ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 魔女の唄
- 日時: 2009/12/14 20:33
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
- 参照: http://www.excite.co.jp/world/english/
消えちゃいましたよ;;
哀しいです
*前スレ
http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.php?mode=view&no=12394
*イメソン
http://www.youtube.com/watch?v=OTMxV_eaYOc&feature=related
*注意(必ず見てください)
1、荒らし&チェンメ厳禁
2、これは駄文です
3、有り得ない事が沢山出てくるかもです
4、何かに似てた場合はすみません。悪気は無いので
5、前の続きからとなります
1は必ず守ってください
*主な登場人物*
ベル・レーシア(beru re-sia)
主人公で魔女
冷静で頭脳明晰
【花】と【音】を操る
シェリー・クロス(syeri- kurosu)
ベルと同じく魔女
こちらも冷静で頭脳明晰
【水】と【風】を操る
ルル(ruru)
ベルの使い魔
黒猫の姿をしている
レレ(rere)
シェリーの使い魔
黒い犬のような姿をしている
*プロローグ*
漆黒の闇の中で唄が聞こえる
深い、闇の音楽
願いを叶える音
叶えたくば祈りなさい
———代償を払う勇気があるのなら
- Re: 魔女の唄 ( No.1 )
- 日時: 2009/12/14 20:51
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
- 参照: http://www.excite.co.jp/world/english/
第五章 2話:曖昧な王子様
その後も、高飛車な咲月さんに邪魔をされ、瑠亜さんは海斗君に近づけなかった
……海斗君も海斗君よね
気付きなさいよ
全く、曖昧な王子様だこと
高飛車な継母が居て、哀れな御姫様が居て、曖昧な王子様が居る
まるでシンデレラの様
いえ、違うわね
これは皆さんの物語【ストーリー】 何でもないわ
「海斗ー……」
「あんた、まだ懲りてないの? 今は忙しいって言ったわよね?」
冷酷に言い放つ咲月さん
「で、でもこれ、渡そうと思って」
海斗君のハンカチを持っていた
それを暫く見ると、咲月さんはハンカチを引っ手繰り、走り出した
「海斗君っ、これ、拾ったの。海斗君のよねぇ?」
……自分の手柄にしてるわね
「それ、あたしが拾った……「嘘つかないで……」」
涙目になっていう咲月
「そうだよ。自分で拾ったんじゃないだろ?」
海斗君も咲月さんの嘘に引っ掛かっている
「ありがとな、咲月」
「いいのっ、海斗が困るでしょ?」
君をつけてない
「ッ……」
教室から逃げるように立ち去った瑠亜さん
それを見てフッと冷酷に笑った咲月
咲月の嘘に騙され、咲月を褒める海斗
———哀れな御姫様は涙の花を咲かせ
高飛車な継母は冷酷な笑みを浮かべる
そして曖昧な王子様は継母の嘘の仮面に騙される———
悲哀の物語
語り手の魔女はその全てを見つめる——
- Re: 魔女の唄 ( No.2 )
- 日時: 2009/12/14 21:02
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
- 参照: http://www.excite.co.jp/world/english/
第五章 3話:物語の結末を知るのは魔女
「……何で、あたしがこうならなきゃいけないの?」
誰も居ない、静かな教室で1人泣く瑠亜
廊下にも、その嘆きは聞こえた
フッと微笑むベル
……貴女ね、お客様は
魔女は静かに笑った
「誰ッ?」
足音が聞こえた瑠亜は、クルッと振り返った
目の前にはベルが居る
「無音さん……」
フフッと微笑んでから、言った
「願いを叶えたくば泉に祈れ」
「へ?」
「さすれば汝の持つ歪な願いは叶えられるであろう」
謎の言葉を残し、ベルは言った
「じゃ、今宵も安らかな眠りあらん事を」
そしてベルは帰っていった
「……何だったの?」
願いを叶える泉のこと?
「貴女は必ず願いを叶えに来る」
語り手である魔女は、物語の結末を知っていた
- Re: 魔女の唄 ( No.3 )
- 日時: 2009/12/18 19:44
- 名前: 凛 ◆KM/REaTgCs (ID: APpkXS4D)
- 参照: http://www.excite.co.jp/world/english/
第五章 4話:御姫様の願い
—瑠亜目線—
ハァッハァと、荒い息遣いが木霊する森の中
1人の少女が森を走っていた
『願いを叶えたくば泉に祈れ』
『さすれば汝の持つ歪な願いは叶えられるであろう』
頭の中に木霊する言葉
「あったッ、泉だぁー」
ハァッと息をつく
あ、祈るんだったよね
小さな声で呟く
「咲月を消して」
泉が輝いた気がしたのは気のせいだろうか
—ベル目線—
漆黒の館に佇む少女が居た
漆黒の髪を靡かせ
紫の瞳を妖しく輝かせて
少女の手元には黒い封筒があった
ベルは封を切り、中の手紙を読んだ
「やっぱりね。【咲月を消して】と書いてあるわ」
フッと微笑み
「ルル! 仕事よ!」
そして闇夜に消えていった
お姫様の願いを叶える為に

