ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
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- 歪んだアリスと壊れた世界 [03(途)up]
- 日時: 2010/02/11 18:29
- 名前: 柊 ◆p4Tyoe2BOE (ID: PgwOaOcY)
この作品はフィクションであり、 実在の人物・事件・固有名詞とは一切関係あるわけありません。
ここにある小説は死ネタや残酷・流血表現など柊の自己満足がつまっています。
柊が嫌いな方、残酷及び流血表現等苦手な方はブラウザバックでお戻りすることをお勧めいたします。
僕は、こーちゃんのことを×××います。
今更だけどご挨拶◆>>41
*一応目次みたいな物*
00◆>>1
01◆>>2 >>4 >>10
02◆>>15 >>23
03◆>>31 >>44(途)
-Х-◆>>40
読者?神様ですよ。
*涙さま* *アヤカさま* *テイルさま* *410さま* *裕也さま*
- Re: 歪んだアリスと壊れた世界 ( No.1 )
- 日時: 2009/12/27 19:03
- 名前: 柊 ◆p4Tyoe2BOE (ID: PgwOaOcY)
全てが虚空に消えて残ったのは、抜け殻。
00
「——い、——きろ、起きろってばこの引きこもり」
僕は面白くも何ともない人間です。
「おい、聞いてるのか凪」
「……うきゅ……」
毎日毎日何の夢も目標も見いだせぬままにただただ時間は過ぎて行きます。
「うぬーうるさいんだよぅ……」
「うるさいじゃない。今日は定期検査の日だろう。早く起きろ」
僕の目の前にいる布団にくるまっている少女も同じ。
何処かで壊れた。何処かで狂った。何処かで歪んだ。何処かで崩れた。何処かで捩れた。何処かで曲がった。そう全て狂っている。世界も、僕も、彼女も、全て。
「凪」
「うぬぬ……わかった、わかったからそんなに騒がないでよぅ……」
今まで布団にくるまっていた少女がむくりと起きあがった。
布団からもぞもぞと這い出た少女は側に立っていた僕のお腹あたりに抱きついてきた。
「えへへーこーちゃん、好き」
僕にしがみついてきた少女の名は凪という。
僕は凪の頭を撫でながら言葉を返した。
「ああ、僕も好きだよ、凪」
世界は壊れています。狂っています。
僕等はただただそんな世界でひっそりと生きている。もしかしたら生きているとも言えないかもしれない。
けれど僕等にとって此処は、理想郷なのだ。
理想郷であり、常世であり、僕等の帰る場所。
「こーちゃん、ずっと僕と一緒に居てくれる?」
ここに凪が居る限り。
僕の存在価値が言える限り。
「ああ。ずっと一緒だよ、凪——」
→01
- Re: 歪んだアリスと壊れた世界 ( No.2 )
- 日時: 2009/12/28 18:02
- 名前: 柊 ◆p4Tyoe2BOE (ID: PgwOaOcY)
難しい話は嫌いだ。
01
「うぬぬ……また変なコトしたなあのばか……」
大量のパソコンにかこまれた中心に凪が座り込んで何かぼやいていた。
僕は櫛を持って凪に近づくと凪の頭に手を乗せて尋ねた。
「どうした、凪」
「うゆ? いあ、たいしたことはないんだよぅ」
きょとんとした表情で僕を振り返った凪は返答を返すと、またパソコンに向き直っていくつかの作業を同時進行し始めた。
ちなみに僕は難しい話やややこしい物は大嫌いだからパソコンなんか扱えない。
「うきゅー全部ブロックしとけばよかった……」
僕はブツブツと独り言を言いながらいくつかのキーボードに指を走らせる凪の後ろに座って凪の柔らかい髪に櫛を通す。
「こーちゃーん」
「ん?」
凪が突然あぐらで座っていた僕にふらりと体をもたれかけさせた。
「どうかした——」
「こーちゃん、好き」
尋ねようとした僕の口を人差し指で止めて凪が満面の笑みを浮かべた。
僕はもたれ掛かってくる凪の体を押し返してまともに座らすと頭を撫でながら答えを返した。
「ああ、知ってる」
- Re: 歪んだアリスと壊れた世界 ( No.3 )
- 日時: 2009/12/28 16:41
- 名前: 柊 ◆p4Tyoe2BOE (ID: PgwOaOcY)
誕生日なのに小説書いてる私。
なんか切なくなってきた。
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