ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 歪んだ国のお姫様。
- 日時： 2009/12/13 22:32
- 名前： アリス （ID: gTez.RDd）
えー、スレ建てて数分で消えたというおかしな過去を持つアリスでございます（何だよ
初めましての方!!こんにちわ!!（夜でも朝でも気にしな〜いｗ
注意事項
１,アリスが嫌い☆
２,何この題名のセンス。
３,荒らしです☆
４,あ、間違えて押しちゃった。
以上が当てはまる方…本当に申し訳ありません。
戻るボタンを押しましょうｗｗ
キャスト
クイーン・アリス ♀ Alice Queen
歪んだ国の王女様。
性格も歪みきっている。
好きな物/嫌いな物 血・紅茶/生物
ついこの間思い付きで新しい法律を出した。
美人系。
アリス ♀ Alice
歪んだ国に迷い込んできた一人の少女。
正義感が強く、曲がったことが大嫌い。
好きな物/嫌いな物 両親/権力
城下町に住んでいる人達ほとんどに慕われている。
第四項目の法律に逆らっている。
可愛い系。
ありす ♀ Alice
歪んだ国の城下町に住んでいる一人の少女。
元々の性格は優しく、気立てがよい少女。
好きな物/嫌いな物 本/王女
第五項目の法律に逆らっている。
昔罪のない両親を王女に殺されて以来引き籠もり状態に。
可愛い系。
夜 ♀ Yoru
歪んだ国にある日フラリとやって来て住み着いた王女の従者。
冷酷で残忍。王女が人を殺しているのを特に何とも思っていないらしい。
好きな物/嫌いな物 人の心の闇/光
黒の御主人様。
美人系。
闇 ♂ Yami
夜と同じくある日やって来て住み着いた王女の従者その二。
いつもにこやかに微笑んでいるが、王女に逆らう者には容赦なく鉄槌を下す。
好きな物/嫌いな物 黒色/光
黒を愛し続けているが全く意味無し。
かっこいい系。
黒 ♀ Kuro
夜に連れられて一緒に歪んだ国にやって来た夜のペット。
王女の膝によく座っている。
好きな物/嫌いな物 闇/夜
正直闇をうざいとか思ってたりする。
夜とのみ会話が出来る
城下町で王女の悪口を聞いてから夜に告げ口するのが日課。
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- Re: 歪んだ国のお姫様。 ( No.5 )
- 日時： 2009/12/21 11:15
- 名前： アリス （ID: sC1Xeyy3）
nanasiｓ
初めまして!!
続き頑張って書きます!!
その言葉に敏感なんですか？
私もそうですー。
- Re: 歪んだ国のお姫様。 ( No.6 )
- 日時： 2009/12/21 11:19
- 名前： アリス （ID: sC1Xeyy3）
—story Ⅲ 王手—
「王女」
王女はその声を聞くと、少し嬉しげに振り返った。
王女の唯一の友でもあり…大切な従者でもある夜と闇がいた。
王女はチェス盤を開いた。
「今日は遅かったわね…。さ、昨日の続きをしましょうか？」
「はい、王女」
基本夜遅くに三人はチェスをする。
夜が王女と戦い…闇が見つめている。
基本、夜が勝つ。
チェックメイト
「 王手 で御座います。王女」
夜はにこやかに微笑んだ。
王女は悔しげな顔をした。
「もう一度!!もう一度よ、夜!!」
「分かっておりますよ。王女」
チェス盤の上にまたしても駒が並べられて行く。
闇はにこやかに微笑んだ。
悪意に満ちた顔で。
「王女。ついさっきまたしてもあまりご気分の優れぬ情報が入りました」
「…何かしら？」
王女は次の一手に悩みながらも、顔を上げた。
夜はゆっくり悲しげに口を開いた。
勿論…演技だが。
「この国に賊が侵入して参りました」
静まり返る部屋。
王女はゆっくり駒を盤に置いた。
「一体何者？」
「年齢は恐らくして…“アリス”。そして今は気絶中で、民の家の中にいます」
王女の眉がピクリと動いた。
“アリス”。
同じ名前。
地雷を踏んだのかも知れない。
「…まぁ良いわ。調度品を贈る者が増えるもの…。もし万一贈らない場合は——…」
王女はゆっくり駒に手を伸ばした。
そしてためらいなく盤に駒を置いた。
少しの沈黙が流れ、闇が拍手した。
「殺しなさい？」
「王女の言う通りに…私達は動きます。何時でもご命令下さい」
王女の置いた駒の場所は…。
“王手”——…。
逃げられはしない。
この国に逃げ場など存在しないのだから。
- Re: 歪んだ国のお姫様。 ( No.7 )
- 日時： 2009/12/21 21:12
- 名前： 藍羽 （ID: 8CdZ5vnQ）
初めまして。
すごく面白いですッ！！
同じ名前・・・
「歪んでる」とか、そういう言葉好きです。
頑張ってください！
- Re: 歪んだ国のお姫様。 ( No.8 )
- 日時： 2009/12/22 10:38
- 名前： アリス （ID: sC1Xeyy3）
藍羽ｓ
初めまして!!
面白いですか？
楽しんで頂けているのなら光栄です!!
私もその言葉好きなんです!!
頑張ります!!
- Re: 歪んだ国のお姫様。 ( No.9 )
- 日時： 2009/12/22 11:09
- 名前： アリス （ID: sC1Xeyy3）
—story Ⅳ 決意—
＊＊＊
何日経っても、何日経っても少女の意識は戻らなかった。
それどころか何も食べさせることが出来ないせいでだんだんやつれて来ていた。
「嬢ちゃんの体力じゃ…これぐらいしかもう…無理なんじゃないのか…？」
一人が問い掛ける。
彼は涙を流した。
「また…ッ!!俺は…誰も…助けられずに…ッ」
沈黙が流れる。
彼の娘は昔王女のせいで殺され…。
彼の妻もつい最近…殺された。
今では王女に調度品を贈る…ただの都合の良い者共…。
「もう嫌なんだよ…何も出来ず…人が死んで行くのを見るのは…!!俺…もしこの嬢ちゃんが意識を取り戻さずに死んだら……俺も…………………死ぬ」
「な…何言ってんだよ…今まで力合わせて頑張って来たじゃねぇかよ…」
一人が動揺した様に問い掛けた。
けれど彼の決意は、変わらない。
揺るぎない精神。
人が一日に何人死んで行くか分からないこの国で人の死を見ないと言うのは不可能だ。
…生きていればの話だが。
死んでいればこの国から逃げることが出来る。
誰にも見付からず。
王女に殺される訳でもなく——…。
一人はくっ…と声を漏らすと、家から出て行った。
何を言っても無駄。
そう察したのだろう。
「嬢ちゃん…頑張れ…頑張ってくれ…」
少女の手を握り締め祈る様に彼は呟いた。
彼の名は、グレイア。
そして去って行った者の名はレンディーノ。
「このことは…早く夜に報告しなくちゃ…」
そう呟きながら走って行ったのは、黒猫。
夜の飼い猫黒である。
何故話せるのかどうかは…後々分かる…。
この国の王女が何故国の者達のことを知っているか…って…？
彼女の大切な大切な従者達。
そして大事に大事に扱っている黒猫。
そのおかげ…なのかも知れませんね…？
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