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- 平凡探偵
- 日時: 2009/12/07 13:24
- 名前: ♪*月琉姫*♪ ◆NpejqFNEy. (ID: lerfPl9x)
- 参照: 持ち名『東京葉月』『ルルー』『神無月』『夢猫日和』ですけど… 多くねぇ。第一、この名前は苦労したんだ。変えすぎだよっ!
序章
川崎美琴は何をしても平凡な小学六年生だった。成績は平凡中の平凡中で、体育は悪くもないし、良くもない。これといった特技も持っていない。体は痩せているわけでもなく太っている訳でもない。
美琴の親友、吉本千香は美琴と変わり。何でも出来る子だった。でも、美琴と同じでこれといった特技を持っているわけではない。
だが、この二人は好奇心だけは人一倍すごかった。これから起こる、様々な事件に関わることになってしまう。この二人はそれでも、好奇心だけで解決してしまう。
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- Re: 平凡探偵 ( No.1 )
- 日時: 2009/12/07 14:11
- 名前: ♪*月琉姫*♪ ◆NpejqFNEy. (ID: lerfPl9x)
- 参照: 持ち名『東京葉月』『ルルー』『神無月』『夢猫日和』ですけど… 多くねぇ。第一、この名前は苦労したんだ。変えすぎだよっ!
第一章 学校七不思議
1
美琴は休み時間。憂鬱な気持ちになっていた。この気持ちは今に始まったことではない。最近、美琴達のクラスでは結婚話がはやっていた。実は夏休み明け、美琴達のクラス担任の神崎竜先生が結婚したと全校朝会で校長先生が発表した。それ以来、美琴達のクラスでは結婚話が話しの種になってしまった。美琴は最初は面白がって話しの中に入っていたが、日が経つにつれ飽きてきてしまった。始めは先生の結婚話だったがどんどん自分たちの結婚話に移り変わってしまった。美琴は今に生きている人だから、まだ先の結婚のことはどうでもいいと思っている。
(ふぅ— なんで、うちのクラスって飽きないんだろ?)
美琴は飽きていることは変わらないが、日が経つにつれて疑問を抱き始めて来た。
「美琴、図書室に行かない?」
親友の千香が美琴の席に向かってきた。千香も実は結婚話には飽きてしまい、暇を持て余していました。
「うん。そうだね」
美琴は机の中から、図書室から借りた本をだした。
「じゃ。行こっか」
千香と美琴は教室を出ました。そのときには美琴の憂鬱な気持ちはなくなっていた。
美琴達の学校の図書室は結構広い。美琴達が通う学校はもうすぐ、築百十年になる。歴史がある学校だ。それに、図書室は体育館に負けないくらい広くて、様々な本が置いてある。古い本から新しい本まで色々だ。
美琴と千香は図書室に扉を開けた。図書室の扉は結構重く、一年生の力じゃ、開けれないぐらい重い。
美琴は返却カウンターに向かった。返却カウンターにはボランティアのおばさんがいた。美琴はカウンターに本を置いた。
「六年三組。川崎美琴です」
おばさんはノートを取り出し、美琴の名前を書いた。
美琴は急いで、千香のとこに向かった。
「千香。何、借りる?」
「う〜ん。どうしようか?」
千香をそう言いながら、何かの本を抜いた。
「美琴。これ、面白そうじゃない?」
黒く不気味な本を取り出した。
「千香。これ、不気味じゃない」
「そうかな?」
美琴はそう言いながら、この黒く不気味な本に興味を持った。千香は黒く不気味な本をパラパラとめくりだした。そして、急に手が止まった。
「ねえ。これこれ」
千香は美琴に急に手が止まった、ページを見せた。美琴はそれをみて、固まってしまった。そのページの内容に美琴はうれしさがあふれて、言葉が出なかった。
「うちの学校にも七不思議があったんだ…」
やっと、出せた言葉だった。この学校には七不思議と言う言葉はなかった。
「千香… この七不思議、どうする?」
続く
- Re: 平凡探偵 ( No.2 )
- 日時: 2009/12/09 18:27
- 名前: ♪*月琉姫*♪ ◆NpejqFNEy. (ID: lerfPl9x)
- 参照: 持ち名『東京葉月』『ルルー』『神無月』『夢猫日和』ですけど… 多くねぇ。第一、この名前は苦労したんだ。変えすぎだよっ!
2
美琴と千香は休み時間から、うわのそらだった。その理由は二人をどきどきさせるような事が起きたからだ。
二人は図書室に行き、胸をわくわくするような本を見付けてしまった。題名など作者、出版社、値段など書いていなく、ページはほとんど真っ白だった。だが、四ページ程、手書きで面白いことが書いてあったのだ。その面白いことは美琴達の学校の怪談七不思議だった。まだ、内容は知らない二人だが。この学校の七不思議に惹かれてしまったのだ。まるで、ごきぶりホイホイに引っかかるごきぶりみたいに。
二人は下校中、これからどうするかを相談していた。千香は不気味な本を借りてたので、七不思議をいつでも見れる訳だ。
「この学校に七不思議があることは知らなかったよ。さすが、築百十年の学校」
「そうよね。学校の定番はやっぱり七不思議だよね」
「でもさ。千香。内容が問題だよ」
「そうよね」
千香は手に持っている、不気味な本も見ながら言った。もし、これが簡単な七不思議の内容だったら、二人の期待は裏切られる。
「千香。もう、見ちゃう?」
「まだよ。家に着いてからよ」
「えー 何でよ—」
「何か、呪われそうで…」
「何で、呪われるの?」
「……」
千香はそこまでは考えてはいません。
「美琴。理由はないけど。何か、そんな気がしない?」
「そうね」
美琴は納得しました。この、不気味な本を見て。
「でも、これからどうする?」
「う〜ん?」
美琴は考え込みました。
(この本は何か、不気味だ… 何か、悲鳴が聞こえてくる。でも、この世には幽霊など存在しないし、魔女とか超能力者とかも存在してほしいけど、存在はしない。だから、この本は…)
美琴はそこで思いました。この本には何か、隠されている。重要な何かを指し示す。と、思いました。
「千香。これって、もしかして…」
「そうよね…」
二人は以心伝心したのか、二人とも同じ言葉をデュエットしました。
「事件の始まり!」
続く
- Re: 平凡探偵 ( No.3 )
- 日時: 2009/12/29 13:41
- 名前: ・・・ (ID: aYwQGfB6)
あげ
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