ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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-猛追ノ夢-
日時: 2009/12/29 09:38
名前: 黒犬 (ID: wnkXBzTQ)

 こんにちは^^
  黒犬です。
何処かで、多分見たことあると思います(…絶対、二次元板…;
 まぁ、それは置いといて。

 私の小説は、思いっきりファンタジーです
苦手な方はご注意を…
 あと、話的には普通だけどキャラの過去が重いです
もしかしたら、話も重くなるかも…
 グダグダなりそうですけど、お願いします。

 * -番外- 神語り >>3
 *序章- 鉛ノ香水>>1  
 * 1- 彼は手を取る>>2
 * 2- 逆光に輝くツルギ

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Re: -猛追ノ夢- ( No.1 )
日時: 2009/12/27 15:38
名前: 黒犬 (ID: wnkXBzTQ)

 「・・・・?」
何だろう…頭の中がクラクラする。
 
 
 赤髪の少年は、空を見上げた
  「…暗い」
今は、きっと夕方くらい
 雨雲が夕日に覆いかぶさっている

そのせいか、黒い景色に小さな光が見えるという
なんとも不気味な空だ。

 「……戻らないと…」
掠れた声で呟く
少年の服は、古ぼけて赤く染まっていた。
 顔にはアザが出来ている。

  ≪おい!居たぞ!!生き残りだ!≫


 
 いきなり、そんな声がして少年が、目の色を変えて走り出す。
 それと同時にいくつもの足跡が迫ってくる。
   
  ≪逃がすなよ!!捕まり次第…≫

     ≪殺せ!!≫

   「…ッ!!!」
 
少年が唾を飲んだ。
 鼓動が早くなる、
足が重くなっていく
でも逃げなければ


早く…そう早く!
あいつ等から逃げないと

早く巻いて、皆の元に行かないと。
  


   ドスンッ!!!


 何かにぶつかった。
  「…!!」
軍服を着た男が目の前に居た。
 男も驚いた様子でこちらを見ている。

    ガシッ!!

いきなり腕を捕まれ、全身に恐怖が走った。
  「…ぃやだ…放…せ」
 「ケルトの生き残りか、連れてくぞ」
   「やめろ…放せ!!!!」

強い力で引っ張られる。
 男の向かっている先は、きっとあいつ等の場所
   (…殺される…!!!)

 恐怖と絶望で、涙よりも震えがする。

 

    ドスッ!!!
  「…のぉ…」
 体を絞ったような声が男から聞こえた。

Re: -猛追ノ夢- ( No.2 )
日時: 2009/12/27 23:01
名前: 黒犬 (ID: wnkXBzTQ)

   

  男を剣が貫いていた
    「グォ!?」
 断末魔の叫びが聞こえる。
  
   「—ぇ…—」
  少年の瞳が大きく開かれた
 驚愕と混乱が入り混じる


  

 —鮮血が、目の前で飛び散った—
  
   ドサッ


 男が少年の目の前で倒れた。
 地面が赤に染まった。
   
 「……死んで…る?」
 死んだ男を見ると、視線を前へ戻す。
  目線の先に、剣を持った長髪の男が居た


    「お前が、ロイド・ネイビーか?」
   長い髪の男が、少年に尋ねる
    混乱しながらも少年が、縦に首を振る。
  すると、男の顔が和らぎ、手を差し伸べる

  「私の名は、フライン・シィーラーだ」
    突然の自己紹介…
  この状況下で、どんな反応をしろと云うのだろう?
  
  少年…ロイドは、しばらく黙っていた。
    「………どうして、助けた?」
 おそるおそる、質問してみる。
殺気がまったく感じれない事は多分、敵ではない
 
 「簡単に言えば、此処は俺の任地で…ってガキには簡単じゃねぇか……」
 ボリボリと頭を掻きながら、淡々と話す。
   
「…お前が、『ギリシア・ネイビー』の息子だから」
  ロイドは首を傾げた。
 「ギリシ…ア…」
聞いたことが無い…。
 でも…まさか…

「お前の父親だよ」



 「…父さん?」
   「そう」

でも、覚えてない。
会っていないワケではない
うんと小さい頃に、会ったんだろう
 今…7才だから…


「お前が、赤ん坊と、少しまで生活してたらしい」
  フラインが、また細く笑った。




    ≪どこに行きやがったあのガキ!!≫
       ≪捕まえろ!!≫



 また、追っ手の声が聞こえてきた。
   ロイドの顔が青冷める。
 フラインが、気の抜けた目でそれを見ている。
    「おっと、これはゆっくり出来ないか…」
軽くまた笑うと、ロイドを抱えこんだ。
 すると全力疾走で走り出した。

