ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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青世界
日時: 2009/12/07 22:01
名前: 金夜★美咲 (ID: p.MMag6.)
参照: http://blogs.yahoo.co.jp/kpo_sky_trap

希望、絶望、恨み、悲しみ・・



色々とあるこの世



ただし、世界は一つじゃない



世界は思いよって創られる




————————-・・・・



ファンタジーというか、なんというか..



一応、シリアス系に入ると思います。

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Re: 青世界 ( No.1 )
日時: 2009/11/26 20:58
名前: 金夜★美咲 (ID: p.MMag6.)
参照: http://blogs.yahoo.co.jp/kpo_sky_trap

小さな小さな湖の中




少年が見つけたのは 




小さな小さな入り口




ずっと願ってきた世界————






『陸堵君のお母さん 事故死でしょ?』




『可哀想だけど・・仕方ないよ』




なんて、噂されてた。




いつまでも気にしてちゃ駄目だ————




そう少年は心の中で強く思った。のはいいけど、今少年がいる場所は、緑(木、草、花)がたくさん咲いている綺麗な森。




「・・・何処此処・・・」




一人、ぽつんと呟いた。




「あ!そうか!夢か〜」




フハハハハと笑ったところでどうにもならない、誰もいない。




「・・・嘘だろ?」




はぁとため息をつく。




すると、いきなり誰かがガバッと少年の腕を掴んだ。




それと同時に、ギギ・・と、弓を引くような音。




「・・弓?」




パシッという音が聞えた頃には、すでに矢は地面にささっていたとさ。狙いが少年なら、矢は地面にささらないだろう。




何故ささらなかったって?少年もそう思った。




恐る恐る振り返ったら、青い髪の16歳くらいの少年。




青髪少年は迷子少年をしばらく見つめ、何か気づいた。




「・・・・逃げろ」

Re: 青世界 ( No.2 )
日時: 2009/12/07 21:54
名前: 金夜★美咲 (ID: p.MMag6.)

「へ?」




いきなりそんなこと言われたってまず訳が分からない。




「逃げないと貴様、死ぬ」




「いや、死ぬって・・」




最初は冗談だと思ってた。




ザッ・・




矢が刺さるような音。迷子少年を狙っていたのだろうけど、迷子少年は血すら流れていない。




青髪少年の右肩に矢が刺さっているから・・。




「・・・アンタ!!」




「いいから早く逃げろ!!!」




すぐさま矢をぬいて腕をおさえながら叫ぶ。




流石にこれは逃げないと・・・と、迷子少年はすぐさま逃げた




遠く、遠くへと—————




               *




だいぶ遠くに逃げてきた。ここならもう安全。




さて、一体ここは何処なのだろうか。果てしなく広がる森。




「何だここ・・・」




あたりを見回す。




「異世界だよ」




少年の声が上から降ってくる。もちろん、少年は上を見上げる。




「アンタ誰?」




木の上に座っている紫髪の少年。なぜこんな変な色の髪の奴ばかりなのかは、気にするな。




木の上少年は、ニパァと笑った。だから誰なのさアンタって思う。




「人の名前を聞く時は、自分から名乗るんじゃないかな?」




何だコイツと小さな声で呟いて、迷子少年は名乗る。




「陸堵。」


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