっこん。


ひびすら見える、千種の机。
以前千種の顔のあった場所。

そこにはクマのぬいぐるみが存在していた。

ささ〜と血が顔から消えていくのに
生まれる
不安と恐怖。

あの時自分が交わしていなければ。
どうなったんだろう。


死んでしまうことに
いやでも覚えてしまう感覚。

恐怖だ。

「ちぇ。
かわされちったよ」

「大潟先生…」

大潟小埜子おおがたおのこ
幼稚園か…?とも思ってしまう小さい先生である。

大潟はクマを机からめきめきと
音をたてさせ、引き離し愛らしく顔をうずめた。

「千種ちゃん、寝ちゃだめ〜
 小埜子の授業は真面目に受けなきゃね?
 次はないよ〜★            」

(ひぃぃぃぃ。)

クマの目が…
愛らしくもあり、それが恐怖に生まれ変わってしまう。

「は…ぃぃぃ…」

こんな千種の家系はこれ以上のものだった。


        ・・・続いたり・・・知赴

Re: 罪人LOOK ( No.12 )
日時: 2009/12/06 22:12
名前: 知赴 (ID: BdV4ihXT)

「ええ〜い」

低い雄叫びのような声が廊下に響く。
木刀でたたくような…
もしくは虐待のような。

しかしそれは、虐待ではなく、
父の愛のムチであった。

「もう少し敏感になれ」

「うっ…げほ…は…はい」

せき込むようなか細い声。
女のものだった。

「千種。
パパは悔しいぞ。
お前が貧弱な罪人ハンターであることが!!」

「罪人…ハンター??
初めて聞きました。パパ上。
でもそんなダサいネーミングいやです…」

「む。
パパの言葉に愚痴を?
はっ!そんなにパパが栄えて見えるか!?」

「そんなこと…」

考え込んでいると、左上より気配が生じた。
いきなりの不意打ちによけきれず、そのままぶち当たって赤くなった。

「こんなものにも…
 貧弱なものだな。

母にも似ておらぬ。」

「母さん…?

そんなに強くありましたか??」

「うむ。
千種、母のように強く、大きな志を持て。」

「はい」

素直な応答。
再びの静粛。

しばしの混乱。

罪人との鬼ごっこ。


…母の存在…

…父の志の大きさ…


たくさんの期待を背負い、一晩中訓練に励み、
1秒でも早く、罪人を捕まえること。

それが、嫌でも着せられた、

澤渡家の運命。

Re: 罪人LOOK ( No.13 )
日時: 2009/12/08 23:02
名前: 幸隆 (ID: yZjDspcK)

これからの展開がどうなっていくのかが楽しみです

試験も終わったのでまた読ませていただきますね^^

Re: 罪人LOOK ( No.14 )
日時: 2009/12/22 21:57
名前: 知赴 (ID: XjNXB6W7)

お願いします(*^^)v

Re: 罪人LOOK ( No.15 )
日時: 2009/12/23 18:51
名前: 知赴 (ID: gJy/GGb4)

きーんこーん
きーんこーん
…こーん
……−ん

遠のいていく、チャイム。
その中にいる人々。


「ふ〜ぅぃ!!
物理って頭抱えるよな」

青い髪をなびかせて、窓の淵に腰かけている、黙っていれば美少女の称号がついているに違いないはずだ。

この口悪さだけが若干余計なのだが。

「華南ちゃん…
何もしてないでしょ?
また机に突っ伏せて…」

「あり?
そっかぁ、茜にはばれちゃってた?」

短髪の小柄な少女に指で腰辺りをつんつんされた。
七三分けの少女である。
美少女の域にはまだ入らない。

「あ、そういや千種は?」

「千種ちゃんなら…そこに。」

黒板消しを落としてしまい、拾い上げようとする、千種の姿がそこにはあった。

「千種って今日日直だっけ」

「そう。…というか1人…なんだけどね」

青い髪が風から巻き添えをくらって、くしゃ、となった。
この青い髪の持ち主は妹尾華南セノオカナン
誰もが振り向く美・少・女★

「…華南ちゃん……
今度からちゃんとまともに受けようね

次は…大潟センセだがら」

「げっ!
大潟かよ…」

大潟先生はこの学校の恐るべし、教師。
生徒の間では、「殺戮マシーンO型」と流れている。

このこと


Page:1 2 3 4 5



この掲示板は過去ログ化されています。