ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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神の子と黒い天使。
日時: 2009/12/09 15:48
名前: 六 ◆BbBCzwKYiA (ID: IJ2q7Vk/)

「あなたは、『罪』を犯したのでしょう?」



〆ご挨拶

まず一言。ごめんなさい。
はじめまして。もしくはこんにちは、こんばんは、おはようございます。
知ってる人は知っている。知らない人は知らない。六と言うモノです。
今回は…ファンタジー…と呼ばれるものを目指していきたいです。
では、宜しくお願いします。


〆目次

1, >>4
2. >>7
3, >>10

〆お客様

くまごろう様
架凛様
テイル様


最初の台詞は言わせて見たい台詞的な。
取り敢えず物語の節目(?)で使われるものと思います。


〆寄り道

別サイトで書いている番外編小説「黒い天使と“最初“の生贄」↓
http://novel.fc2.com/novel.php?mode=tc&nid=51933

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Re: 神の子と黒い天使。 ( No.3 )
日時: 2009/12/07 18:31
名前: くまごろう (ID: mWBabtxN)

がんばって!!
ちなみに祟呪死ってのを書いてるんで
ぜひみに来てください!!

たいした小説ではないと思いますが。

期待めっちゃしてます!!
裏切るなんて思ってないよ!!
題名がかっこいいからw
きっといい小説書く人だと思う!!

1.  ( No.4 )
日時: 2009/12/09 16:31
名前: 六 ◆BbBCzwKYiA (ID: IJ2q7Vk/)

そのひとは、黒かった。

白い部屋に、黒いそれ。
それは、清潔な背景にひどく不釣合いな闇の色で。
今私の目の前にいるものは、どこからどう見ても闇色の羽根を持ったおそらく天使と呼ばれるものだった。

1.


彼の事を語るには、まず私の事から話さなければならない。
母さんが私を産み落とした時、生まれた村の神官とか言うどこかの誰かから、「神の子」と言う名の生贄の役割を押し付けられた。
それは、生まれた場所で死を迎えられない、という意味であり、親と共に生きる事が出来ない、という意味も含んでいた。
要するにそれは、私の人生をまだ何も考えられない時から根拠の無い「神のお告げ」とやらで決められたという事なのである。

15歳になったその日、私は今まで着た事も無いような真っ白で綺麗な服を渡され、それを着てすぐに生贄が連れて行かれる真っ白な城————通称「空白ノ城」へと国の兵士に連れて来られた。
そして彼らは、私をどこかも分からない真っ白な部屋に入れて、そのまま置き去りにしていった。

———成る程、生贄と言うのはこういう事か

小さな何も無い部屋で、飢えて餓死していく。
しかし、それが神様と呼ばれている物、もしくは生贄を捧げなければならない程人々が恐れている物にとって何か特があるのか?

そんな事を考えている内に、いつの間にか瞼が重くなり、私は眠りについていた。

……そして、話の冒頭に至る。
黒い翼を羽ばたかせ、こちらをまるで珍しい物でも見るかのような目で見つめる彼は、しばしの沈黙の後、まだ少し見下すような目で口を開いた。

「……ハジメマシテ。俺は「冥界天使」。お前はこの部屋で逝く最後の人間だ」

Re: 神の子と黒い天使。 ( No.5 )
日時: 2009/12/07 21:26
名前: (( `o*架凛 ◆eLv4l0AA9E (ID: 81HzK4GC)

初めまして。こんばんゎ☆架凛と言う者ですww
題名に惹かれ、「ファンタジー」という響きに惹かれ、
コメさせていただきましたッ!
ファンタジー大好きなんです(( `o*

闇色の羽の天使、[冥界天使]。かっこいいですッ!!
「神への生け贄」という設定からして、私の大好きな感じです〜☆
何より、読み応えがありますね!!

続き、楽しみにしてます((ω°o
それではこの辺で失礼します。また来ます〜(o°ω°o)ノ~~

Re: 神の子と黒い天使。 ( No.6 )
日時: 2009/12/07 22:03
名前: 六 ◆BbBCzwKYiA (ID: IJ2q7Vk/)

>>架凛様

コメント有難うございます!
ファンタジー好きなのですか^^自分もそうなんです!
よ………読み応え、ありますか?勿体無いお言葉を有難う御座います。
楽しみに……その期待を裏切る事になるかもしれません。というか多分裏切ります(オイ!
では、失礼しました^^

2, ( No.7 )
日時: 2009/12/08 22:02
名前: 六 ◆BbBCzwKYiA (ID: IJ2q7Vk/)

「冥界……天使?」

私がそう言うと、目の前の黒いひとは満足そうな笑みを浮かべて、少しだけ見下すような姿勢を緩めた。

「そ、要するに死んで逝く人間を冥界むこうに連れて行く天使の事」

「それは……死神じゃないの?」

確か、死神と呼ばれるものも同じような事をしていると聞いたことがある。その事を伝えると、彼は驚いたように目を少し大きくし、その視線を少し此方に近づけて言った。

「死神ぃ?違うって。それはお前ら人間が勝手に作った偶像だろ?」

「そう…なの?」

彼は、まるで悲しんでいるようにため息を付き、その後にさもそこに椅子があるかのように空中に座るような姿勢をとった。

「そうだよ。まあ、「冥界天使」は知られてはいけない存在だから仕方ないけどな」

「知られてはいけないって……」

「ん?何なら「冥界天使」がそうなった話を聞かせてやろうか?」

私が頷くと、「冥界天使」と名乗る彼も満足げに頷き、少し考えるような間を開けてその物語の始めを口にする。

_____全ては、一人の天使が大罪を犯してしまった事から始まる______

口調を変え、目を閉じてまるで自分の体験を語るかのように、彼はその話を語り始めた。


〜〜〜〜〜
…台詞多い


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