ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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dummy×dummy -それはとてつもない悪夢-
日時: 2009/11/24 19:32
名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)

どうも、檸檬(レモン)です。


消えたと思って(実際消えてなかった)、立て直したらそのスレにもエラーが起きたのでまた立て直しです。
あぁ、もう疲れたッッ!!


更新ウダウダ、中味もウダウダというひどい小説ですが、
頑張って続けていくのでよろしくお願いします。


荒らしや宣伝だけの方はバックバックッ!
コメント&宣伝ならおkします。

スレ主は、コメントや応援してくれただけでやる気メーターMAXなりますッッ!!!
ただ、ガラスのハート(w)ですのでアドバイスはやわらかくお願いします;;


ぜひ、最後まで読んで感想お願いします。

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Re: dummy×dummy -それはとてつもない悪夢- ( No.1 )
日時: 2009/11/24 19:33
名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)

序章  -演じられない物語なんて誰にだってある-


ある時は、魂のぬけた人形。

またある時は、死にかけのおばあさん。



ボクの人生は、二転三転していく物語。

いろんな役にならせてもらえる、劇団に入ってるとでも言ったら素敵でしょう?



友情関係なんて、生み出せない。

また、生み出してはいけない。


恋愛関係も、生み出してはいけない。

ボクはそれを・・・・・・・




 






                      守れなかったんだ。

Re: dummy×dummy -それはとてつもない悪夢- ( No.2 )
日時: 2009/11/24 19:34
名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)

登場人物  -壊れかけの少女と仲間たち-


【主人公】
赤笛 音色 akabue neiro ♀
人を一番理解している人嫌いな壊れかけの少女。
人前では無表情。笑ったり泣いたりはしない。


【仲間たち】
暗咲 未知花 kurazaki mitika ♀
皆の前では明るくて、優しいお姉さんタイプ。
でも、つらい過去を持っていてしっかりしている。


闇音 紫苑 anne sion ♂
一言で「悪ガキ」。
元気で以外に優しい。サッカー得意な美少年で結構モテる。


楽色 桃 rairo pink ♀
見た目は異常に悪いくせにぶりっ子。
男子にも女子にもいじめられており、紫苑の彼女候補だと嘘をついている。
(紫苑はそうは思っていない、むしろ嫌い。)


今のところはこのくらいです。ふえると思います・・・たぶん;

Re: dummy×dummy -それはとてつもない悪夢- ( No.3 )
日時: 2009/11/24 19:34
名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)

01  -異世界のボク-


ボクのいる世界は、たぶん幻覚かなんかで創られた不思議な世界。


また、ボクはなんなのかすらわからない。

もしかしたら、人じゃないのかもしれない。


でも、そんなことどうでもいいんだ。



ボクにとって、耳に入ってくる不思議な声の主は神のような存在。

ボクはいろんな役をやらせてもらって、いろんな位置から人というものを見てきた。



変な形のカプセルの中にうまって、創られた世界のボクをあやつり続けた。



今回あたえられたボクの役は、「壊れかけの少女」。
たとえ、演じるのが難しくても・・・やりきるのがボクの仕事だから。


ボクがあやつる「壊れかけの少女のボク」は、とてもおろかだった。

ボクがみてる「ボクがあやつっている壊れかけの少女のボク」は、とてもみじめだった。



たとえ、ボクが1+1を演じられなくても、理解ならできるかもしれない。


だから「1+1」を理解するまで、演じ続ける。




この物語を・・・・。

Re: dummy×dummy -それはとてつもない悪夢- ( No.4 )
日時: 2009/11/24 19:35
名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)

02  -荒れた教室に荒れたダミー-


それじゃあ、物語を進めよう。

ボクのあやつる子の容態や性格を見ていく。
たいてい1人でいるようなタイプかな、なんて。


その子の名前は「赤笛 音色」。

先生につれられ、やってきた静かな子。


「おい、よく聞け!こいつが昨日言った転校生だ。」
迫力満点の先生の声に、あやつっているボクもびっくりした。

「イェーイッッッ!!!」

「コラ!お前はどうして黙れないんだ!」
いかにも、サッカーやってるなという黒い肌のガキ。
その日に焼けた肌に、白い歯はすごく光って見えた。

先生に怒られてるのに、にやけっつら。

「お前は、窓側の一番後ろの席だ。」
先生に言われ、ボクはレバーを引く。
ダミーが動き始め、日当たりのいい温かい席へとすわった。

「よろピクぅ♪あたいのサイン後であげるんよ♪」
となりのやけにぶりっ子っぽい子が話しかけてきた。

すると、前の優等生イメージ大の眼鏡美人な子がこっちを向いて
「話さないほうがいいよ。先生も嫌ってる超ぶりっ子野郎だから;」
と言った。

とりあえず、ダミーに消毒スプレーをかける。


これは、後から前の子に教えてもらったことだが

この教室は以上に荒れてて、授業中もノートを切り取って悪口を書き回しているらしい。
最終的には、となりのぶりっ子のことしか書かれてなくみんなで笑っているらしい。


前の子は、「暗咲 未知花」。
このクラスの委員長で、成績もいいらしい。

となりの子は、「楽色 桃」。
このクラスみんなでいじめているらしい。


とりあえず、ダミーも桃いじめに参加させることにした。
特に、意味は無い。楽しむためでもない。



「いろんな人生を見たいから」



ただ、それだけだから。

Re: dummy×dummy -それはとてつもない悪夢- ( No.5 )
日時: 2009/11/24 19:35
名前: 檸檬 ◆I0wh6UNvl6 (ID: SLKx/CAW)

03 -過去には月見草、未来にはバラを-


そろそろ、ボクの出番はお終い。

これからは、ボクにあやつられている少女のボクに語ってもらう。
少女の人生のホンの一部だが・・・




「・・・で、ここが私たちの教室。」
ねぃは、学校を一周してきた。
学級委員長の暗咲さんが丁寧に教えてくれた、この学校は

『秋乃香中学校』(アキノカチュウガッコウ)

人の名前みたいなめずらしい中学校。


「赤笛さん?」

「あ、すいません。」

少しボーっとしていただけです・・・、言葉にならなかった。




人は怖い。

何でこんなにも欲があり、妬むのだろうか。



ねぃは、小学校1年生から6年生までずっといじめられ続けた。

卒業式の時、やっと両親に言えたんだ。

それで、中1の夏休み明けに転校して来れた。



でも、まだ人には慣れてない。
信用できるのは、両親だけ。

そう思っていたのに、卒業式の次の日に
両親ののっていた車は信号無視の大型トレーラーに踏み潰された。

今は、ばっちゃんと暮らしている。
とても心配性だけど、とても優しくて唯一の家族だ。

じっちゃんは、ねぃの生まれる前になくなったらしい。



「ところで、桃はどうしたんだろう?」

「ぴ・・・んく?」

「そ。さっき言ったあのぶりっ子野郎のこと。」
学級委員長でも、いじめってものに参加するのかな?
なんて、考えてた。


「私もね、いじめをやりたいとは思わないんだ。」
ねぃの心の中を読んだかのように、暗咲さんは話し始めた。

それは、とても残酷な過去を表していて・・・・


あまりにもひどすぎた。


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