  「うわわわ!!!!!」
 「こっちの方が早い!!!!」
確かにフラインの方が早い
 大人だから当然だろう。


 「このまま、此処を突破する!とりあえず俺は出口まで運んでやる!!!」
  フラインが叫んだ。
 

Re: -猛追ノ夢- ( No.3 )
日時: 2009/12/27 23:16
名前: 黒犬 (ID: wnkXBzTQ)

  『神語り』

 黒白のハザマに産まれた
   ≪世界≫
 それは、それはとても
 計り知れない想い
 歯車を生み出す神々
  
 その悪戯は、愚かなる叫び
 に変わった。
  ≪万象の災悪≫
 神達は、鈍き光を殺した。

Re: -猛追ノ夢- ( No.4 )
日時: 2009/12/28 10:57
名前: i (ID: zxt9.MYW)

;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;;、
        ,;:;:;:;;;;;;'';;';;彡;;''";;'';;';;'';;';;ヾ;;ヾ;:;:;;;:;:;:;:;;:;
        ';;:;:;:;:;:;"    -‐''''''ー'''‐    ゛;;;:;:;:;;;'
.        ;;:;:;;:;:;;  ´‾‾`''''''''''''´‾`   ミ;:;;;:;;:;
        ;;:;;:;/   ,;;;;;;;;;ミ、     ;:;;;;;;;;、、 ゛ヾ;::;'
        ;::;:;;i   "  ____:::ヽ   /::::____    .i;:;;'
       i´`;;;i.   <.●_>;::  .:::;く_●>- 、 i;:;'⌒i
.       i` i;;;    ・`ー'''''" ::;  :::`''ー'''’   ヽ;;/ |  
..       |i ;;´    ・   ノ   :、       、;; ;i    
.       ! ; i       /´   ; ヾ       ;;ソ/      
       ヽ`、|      /(..;=、_/っ..)、      i,ノ      
        !. |.      ´,.,:::::::i:::!::::::,.,`、     !_)   
        `''^!      ;:;/二ニ二ヽ;:;      /      
          :、      ヽ`''ー-‐''ソ      ノ      
.           \      ゛''''''''"     /
.            \    ...............   /  
              `ヽ、..;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/

こ れ を 見 た 人 に は 、 身 の 回 り で 、
3 日 後 に 何 か と て も 悪 い 事 が お き ま す 。
悪 い 事 を 起 き な く さ せ る た め に は
こ れ と 同 じ 文 を 2 日 以 内 に 、
違 う 所 に 10 回 書 き 込 ん で く だ さ い 。
10 回 書 き 込 ま な か っ た 女 子 中 学 生 が 、
書 き 込 み を 見 た 後 、 3 日 後 に 死 に ま し た

ごめんなさい・・・恐くなり、やってしまいました・・




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Re: -猛追ノ夢- ( No.5 )
日時: 2009/12/29 09:30
名前: 黒犬 (ID: wnkXBzTQ)

村を出た。





「……いい…か、今から言うこと、ちゃんと聞けよ糞ガキ…」
フラインは息を切らせながら、ロイドを見た。
 
「此処から真っ直ぐ西に行け、そこがお前が行くべき場所だ。」
 「フライン…さん……は来ないんですか?」
ロイドが、不安になり問いただした。


「フラーで良い、俺はまだこの≪戦場≫に用がある…あぁ、そうだ」
 

   「これ、持っていけ」
 フラインが、腰に装備した剣をロイドに渡した。

  「剣…?」
「元はといえば、ギリシアの剣だ。お前に返すよ」

フラインが、ロイドに背を向けた。
  「待って!」

一人になるのが怖い
また、血を見るのは嫌だった。




「…頼れるのはな、俺じゃなくて」
 「力でも、勇気でもなくて」




 「真実だけなんだよ、分かるか?ロイド」


   空に月が見えた。


   *- —————————— -*

 そして—
      舞台の幕が開いた—


      
  


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