ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 壊される世界
- 日時: 2009/12/19 19:21
- 名前: テラ★罰 (ID: q4tyOQof)
暇なときに書き進めていく予定です。
んでよろしくおねがいしまーすw
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- Re: 壊される世界 ( No.1 )
- 日時: 2009/12/19 19:51
- 名前: テラ★罰 (ID: q4tyOQof)
プロローグ
何気ない・・・
本当に何気ないことから始まった
この旅の終わりはどこにあるのだろうか
いや、本当に終わりなどあるのだろうか
壊されれゆく世界
いったいどれほどの悲しみに触れただろうか
いったいどれほどの涙を流しただろうか
旅は続くどこまでも
ヤツを消し去る その日まで・・・
- Re: 壊される世界 ( No.2 )
- 日時: 2009/12/19 21:06
- 名前: テラ★罰 (ID: q4tyOQof)
0.5章 〜どっかの週刊誌〜
「旅人よ剣を持ち立ち上がるのだ」
どっかの週刊誌の見出しで見たな・・
ばかばかしい
Idleーアイドルー(なにもしていない者)を自由に生きる「旅人」に例え、彼らの確固たる決意を「剣」に例えた政府の言葉だ
要するに、なにもせずにいないで自分から社会に参加しろって言うガバさん(Governmentの意)からのお叱りの声だ
ずっとそう・・・思ってた・・
- Re: 壊される世界 ( No.3 )
- 日時: 2009/12/19 23:04
- 名前: テラ★罰 (ID: q4tyOQof)
1章 〜朝の始まりその始まり〜
・・・実際は違った
それは、翌日に分かった
全てが分かった日 ・・・最悪の日
朝早く、6時くらいにおれは目覚めた
普段寝坊しているおれが
こんなに早く起きたんだ
「ははっ、今日は台風かな?」
ほんとに台風ならまだマシだったのに・・
「それはそうと・・・、何をしようか」
早く起きたのはいいが、
することがない
と言うより、
およそ時間を潰せるモノが何一つないのだ
なぜなら、
おれの家はドが付くほどの貧乏だからだ
つぎはぎだらけで穴だらけ
それが一般の反応だろう
「とりあえず朝飯でも食うかな」
おれは、キッチンの棚をがさごそやり、
パン一斤を取り出して一口かじった
窓から外を覗き込んでみると、
まだ日は昇ってはいなかった
そう、外はまだ今日という日の準備をしていた・・
朝であって、朝でない・・
不思議と思えるこの時間に、
おれは一口パンを頬張った__
- Re: 壊される世界 ( No.4 )
- 日時: 2009/12/21 01:05
- 名前: テラ★罰 (ID: mJ3JfBLO)
2章 〜狂気〜
______ 荒野・・・
荒野に一人の少年がいる・・
一人ぼっち・・・
ずっとつっ立って上を見上げている・・
ここがどこだか気になったけど、それよりも彼のことが気になった。
だから、おれは気になって話しかけてみたんだ。
「君はだれなの?
なんでここでずっと一人でいるの?」ってね。
彼を近くで見てみて、ゾッとした・・・
・・・顔が半分・・無いのだ。
髪の毛は普通にある、ただ顔半分だけが無いのだ。
そして近づいて初めて分かる、彼の放つ異様な空気・・
深い深い闇に取り込まれてしまったかのような、そんな・・感じ。離れようと試みても、からみついて離れない・・
そのうち汗がぶわぁっと噴き出てきてさ、おれは息を呑んだ。
そしたら突然、彼が口を開いた。
「僕が誰なのかなんてここでは何の意味もなさない。
ここでは力が全てだ。キャハハハハハハ!!ねぇ知ってる?
目玉を指で突き刺すとね、温かいんだよ。クスクス。」
・・笑ってる、それも満面の笑みで・・・。
く、狂ってる・・。
ただただそんな思いだけが廻っていた。
彼は相変わらず甲高く笑っていたが、ギョロっとこっちを向いて
「君も壊していい?」と言った。
そして俺の腕を掴み、それもまるで人とは思えぬ力で、ゆっくりともう片方の手を近づけてきた。
頭が真っ白になっていく。声だけが聞こえている。
「・・あ、でもだめだ。
君は僕の____だからね。」
そこでおれの意識は遠のいた・・・。
目を覚ましたら、いつものオンボロ家の中だった。
いつの間にか眠っていたらしい。
日はすでに昇っている。時計を見た。
「げっ・・。」
只今、8時15分。・・・遅刻だ。
身支度を整えて、おれはすぐさま家を出た。
日差しの眩しさが、寝起きの目に染みた・・朝。
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