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聖夜血の雪殺人事件 《クリスマス・イブ血の雪殺人事件》本格ミ
日時: 2009/12/28 12:07
名前: 重光涼 (ID: JFNl/3aH)

はじめまして、重光涼です
本作品の構成は、警視庁捜査一課の戸田警部
以下、西山刑事のコンビが主に難事件を解決していく、ミステリものです
 
内容は、クリスマス・イブの日の東京で、彼女と喫茶店でコーヒーを飲んでいた男が毒死するというところから始まります

人物紹介
戸田淳一郎警部 警視庁捜査一課
西山謙譲刑事  警視庁捜査一課 
 
秋山直樹 クリスマス・イブの喫茶店で毒死した男

朝倉稜 報道カメラマン 35歳 
    戸田警部とは高校時代からの親友

  ぞくぞく更新中なので見に来てください

     今後ともよろしくお願いします

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Re: 聖夜血の雪殺人事件 ( No.2 )
日時: 2009/12/25 14:23
名前: 重光涼 (ID: JFNl/3aH)

12月。雪の降る東北地方ではこんな神話があった。
毎年、12月になると神が制裁を下す日がある
もちろん、そんな事を信じてるのは極わずかで、
 俺も信じてなかった。
カメラマンの朝倉は大変なことを知ってしまった

その日は赤い雪が降る。
出雲の神のお怒りか……
そう真っ赤な……血に染まったような雪が。

Re: 聖夜血の雪殺人事件 《クリスマスイブ・血の雪殺人事件》 ( No.3 )
日時: 2009/12/25 15:46
名前: 重光涼 (ID: JFNl/3aH)

事件現場には、喫茶店のまわりに非常線がはられ、
戸田たちは、警察手帳を見せて中に入っていった

「死因は、青酸カリによる中毒死、何者かがコーヒー の中に入れたのを飲んだためです」と、鑑識が報告した

「被害者の彼女は?」と、戸田が言う

「こちらです」若い警官が答えた

そちらには、10代であろう、若い女性がうずくまって泣いていた

戸田は女性の方に近ずいて訪ねた

「あなたのお名前は?」

「嵯峨山理恵」と泣きながら答えた

「亡くなられた男性はあなたの彼氏ですね?」

「はい、彼は富田誠一郎と言います」

「不振な人をあなたは見ましたか?」戸田が訪ねる

「……」

「見ましたか?」

「……」

様子がおかしいと戸田は思った

すると彼女が、
「彼を殺したのは、私なの」

戸田は、彼女かもしれないとは頭の中で思っていたものの、的中するとは思わなかった
 しかし、戸田にはどこか引っかかってしょうがない
これは彼の勘である

Re: 聖夜血の雪殺人事件 《クリスマス・イブ血の雪殺人事件》 ( No.4 )
日時: 2009/12/28 09:08
名前: 重光涼 (ID: JFNl/3aH)

「警部これから一杯のみにいきやせんか?」と西山が言う

「すまない、私は妻と会う約束をしているのでんね」
と戸田がいう

「うらやましいですね」

「君も奥さんはいるだろう?」

「そうなんですが、今ケンカしていましてね」

「夫婦喧嘩ですかな?」

「まそういうことです」

「では、私はこれで失礼するよ」と戸田が言う

「お疲れ様でした、警部」と西山が言う

戸田警部は夜の美しいネオン街に消えていったのだった
12月24日の夜のことであった

Re: 聖夜血の雪殺人事件 《クリスマス・イブ血の雪殺人事件》 ( No.5 )
日時: 2009/12/28 09:49
名前: 重光涼 (ID: JFNl/3aH)

朝倉綾は、脅迫されていた
先日ある取材にいったところ、大変なものを見てしまったのだった

「すみません、今日は体調が悪いので休みます」

「ああ、そうか元気になったら早くこいよ」

「すみません、失礼します」
と、朝倉は電話をおえて、ふうとため息をついた
そのとき、玄関から呼び出しのベルが鳴った
宅配便かなと思ってドアを開けた・・・
そのときだった、二人の男が飛び込んできて朝倉を羽交い絞めにした
朝倉は必死に抵抗するものの、なかなか外れなかった
男達は口をガムテープで閉じ、強い麻酔を身体に打ち込み、朝倉が眠るのを確認して、床にガゾリンをぶちまけ火をつけていえからとびだしていった

Re: 聖夜血の雪殺人事件 《クリスマス・イブ血の雪殺人事件》 ( No.6 )
日時: 2009/12/28 10:15
名前: 重光涼 (ID: JFNl/3aH)

25日の午後であった
警視庁捜査一課の電話が鳴った
それを西山が取った後、警部にですといって受話器を渡してきた
戸田はそれを取り、

「捜査一課の戸田です」と、言った

相手は派出所の警官であった

「神奈川県警の秋元幸一巡査です」

「いったいどうしたんだ?」

「戸田警部は、朝倉綾という人をご存知ですか?」

「ああ、彼は高校時代からの親友でいまはk新聞に勤めているはずだ」

「では警部は、朝倉という男をご存知ですね」

「朝倉が何かしたのか?」

「実は昨日の夜、朝倉の家が焼けました」

「なに? しかしなぜ一番に私のところに電話をしてきたのだ? それで朝倉は無事なのか」

「朝倉さんは幸いぶじです、しかし彼の家は単なる火事ではなく、誰かに放火されたようなのです」

「くわしくきかせてくれ」

「朝倉さんは、昨日夜何者かに家に押し入られ、麻酔を注射され、犯人達が彼の家にガソリンをぶちまけて
家に火をつけたんだろうと思います」

「ほんとうか?」

「はい、できれば朝倉さんの家まできていただけませんか?」

「わかった、すぐいく」といって電話を切った

戸田は、上司にそのことを告げて、警視庁をあとにした
12月25日の午後のことであった


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