ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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—*壊れた時間
日時: 2009/12/27 20:40
名前: 涙 (ID: w6TIyM.w)

□Welcome to my room□


初めまして、ルイです。
最初に言っておきます。
完全に途中から話が逸れる気がします!((殴
でも、まぁ頑張っていきたいと思います。
亀更新ですが、応援してくれたら嬉しいです(*´ω`*)


□Cast□

+海斗−Kaito−

猫耳パーカーを被っている少年w
昔の記憶が無いので取り戻し中...
心が壊れている。

+光−Hikaru−

飴玉大好き少年((笑
カイト達と昔の記憶を取り戻し中...
ポケットにお気に入りのカッターが入ってる。

+潤−Jun−

眼帯少女。
事故で右目の視力を失う。
とってもクール!でも、言葉使いが男っぽい((笑

+飛鳥−Asuka−

心が狂ってる少女。
いつもニコニコしている♪
もう1人の自分がいる。

+飛龍−Hiryu−

飛鳥のもう1人の自分。
大人っぽっく、危険を感じると出てくる。
心はまとも。

※全員15歳です。

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Re: —*壊れた時間 ( No.14 )
日時: 2009/12/28 23:40
名前: 涙 (ID: w6TIyM.w)

ボクは5歳の時に親に捨てられたらしい。
気がついた時には孤児院に住んでいた。
その時、一緒だったのが光。
光は親に酷い虐待を受けいたみたい。
カラダには無数の傷跡が残ってたのを一度見た事がある。

でも、ボクと光の記憶はそこまでしかない。
それから先の記憶がないんですね。

だから今、ボクと光は記憶を探してるんです。
大事なことを忘れてる気がするから。

[ はぁ〜今日一日疲れたぁ ]

[ そーかなぁ?あ、飴食う? ]

光がポケットからキレーな紙に包まれた飴を出した。

[ ほい ]

[ サンキュー ]

食べてみるとブドウの味がした。

[ おいしー? ]

[ うん、おいしー ]

その瞬間、風が吹いた。

[ 海斗、みーっけ♪ ]

ボクらの目の前に女の子が現れた。
見覚えのある気がする。
思い出さなきゃいけないのに思い出せない。


——助けて!海斗っ!


脳裏に幼い女の子の声が過ぎる。
頭がズキズキする…
痛い…イタイ…

——助ケテ…

Re: —*壊れた時間 ( No.15 )
日時: 2009/12/29 16:40
名前: 涙 (ID: IuHi0dEW)

[ か、いと?海斗? ]

[ え?あ… ]

今の声ナニ?
さっきの頭痛は?

[ さっきの子、海斗の知り合い? ]

気がついたらあの女の子はいなくなっていた。

[ 分からない ]

[ …そっか ]

[ でも、見覚えがある気がする ]

何か起こりそうな気がする。
嫌な事?嬉しい事?
違う違う。

もっと大変な事。

[ もう、行こ ]

[ ん ]

ボクと光は急いで帰る事にした。
あの子は誰なんだろ?
そう思いながらもボクらの家に着いた。
ボクらの家、『太陽孤児院』に。

でも、今日は雰囲気が違かった。
辺りは錆びた匂いがプンプンしてる。
気持ち悪…

ボクらはこの後、後悔する事を知らずに。
悪夢に一歩近づいた事にも気付かずに。


地獄に足を踏み入れてしまった。

Re: —*壊れた時間 ( No.16 )
日時: 2009/12/29 22:05
名前: 涙 (ID: IuHi0dEW)

第2章【 始まりの記憶 】


[ たっだいいま〜!!…ってアレ? ]

[ 反応がないね ]

光の声にいつもなら反応を示す、先生や子供達の声がない。
でも、電気ついてたよね?

[ 職員室に行ってみよ ]

[ …うん ]

若干元気のない光を引き連れて向かう。
廊下の電気がついてるから居るはずなのに。

[ しつれーしまーす……っ ]

ドアを開いたら、そこには目を覆いたくなる光景が広がっていた。

[ どーした…!!! ]

ボクの後から中を覗く光は、固まった。

だって、先生達が血まみれになって死んでるんだもん。
グッチョグチョのネッチョネチョの死体。

[ う、う、う、うわぁぁぁぁぁぁぁあああああっ!!!! ]

光が悲鳴をあげる。
ボクは声すら出なかった。
ボクは無表情のまま呼吸をするのみ。

[ かい、と…かい、と…海斗ぉ… ]

泣きながらボクの名前を呼ぶ光。
ボクはこの光景に自然と笑顔がでた。
とっても最高に気分が良いのですね。

Re: —*壊れた時間 ( No.17 )
日時: 2009/12/29 22:29
名前: 涙 (ID: IuHi0dEW)

[ み、みんなは? ]

[ 探そう… ]

笑顔を必死に抑える。
だってこーんな楽しい事なのに、今笑ったらKYじゃん?
だから、無表情を作るの。

長い廊下を走るボクと光。
窓からは月の光が所々に差し込む。

[ つ、着いたぁ… ]

[ 開けるよ ]

今度はどんな光景なんだろう?
楽しみだなぁ…♪
ドアを開ける。

そこにはさっきと同じ光景。
みんなみーんな、グッチョグチョのネッチョネチョ。
なーんだつまんないの。
期待してそんしたじゃん。

[ ああああぁぁぁぁぁぁあああ!!!!!! ]

絶叫が部屋中に響く。
光は、床にペタンと座り込む。

[ 何でだよぉ!?…な、んで、何で、みんながぁ… ]

しゃっくりを上げ泣いてる光。
とりあえずボクは近くの電話で警察へ通報した。

数十分後警察官がいっせいに入ってきた。
そんで、ボクと光はパトカーの中。

[ み、んなぁ…せんしぇ…ヒック ]

ボクの隣で俯きながら泣いてる光。
ボクは窓の外の月を眺めている。

[ バイバイ…先生、みんな ]

自然と笑顔のボクに今できるのは、それしかなかった。

Re: —*壊れた時間 ( No.18 )
日時: 2009/12/30 19:42
名前: 涙 (ID: IuHi0dEW)

ボクと光は、そのまま警察署に連行された。
で、今はボクと光は事情徴収中…

[ で、君たちが来た時には死んでいたんだね? ]

[ …はい ]

[ …… ]

男は[ そうか ]と呟き手に握られてる紙を見てる。

[ これから君たちは、違う施設へ移動してもらう ]

[ …はい ]

[ …… ]

言うと思ってた。
ボクは俯いている光を見た。

[ 行こ、光 ]

[ …うん ]

光の手を引っ張り部屋をでる。
静かな廊下。
ボクと光の足音が響く。

[ …光 ]

[ …うん ]

[ だいじょーぶ? ]

[ …うん ]

さっきから[ うん ]しか言わない光。
まるでただの人形みたい。

[ 光 ]

[ …うん ]

[ 光 ]

[ …うん ]

[ 光 ]

[ …う、ん ]

いつのまにか泣いてる光。
でも無表情で泣いてるだけ。
瞳にはボクが映ってない。
映ってるのは…

——絶望

[ 海斗 ]

[ …? ]

ニッコリと笑う光。
すっごくキレーな笑顔。
でも、ココロが無いね。

[ あははははははは!!!! ]

壊れた人形。
狂ってるココロ。
今の光には、それがピッタリ。


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