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  絶望生活
日時: 2009/12/05 16:03
名前: †‡黒榊 麗弥‡† ◆O8ZJ72Luss (ID: SSNg/Zhu)

クリックありがとうございます。黒榊と申します^^

今回は…駄目な仕事生活をしているという設定でかかせてもらおうと
思います。
(もともと自分で描いた漫画を少し改造しただけですが・・・orz)
絵しか描かないので少し不安ですがかいてみようと思います!

登場人物
上杉 楓 uesugi kaede
この話の主人公。謎の男(月)と出会い生活が一変
し始める。     

直江卓哉naoe takuya
楓の働く会社の部長。性格は冷静。     

真田志郎sanada shiro
楓の仕事仲間。とても仲が良い。

本居刹那motoori setuna

徳川雪tokugawa setu

月tuki
楓に不思議な薬を渡す始まりの男。


      ☆目次☆
  プロローグ>>1

  第一話>>2 >>3 >>4 >>7 >>8 >>9
  

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Re:   絶望生活 ( No.1 )
日時: 2009/12/04 20:00
名前: †‡黒榊 麗弥‡† ◆O8ZJ72Luss (ID: SSNg/Zhu)

           〜プロローグ〜

「お前、クビだ」
2×××年9月17日、俺は客に対して失言をしてしまった。そして、
2度目のクビになる事になる。
一度目といえば、俺の成績は最悪。おまけにはっきり言うと、
自分にあわないと思う仕事だった。勿論、続くわけがない。
中学生の時も職場体験というのがあったが、俺にはすべて無理な
ことだった。
何をやっても駄目。唯一、運動だけしかできない。
そして2××○年1月。俺は新たな仕事に入る事になる。
だけど、また失敗。ギリギリでクビはのがれたが、今回も多分
駄目だろう。
こうして俺はまた公園にへと足を向けるのだった______。

Re:   絶望生活 ( No.2 )
日時: 2009/12/04 20:35
名前: †‡黒榊 麗弥‡† ◆O8ZJ72Luss (ID: SSNg/Zhu)

       第一話 始まりは謎の男

2×××年 4月。俺は成績が悪くて会社をクビになる。
2×××年 9月。客に対しての失言。クビになる。
2××○ 年 2月。今の俺に至る_______。
いつもの会社の帰り。俺はまたいつもの公園でいつものように
ベンチに座る。
「駄目だ…。駄目だ…。もう駄目だ…」
会社に入ってから三度目の失敗。多分今回もクビになる。何故、
いつもこうなんだろう。
「変わりたい…」
そうつげたすぐ後だっただろうか。しんとした公園のなかで
静かに誰かが近づいてくるような足音が聞こえてきた。
「変わりたい?」
ふと後ろを振り向くと声をかけた人物らしき銀色の長い髪の
眼鏡をかけた男が立っていた。みるからにあやしい男に俺は少し
警戒した目でその男のほうを見た。
「おっと。怪しい者ではございません。ただの通りすがりです」
ただの通りすがりというより、確実に狙っていたようにしか
見えなかったが…。という事はこの男はセールスマン等の類に
あるものだろうか?そうならこの場はすぐに去らないといけない。
「ご安心下さい。お望みしか答えませんので」
思った通りだった。去ろうと思うと捕まってしまった。
「願い・頼み・欲望。なんでもいいです。貴方の…望みを」
(あれ…?)
普通のセールスマンなら、決まった商品を売りつけるものじゃ
なかったのか?これは信じてもいいのかもしれない、
そう思った。
(俺の…望みは…)

Re:   絶望生活 ( No.3 )
日時: 2009/12/04 22:25
名前: †‡黒榊 麗弥‡† ◆O8ZJ72Luss (ID: SSNg/Zhu)

「自分を…変えたい…」
何馬鹿な事言ってるんだろう俺。
無理だと分かっていても…求めてしまう。だって、人一人の力で
自分を変えられたら今までの苦労はなくてもいいはずなのだから。
「分かりました」
男は表情を変えず、ただニコリと微笑み、服のポケットを探る。
本気で言っているのだろうか?そう思いながらもまじまじと
みつめてしまった。
「これを飲みなさい」
何を差し出したかと思うと、明らかに怪しい薬だった。どう
とらえても、麻薬で楽になれと言ってるようにしか見えなかった。
「ま…麻薬?!」
「いえいえ」
また信じがたい答えが返って来た。
「麻薬などという物騒なものではございません。体に害は
ないでしょう」
麻薬じゃなかったら何なんだ。そっちの方が気になったりする。
「寝ている間にだけおこる薬です。起きたら不思議な事が
おこるでしょう」
俺はまるで子どもがアニメのキャラクターを現実に見るような目で
ながめてしまった。
「どうですか?」
この一言ではっと我に返った。あまりの恥ずかしさに顔が
赤くなる。
「も…もらい…ます…」

Re:   絶望生活 ( No.4 )
日時: 2009/12/04 22:36
名前: †‡黒榊 麗弥‡† ◆O8ZJ72Luss (ID: SSNg/Zhu)

「どうぞ」
男が手をさしのべる。
「あっ…」
その時思い出した。
「俺…今全く金持ってないんで…。やっぱりもらえません」
「え?」
男は不思議そうな顔をして俺を見た。やっぱり売りつけるつもり
だったのだろうか?
「私は貴方に売るつもりはなかったんですよ?これは
さしあげます」
タダ?いくら人がよくてもそれは流石に悪い。
「そ…そんなッ!!わ・・・悪いですよ!!」
男は首を左右に振った。
「いえいえ。こちらは商売ではないので。ただ、お望みを
答えてあげるだけ。だから、もらって下さい」
また男が手をさしのべる。そこまで言われたらもらうしかない。
俺は薬を受け取った。
「Good life」
さわ…と、風邪とともに男は暗闇へと消えていった。
「ありがとうございます!!」
届いただろうか?もう少しで言いそびれるところだった。
(…俺…そういや錠剤苦手なんだよな…)
そう思いながらも俺は手にした薬を一気に飲み込んだ。
それからだった。俺、上杉楓の生活が一変し始めたのは。
          †
「部長?話があるんですが」
「は?俺はない。お前はクビになりたいのか?」
(あれ…?)
なんだか見覚えのある光景。

Re:   絶望生活 ( No.5 )
日時: 2009/12/04 22:37
名前: 美夜 (ID: .MCs8sIl)

凄い・・・天才?!

 はぁ、続きが気になる・・・

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