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- 悲劇の赤い涙
- 日時: 2009/12/28 17:00
- 名前: くまごろう (ID: mWBabtxN)
ご挨拶!
このスレは怖い話の短編集!
心霊、都市伝説、未確認生物などの話を
くまごろう風にアレンジ★しました!
あなたはこの恐怖に耐えられますか?
- Re: 悲劇の赤い涙 ( No.1 )
- 日時: 2009/12/28 17:15
- 名前: くまごろう (ID: mWBabtxN)
−失うー
「おばあちゃん!この木とぉ〜っても、大きいね」
「そうじゃね。その木は神様がやどる木と
いわれとるんじゃよ?」
ボクがまだ5歳の頃の話。
おばあちゃんに教えてもらった。
なにかを持って
その木を3回周るとそのものをとられちゃう、
その木であそんじゃだめだって!
5さ歳の頃なのに
ボクはまだしっかり憶えてる。
おばあちゃんの優しいようで真剣なあの目を…。
「おーい!隆志!!
だるまさん転んだやろうぜ!」
小学3年のとき、
すでにその時から悲劇は始まっていた。
「いいよ!」
「どの木でやる?」
仲間達はどんどん集まってきた。
「あの1番でっけぇ木でやろうぜ!」
その子がさしたのは
神様の木。
「あそこはだめだよ!」
ボクがみんなに言った。
「はぁ〜?なんでだよ?」
みんなは次々に僕にむかって言ってきた。
僕はみんなに5歳の頃おばあちゃんに
教えてもらったことを
みんなに話す。
「はぁ?そんなの嘘に決まってるじゃん!」
みんなは次々に
迷信だといった。
「じゃ、御前が証明しろ!」
それはクラスでいじめられっこの
拓夜君だった。
「えっ!?なんで僕が」
「なに?じゃ御前さからうのか?」
「うっ…」
その子はだまってしまった。
「なにも持ってなかったらどうなんのかな?」
誰かがそういったとき
みんなの口がとまった。
「それいいアイディアだ!
なにももたないで行け!」
その子は否定したが
みんなは無理やりでも行かせた。
僕もいっしょにやめなよと言ったが。
「じゃ、御前のバーちゃんがうそつきってことになるぞ?」
と脅され、
けっきょく拓夜君は行く事になった。
みんなつばを飲み込む
1周…
2周…
3週!!
みんなは拓夜君を一せいに見た。
なにもなくなってはいなかった。
「ほーらみろ!やぱり迷信だ!」
だが次の言葉を聞いたとき
みんなが凍った。
「ダレ?キミタチ?」
拓夜君がそういったのだ。
「ココハドコ?ボクダレ?キミタチ…ダレ?」
拓夜君が失ったもの…
そう…
それは記憶だった。
あなたはこの恐怖に耐えられますか?
- Re: 悲劇の赤い涙 ( No.2 )
- 日時: 2009/12/29 19:20
- 名前: くまごろう (ID: mWBabtxN)
ー口裂け女ー
「口裂け女って知ってる?」
美智子ちゃんが私に聞いてきた。
もちろん、口裂け女くらい私は知ってる。
口が裂けてる女の人
「昨日となり町ででたらしいよ…」
「えー!!
嫌だな…」
「100㍍を6秒ではしるんだって。
こりゃ、私たちも鼈甲アメ持っておいたほうがいいね。
今から買にいかない?」
「そうだね。
殺されるのいやだもん。」
私たちはすぐに鼈甲アメを買いに行った。
「後、ポマードを三回かまないでいえるように
練習しないとね☆」
美智子がそういったので、
私たちは一生懸命練習した。
ポマードポマードポマード…
ー次の日ー
「今日の授業はこれで終わりです。
みなさんさようなら。」
「美智子ちゃん帰ろう!」
「あっ!ごめんね、今日はお母さんが待ってるの」
美智子ちゃんはそういった。
今日は私一人だ・・・。
「じゃ、バイバイ」
「うん…」
不安でいっぱいだった。
でもちゃんとポケットの中には鼈甲アメ…。
一応ポマードも練習した。
「あの…」
「ひっ!!」
私は女の人に話掛けられた。
「私綺麗?」
「っ…ひ…」
く…口裂け女だ。
「ねぇ?綺麗?」
「は…はい…」
私ったら無意識に答えちゃった。
「これでも〜?」
「きゃあああぁぁぁぁぁぁあああ!!」
私は急いで逃げた
「待ってよ!!」
女の人は追いかけてくる。
あっというまにわたしの目の前に来ていた。
私は鼈甲アメを投げつけた
「あっ!!
鼈甲アメ!」
そして、口裂け女は鼈甲アメを拾いにいってしまった。
その隙だった。
私は逃げた。
家に帰ったらもう息切れしていた。
「た…ただ…いま…」
「どうしたの?大丈夫?」
「い…いま口裂け女に追われたの!」
お母さんに全部話した。
信じてもらえないと思ったけど。
お母さんはこういった。
「じゃ、明日はお母さんが迎えにいくわ・・」
私は安心した。
ー次の日ー
美智子ちゃんは風で休んだ。
帰りはお母さんが迎えに来るからいいけどね。
「お母さん!!」
「お帰りお帰り」
そして家まで向かった。
「ちょっとよりたいところがあるんだけどいい?」
お母さんが聞いてきた。
「うん!」
だが…
だんだん変な方向へ向かっていく。
「お母さんドコいくの?」
「くっくっくっく」
「え?」
おかあさんを見た。
そこにいたのは
お母さんじゃなかった。
ギロっと私をみて笑った。
そこに居たのは口裂け女…
「ひっ!!」
ポマードもいえなかった
鼈甲アメもない…
「あっ・・・ぽ・・ぽぽぽ・・・ぽま・・・」
そしてその女はいった。
「怖くないわ…んっふふふふ、大丈夫よ?」
そして手にもっていた
鎌をなめて…
ぐちょ…。
あなたはこの恐怖に耐えられますか?
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