ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 強運の持ち主が挑んだあるゲーム$本編スタート$
- 日時: 2009/12/07 17:29
- 名前: リクヤ (ID: Ci2W5Yci)
スレタイ本編スタートとかなってますけど
実際消えましたァ!!!!(泣
よっし今日も書こうと思ったら「あれ?神隠し?」みたいな‥‥;;
っということで続きから書いていくのでよろしくお願いします!!
今まで読んでくださっていた皆様、これからも応援してくださいね☆
もちろん感想ドンドンお待ちしています!
$第1回戦『サードロック』のルール説明$
3人を1グループとして協力して爆弾を解除するというゲーム。主催者側が用意した家の居間に置かれた爆弾。その解除方法は3つの鍵穴にそれぞれ一つずつ鍵を差し込めば良い。ただし3つの鍵は家のいたるところに隠してあるため手がかりとなるものを見つけなければならない。爆弾は本物ではないため命の危険はないが24時間後に解除できなかった場合は失格となり指定した金額を返済しなければならない。
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- 強運の持ち主が挑んだあるゲーム$本編スタート$ ( No.1 )
- 日時: 2009/12/05 22:30
- 名前: リクヤ (ID: Ci2W5Yci)
残り時間23:57———。
会社員が恐る恐るといった感じで口を開く。
「ねぇ誰がどこを探すか決めないか?」
そう言う会社員の額には早くも数滴の汗が流れていた。
「そうだな。じゃぁまずはこの家の下見をしてから決めないか?」
チャラ男が余裕丸出しの態度でオレと会社員を見ながら言う。オレも暫く考えた後口を開く。
「じゃぁ下見をした後、簡単な見取り図を書いて担当を分けましょう。」
オレの意見に「あぁ。」「はい。」とチャラ男と会社員がそれぞれ同意を示した。
チャラ男は早くも1つ目の鍵を見つけよう下見というのに目をそこらじゅうに配らせている。会社員は怪しい部分をメモ用紙にメモをとりながら下見をしている。
オレはとういうと目に映るものはほとんどすり抜けている感じだった。
もしこのゲームに負けたらなどネガティブに考えまったく頭が回らなかった。
一通り下見をした後、探す担当場所は下記の通りになった。
オレ→子ども部屋・大人部屋・バスルーム・屋根裏部屋
会社員→玄関・居間・1階和室
チャラ男→キッチン・ダイニングルーム・2階和室
自分の持ち場を確認するとそれぞれ時間を無駄にするまいと急いで持ち場に向かった。
- 強運の持ち主が挑んだあるゲーム$本編スタート$ ( No.2 )
- 日時: 2009/12/07 01:10
- 名前: リクヤ (ID: Ci2W5Yci)
まずオレは子ども部屋を探すことにした。
子ども部屋には普通の子ども部屋とは変わらない物が置いてあった。
まず最初に目をつけたのはベッド。
毛布をガバッと勢いよくはがしてみるが流石に鍵はない。
次に枕カバーを外し枕をカッターで引き裂き中の綿を取り出す。
もしやと思ったがなにも入っていなかった。
一方、会社員は玄関から取りかかっていた。
玄関には花瓶と骨董の大皿が飾られているだけで素朴な風景だった。
花瓶の水を光に透かして見たがもちろんなにも浮いてはいなかった。
次に靴箱の中を探してみるがどの靴にも鍵はなかった。
チャラ男は鼻歌を歌いながら陽気な感じでキッチンを探していた。食器をまず全て出し料理器具をどけて隅々まで見渡すが影も形もなかった。
60代ほどだろうか、見事な白髭を生やした男が大型モニターを見ながら上唇を浮かしていた。
「とうとう始まったか。」
男がワイングラスを片手に持ち楽しむような目つきでモニターに映る参加者達を鑑賞していた。
「この第1回戦でどれだけの参加者が消えるとお思いでしょうか?」
男の側についている側近と思える若い男が尋ねる。
「軽く半分減るだろ。」
男はフッフッフと意味深げな笑みを浮かべた。
ない……ない……ない……。
子ども部屋のあらゆる所を探したが結局は見つからなかった。
そろそろ大人部屋に行こうと思ったがキッチンの方からチャラ男の大声がした。
オレ、会社員共に駆け足でキッチンに向かうとチャラ男はある一枚の紙切れを手にしていた。
「なんですかそれ。」
会社員が聞くとチャラ男は無言で紙を渡す。
それを見るとワープロ文字で短くこう書いてあった。
『答えは2次元の中にある』
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