ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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7DaysBattle—Death or Alive—
日時: 2009/12/12 16:44
名前: ひなた (ID: eMRX3Yay)

□Welcome□


初めまして!ひなたと言います
シリアス・ダークで小説を書くのは初めてです
頑張るので、応援よろしくお願いします(>v0)/

それと、コメディ・ライトでは[恋唄—コイウタ—]と言う小説?を書いてます♪
もし、良かったら見に来て下さい(*^ー^*)


□Goodbye□

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Re: 7DaysBattle—Death or Alive— ( No.2 )
日時: 2009/12/12 18:25
名前: ひなた (ID: eMRX3Yay)

     プロローグ


[今から7日間、殺し合いをしてもらいます]





唐突すぎる言葉。
流石の俺でも頭がついていかない。





[これは強制です…皆さんに拒否権はありません]





ふざけている。
誰がこんな事決めた?
怒りがどんどん込み上げて来る。





[おっと失礼、私はジョーカーと申します。では…皆さん頑張って生き残って下さい]





乱暴にブツンと切られる放送。
恐怖に怯える生徒達。





そして、地獄の7日間が始まる———

Re: 7DaysBattle—Death or Alive— ( No.3 )
日時: 2009/12/12 19:34
名前: ひなた (ID: eMRX3Yay)

第1話[地獄の訪れ、そして始まる]



[生徒の皆さん、おはようございます。至急体育館にお集まり下さい]


「だってよ、和泉」


「あぁ」


俺は、まだ眠い体を起こし準と体育館に向かった。
外は激しい雷雨。
雨が廊下の窓を打ち付け、雷は音を轟かせる。


「皆さんおはようございます。今日は君達にあるゲームに参加して貰います」


校長の言葉にざわつく生徒。
文句を言う奴の声をすれば、楽しみと言う奴の声もする。


「静かに。今から説明をします」


校長が説明をすると思ったら、放送が流れた。


[君達には7日間、殺し合ってもらいます]


「…!!」


俺はその一言に内心驚いた。
表情には出さないが。


「ふざけんなっ!!!」


行き成り誰だが知らない奴が立ち上がった。
怒りを露にしているのがわかる。

Re: 7DaysBattle—Death or Alive— ( No.4 )
日時: 2009/12/12 23:32
名前: ひなた (ID: eMRX3Yay)

[煩いですね。黙ってもらえませんか?]


「うるせぇ!!行き成り意味わかんねーし!!!」


そいつは一向に黙る気配が無い。
俺は、そいつを黙って見た。


[黙れないのですか?では殺しますよ?]


「やってみろよ!?どーせ無理に決まってる」


———バンッ


「……え?」


音の方向へ顔を向けたら、そいつは腹を押さえて蹲っていた。
どうやら今の音は銃声。
誰かに撃たれたみたいだ。


「!!!」


『きゃぁぁぁあああぁぁぁぁ!!!!!!』


生徒の悲鳴。
俺は固まって動けなかった。
何故、今ので殺されなければならない?


「大丈夫か?」


いや、全然大丈夫じゃない。
寧ろこの状況で大丈夫な訳がない。
生徒が、人が、目の前で死んだんだぞ?


「…大丈夫なわけねーだろ、準」


「だよな……俺もだ」


準の顔は真っ青。
多分、いや絶対俺もそうだ。


[煩いのが消えた所で説明をします]


生徒の悲鳴が止む。
機械音声と雨の音だけが体育館中に響く。


[食料、休憩等はちゃんと君達にとりますから大丈夫です]


「…俺達は生きて帰れるのか?」


ふいに準が立ち上がり発言した。


[えぇ、生き残ればの場合ですけどね]


「分かった」


[物分りで素直な子は好きですよ…フフ]


不気味な機械音声が俺達をもっと恐怖に追い込む。


「…変態糞野郎」


[褒め言葉として受け取っておきます]


準はドカッとイスに座る。
苛立っているみたいだ。


[休憩時間は、朝7時〜9時・昼11時〜1時・夜6時〜8時です。
深夜0時になったら体育館に集まりください]


「……」


言葉が出ない。
俺達はこの仕組まれたゲームの駒なんて。


[必ず休憩時間には放送が流れるので安心してください…それと、休憩時間では殺し合いをしないでください]


「あ…あの、どうやって殺し合うのですか?」


女子生徒が涙声で言う。


[大丈夫ですよ。後で君達には好きな武器を用意して置きますから]

Re: 7DaysBattle—Death or Alive— ( No.5 )
日時: 2009/12/12 23:57
名前: ひなた (ID: eMRX3Yay)

これは夢か?
俺らしくない事を思う。
現実逃避ってやつだな…
そんくらい恐怖に追い込まれてんだ。


[これは強制参加…皆さんに拒否権はありません]


怒りと疑問が頭を埋める。


「あんたは誰なんだよ?」


[おっと失礼、私はジョーカーと申します…それでは頑張って生き残って下さい]


「…ジョーカー、何で俺達が殺し合いをやんなきゃなんねーんだ?」


俺は怒りを込めて疑問をぶつけた。


「フフ……時期にわかります。今は暇潰しとでも言っておきましょうか」


「…俺らは只の駒でしかないとか?」


[えぇ、そう言う事でしょうね]


「俺は、ジョーカー…テメェを必ず見付けてぶっ殺してやる」


[楽しみに待ってますよ…二階堂和泉くん]


ブツンと切られる放送。
ざわつく生徒達。
泣き叫ぶ奴もいれば、怒る奴もいる。


「準…」


「んだよ?」


「7日間生き残るぞ」


「わーってる」


あの野郎を見付けてぶっ殺す。
そして終わらせてやる。
絶対に———



第1話END

Re: 7DaysBattle—Death or Alive— ( No.6 )
日時: 2009/12/13 13:37
名前: ひなた (ID: eMRX3Yay)

第2話[小日向兄弟、現る]



「さて、これからどーすんだ?」


さっきの放送が流れない。
やはりこれは、誰かが仕組んだ悪戯か?
いや、でも人が死んだのは確かだ。
ん?待てよ…
あの死体はどこなんだよ?


「和泉?」


「……なぁ、あの死体ってどこだ?」


「そーいやぁ…見ねぇな」


準は辺りをキョロキョロと探し始めた。
俺も左右に顔を向かせる。


「無い…」


「あのジョーカーって言う奴らが持ってたんじゃね?」


「それしか考えられない…な」


だがどうやって持ってたかが問題だ。
500人近くいる生徒の中から、死体を持ち出すなんて不可能だ。


「「すんませーん」」


「ん?」


「あっ」


突如後から声をかけられた。
俺より最初に後を向いた準が声をあげる。


「小日向?…俊介と剛介だっけ」


俺も後ろを向いたら女顔の奴と女顔に抱き付いてる奴がいた。


「はい、僕が兄の俊介です〜」


「俺が弟の剛介や!!」


人懐っこい笑顔をする小日向兄弟。


「俺らに何か用か?」


準が俊介に近づく。


「ダメや!!それ以上俺の俊介に近づいたらアカンっ!!」


「ちょっ!剛介っ!!何言うてんねん!!」


「「は?」」


俺と準の間が抜けた声が重なる。
そんな問題発言されたら、どう反応したらいいか困る。


「離れるんや!!剛介!!」


「いーやーやー!!!」


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