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- 遠距離友情
- 日時: 2009/12/05 21:23
- 名前: サザエ (ID: EWcIN/Ij)
☆登場人物☆
主人公 愛(明るくて友達が多い)
主人公の友人 由美(病気がちないじめられっ子
ある日、私は、自分の教室に行く途中に、「誰か助けて!!」「やめてよぉ!!」という叫び声を聞いてしまった。
いじめっ子達は、彼女に「お前ズル休みしただろ??」「このズル女!!」と言っていた。
私は、「やめなよ!!なんてこと言うの?!」と言って、教室に入った。
彼女が私に話しかけた。彼女の名前は由美。
「さっきは助けてくれてありがとう。友達にならない?」と。
私は、「いいよ。何かされたり言われたりしたら相談に乗るからね。」と言った。
次の日、由美の背中に「私はズル休みをしたバカ女です。うふふっ☆」と書いた貼り紙が貼ってあった。
私は、とっさに、「由美!!背中に貼り紙がついてるよ!!」と言って、貼り紙をはがした。
その貼り紙を見て、涙が出てきた。
由美はズル休みなんかしてないのに・・・。ひどい。
何をされても、笑顔で頑張る由美を見てると、心が痛くなる。
私は、由美に「両親や、先生に相談してみようよ。悪口などは、テープレコーダーで録音して、その貼り紙を持って行ったら、証拠になるよ。」と言った。
由美は、両親・両親に相談した。けど、相手にされず、「あなたにも原因があるんじゃない??」と言われたそうだ。
「私が病気がちな子だから、みんながいじめるのかなぁ??」と自分を責める由美。
なんだかほっとけない。
「いじめられる方にも原因がある。」どうしてだろう。なんで、大人たちはこう思うのだろう。
「もう生きていたくない。誰か私を殺してよ・・・」と泣き崩れる由美に、私は、「泣かないで。私が守るから」と言った。
他のクラスの先生に相談する由美。それを見ていたいじめっ子たちは、「アイツ、ちくってないだろうな?」とほざいていた。
いじめは、一段とひどくなってきた。
机に「死亡宣告」と彫ってあり、菊の花が置いてあったり、
プールに突き落とされて、上から押さえつけられたり、
「テメェ、ちくっただろ??」と詰め寄られたり、
机の引き出しに、意地悪な手紙(死ね、殺してやるなど)が入っていたり、
机に「死ね」「ブス」「くそばばあ」「学校来るな!」と落書きされていた。
由美は、倒れてしまった。
由美が私に打ち明けてくれた。
「私、20歳まで生きられないの。」と。
それを聞いて、私は、涙が止まらなかった。
思わず動揺してしまった。
次の日も、その次の日も由美は、学校に来なかった。
私は、クラスメートから聞いた。
「ねぇ、愛!!由美が亡くなったんだよ!!」
「え??うそ!!マジで??」と言った。
由美のお葬式のとき、由美のお母さんが、
「娘は、未熟児で、体が弱かったんです。」と泣きながら、言っていた。
私は、由美のお母さんから、由美が書いた手紙(「愛へ 私がいじめられたとき、助けてくれたり、相談に乗ってくれたりしてくれてありがとう。私が死んでも私のことを忘れないでね。」と書いてあった)をもらった。
私は、由美に、手紙を書いた。
「私、由美のこと一生忘れないよ。天国にいても、友達でいようね。」と。
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- Re: 遠距離友情 ( No.1 )
- 日時: 2009/12/05 21:26
- 名前: サザエ (ID: EWcIN/Ij)
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